1. トップ
  2. スキンケア
  3. なぜ今、水素が再ブーム? 美容マニアたちが絶賛の理由を専門家が徹底解説

なぜ今、水素が再ブーム? 美容マニアたちが絶賛の理由を専門家が徹底解説

  • 2026.2.24

水素とは?——最小分子が秘めるポテンシャル

Transparent Cosmetic Gas Bubbles Under Water in Full Frame Macro Close Up

宇宙でもっとも軽く、もっとも多く存在する元素。そして、あらゆる物質の中で最小の分子。それが水素だ。無色無臭の気体で、燃焼しても二酸化炭素を排出せず、水のみを生成する。クリーンエネルギーとして語られることの多い水素だが、その特性は美容領域においても見過ごせない。

分子が小さいということは、体内や肌内部を自由に移動できるということ。では、その小ささは私たちの肌に何をもたらすのか。美容成分への深い知識を持ち、化粧品開発にも携わるセラピストのMieさんに、水素の本質的な力を聞いた。

抗酸化×エイジングケア。水素が再注目される3つの理由

1. “選択的”に働く高い抗酸化力

くすみやハリ不足、肌のゆらぎ……年齢とともに浮上してくる変化の背景には、実は「酸化」がある。酸化が進行すると、肌はエイジングのサインを実感しやすくなるという。

「酸化の原因になるのが活性酸素ですが、そのすべてが悪というわけではありません。免疫を守り、体のシステムをコントロールする役割を持つものもあります。注意すべきなのは、肌や体に大きなダメージを与える『ヒドロキシラジカル』。それをピンポイントで除去できるのが水素なんです」とMieさん。

活性酸素にはいくつか種類があるが、その中でもヒドロキシラジカルは極めて酸化力が高く、細胞膜やDNA、タンパク質を無差別に傷つける“悪玉”とされる。くすみやシワ、たるみ、炎症、慢性的な疲労感とも関係が深い。

必要な活性酸素は残しながら、問題のあるものだけに働きかける。この“選択性”こそが、水素が抗酸化成分として評価される理由だ。

2. ビタミンCとの相乗効果で“整える”抗酸化へ

水素は、他の抗酸化成分と組み合わせることで、その働きをより引き出すといわれている。

「抗酸化成分として、ビタミンCは欠かせません。サプリなどで過剰摂取すると体内バランスに影響を与える可能性も指摘されています。水素を併用することで、ビタミンCが生む余分な酸化リスクを回収し、メリットだけを活かすことができるんです」(Mieさん)

3. 美容成分を届ける“ブースター”的役割

detail of gold pipette dropper with beauty serum on a beige background

水素は地球上で最小の分子。その特性が、他の成分の働きをサポートするという。

「分子の大きい幹細胞エキスなどを使う前に水素で道を整えてあげると、浸透をサポートし、美容効果を底上げしてくれます」(Mieさん)

抗酸化にとどまらず、美容成分のポテンシャルを引き出す存在であることも、水素が再評価される理由のひとつだ。

くすみ・毛穴・たるみ……水素はどんな悩みに応える?

水素に高い抗酸化力があるのはわかったが、具体的にどんな悩みに働きかけてくれるのだろう。ここでは悩みの一例を紹介する。

くすみ

活性酸素のヒドロキシラジカルは細胞やタンパク質を傷つけ、肌の透明感を損なう一因と考えられている。そんなヒドロキシラジカルを除去することでくすみをケアし、明るい肌印象へ導くことができる。

ニキビ・毛穴

酸化ストレスが続くとターンオーバーが乱れ、毛穴の目立ちやニキビといったトラブルに発展する。「水素には汚れを吸着する働きもあるため、毛穴は特に変化を感じやすいはず。水素入りパウダーを溶かしてコットンパックするだけでも、違いを実感する方は多いですね」(Mieさん)

たるみ・エイジング

ヒドロキシラジカルはシワやたるみとも関連が深いとされる。酸化ストレスの根本にアプローチすることが、複合的なエイジング悩みへのアンサーになる。

「くすみもニキビもたるみも。一見別の悩みに見えても、その根本には酸化が関わっているケースが多いんです。酸化ケアはすべてのお手入れの基本ともいえます」とMieさん。

効果なし? 過去の水素水ブームが残した誤解

10年ほど前、水素水や水素バーなどがブームとなった。しかしその後、熱は急速に冷めた。

Glass of water against sky

「水素自体に効果がなかったわけではありません。水素は分子が非常に小さく、揮発しやすい成分。その特性を理解しないまま取り入れられたことで、“実感がない”という印象につながったのではないでしょうか。水素は、きちんと取り入れることができれば、抗酸化においてとても頼りになる成分なんです」(Mieさん)

水素は、適切な形で取り入れてこそ真価を発揮する成分。効果的な方法を学んで、正しく活用していきたい。

美に効く水素の選び方

水素には『反応型』と『発生型』の2タイプがある。反応型は化学反応によって水素を発生させるもの。比較的安価だが、他成分も同時に摂取することになる。発生型は体内で水素をゆっくり放出するタイプ。持続性が高いのが特徴だ。

「濃度が高く、持続的に取り込める発生型がおすすめです。アルミ包装など、水素が逃げにくい設計かどうかもチェックポイントになります」(Mieさん)

水素はどう取り入れる? プロのおすすめアイテム2

水素は、目的やライフスタイルに合わせて、さまざまな形で取り入れることができる。特におすすめの水素アイテムとして西岡さんが教えてくれたのが、こちらの2品。

dotdot. ドット柄のビジュアルがアイコニックなマスク

dotdot. produced 7セット入り ¥16,500(編集部調べ)
dotdot. produced 7セット入り ¥16,500(編集部調べ)

「マグネット×水素」という新発想のシートマスク。使用する際に水素を発生させる2剤式で、使うたびにフレッシュな状態で水素をチャージ。磁石(磁化活性水)の力により、ムラなく肌へ成分を届ける。乾燥を感じる時や、肌状態をワンランクアップさせたい時に。

&themicell 発生型の水素が体内で長時間働く

&themicell PRIME H2 60粒 ¥12960(編集部調べ)
&themicell PRIME H2 60粒 ¥12960(編集部調べ)

体内から酸化をリセットしたい人のための高純度水素サプリメント。天然のサンゴに水素を吸着させたシンプルな処方で、水素と一緒にカルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルもバランスよく補給できる。朝と夜に1粒ずつをベースに、ライフスタイル合わせて毎日続けるのがおすすめ。

未知のパワーを秘めた水素に、今一度注目を

酸化=老化と考えるなら、「足すケア」の前に、酸化によるトラブルの元を「水素で取り除くケア」を取り入れることは、これからの美容のスタンダードになるかもしれない。一度ブームが去ったからこそ、水素の真の価値が正しく語られ始めている。目新しい成分が話題となる一方で、美容界では既存の定番成分に再び目を向け、研究を深める流れがあることを考えても、水素は“次に来る成分”の強力候補といえそうだ。

教えてくれたのは……

Mie

「エスプリビューティ」主宰。セラピスト。大手エスティックサロンや美容外科、皮膚科などに勤務したのち独立し、一般的なエステでも美容医療でもない独自のメソッドを提供するトータルビューティーサロンをオープン。国際ライセンスを取得した確かな技術と、成分をはじめとする幅広くて深い美容知識で、多くのモデル・タレントからも厚い信頼を寄せられている。

Text: Hiroe Miyashita Editor: Misaki Kawatsu

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる