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「資料を今すぐ修正して」上司からのメッセージ。だが、送られてきた時間に思わずドン引き【短編小説】

  • 2026.2.25

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

え、早朝ですよ?

ピコン、ピコン。

まだ薄暗い部屋に鳴り響く、スマートフォンの無機質な通知音。

時刻は早朝の5時30分。重い瞼をこすりながら眩しい画面を覗き込むと、そこには信じられない文字が並んでいました。

送り主は、直属の上司。

「ここの数字が間違っているから資料を今すぐ修正してくれ」

えっ、今すぐ?

朝の5時半なんですけど……。

思考が停止するほどの衝撃。しかも送信時刻は、なんとたったの数分前です。

背筋をスッと冷たい汗が流れていく感覚。

なぜなら昨日の夜、私はその上司と一緒に、深夜の終電に乗って帰宅したばかりだったからです。

改札で「お疲れ様でした」と別れたのは、深夜1時過ぎのこと。

そこから帰宅してシャワーを浴び、ベッドに入った時間を計算すると、睡眠時間はほんの数時間のはず。

「まさか、もう会社にいるの?始発できたの?」

思わず口から飛び出した独り言。どちらにしても、常軌を逸したスケジュールです。

上司の底知れない体力と仕事への執念に、尊敬を通り越してただただドン引きしてしまいました。

とはいえ、「今すぐ」という指示を無視するわけにはいきません。

慌ててパジャマ姿のままパソコンを開き、寝ぼけ眼で指定された数字を修正。

「修正が完了しました」と返信すると、たった1分で送られてきた「ありがとう」のメッセージ。

間違いありません、完全に起きています。

出社すると…

数時間後、いつも通りの時間に出社すると、そこにはデスクで涼しい顔をしてコーヒーを飲む上司の姿が。

「今朝は随分と早かったんですね」

「ああ、昨日の夜からずっと起きてたんだよ。資料のことが気になってさ」

あっけらかんと笑う上司。

しかしその目の下には、くっきりと濃いクマが刻まれています。

仕事熱心なのは素晴らしいことですが、体を壊してしまっては元も子もありません。

「どうか無理しないでくださいね」と引きつった笑顔で返しつつ、心の中で密かに誓った私。

(私は絶対に、こんな働き方はしないでおこう……)

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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