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がんになって片思いの相手との関係は変わる? がん患者の恋愛模様【著者インタビュー】

  • 2026.2.28
©御前モカ(秋田書店)2024
©御前モカ(秋田書店)2024

【漫画】本編を読む

主人公・秋山紅葉(もみじ)ががんの宣告を受けるところから始まる漫画『おはよう、おやすみ、また明日。』(御前モカ/秋田書店)。キャビンアテンダントの仕事ぶりを描いた「CREWでございます!」シリーズで知られる漫画家・御前モカさんが、自身の闘病体験をもとに描いた作品だ。闘病体験を描くと同時に、主人公が“限りある人生だからこそ”とよりよく生きることを模索していく姿も描かれている。紅葉がこれまでの自分を見つめ直す姿は、限りがある人生だからこそ人は輝いているのだということを私たちに教えてくれる。御前モカさんにインタビューし、自身のがんとの向き合い方からご家族・ご友人など周囲の人の変化まで、さまざまなお話を伺った。

――紅葉には10年以上片思いしている人がいると描かれますが、そのお相手もその後どんどん登場しますよね。

御前モカさん(以下、御前):そうなのです、今の担当さんは恋愛推しで(笑)。私の中でも人間関係の奥深さを描くために片思いの相手に登場してもらいたいなと思って、比率が上がってまいりました。それに闘病をテーマにしたコミックエッセイは、すでにご結婚されていたり、パートナーの方やお子さまとのお話を描いている方が多い印象でした。それもあって、恋愛について描いていきたいなと思いました。

――紅葉さんがとても素敵な人なので「こんな人が好きになるのはどんな人なんだろう?」と思っていました。片思いのお相手もとても素敵な方なのでふたりのやり取りを見ているのが楽しいです。

御前:読者の方からも「紅葉さんはとてもいい子なのでいいことがあってほしい」という声が結構ございました。私は「いいこと=恋愛」ということを良しとしていなかったのですけれども、担当さんの熱い想いに応えて(笑)。描いてみました。

担当編集:私は、作品を読んでいただくためには、まずエンターテインメントとして触れていただくことが重要だと思っています。本作では恋愛がメインテーマになることは決してありませんが、サイドストーリーとして入れることで、読者の方により楽しく読んでいただければなと思いました。作中で紅葉も悩んでいますが、がん患者として今後の人生を考えると、恋愛についても考え方が変わってくるのではないかと考えています。その点を踏まえて先生がお話を作ってくださっているので「さすがだな」と思いながら私自身も楽しく、重厚であたたかなストーリーに浸りながら読ませていただいています。

取材・文=原智香

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