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アンドルー元王子の”逮捕”写真がルーブル美術館に掲示される 貿易特使時代の不適切な振る舞いも浮上

  • 2026.2.24
Max Mumby/Indigo / Getty Images

パリのルーブル美術館で2026年2月22日(現地時間)、英国の政治活動家グループ「Everyone Hates Elon」が、アンドルー元王子の「逮捕後の姿」を捉えた写真を無許可で掲示する騒動が発生した。アンドルーが公務上の不正行為の疑いで逮捕された後、レンジローバーの後部座席で前かがみになっている写真を金の額縁に入れて掲示。 その下には、過去に「汗をかかない」と釈明した件を揶揄する「彼は今汗をかいている(=He's Sweating Now)」とのタイトルが書かれていた(「2001年に王子と性的関係を持った」「その時王子はものすごい汗をかいていた」との女性の告発に対し、2019年11月に放送されたBBCによるインタビューで、アンドルーは「私は汗をかいていない」と釈明していた)。

このショッキングな演出は、まさに、アンドルーの失墜を改めて世に知らしめることとなった。

ルーブル美術館に掲示されたアンドルー元王子の写真。 Nicolas Coupe

この抗議活動がSNSを中心に拡散されるなか、アンドルーの過去の公務における不適切な振る舞いについても、具体的な証言が次々と浮上している。デイリー・メールなどが報じたところによると、2001年から約10年間にわたり英国の貿易特使を務めていた際のアンドルーの仕事に対する姿勢には、多くの問題があったという。

MEGA / Getty Images

当時の同行者や関係者の証言によれば、アンドルーは公式な会議やイベントへの“遅刻が常態化”していた。さらに、会場に到着した後も本来の目的であるビジネスの議論には消極的で、“会場にいる若い女性たちとの会話”に終始する傾向があったとされる。「重要なビジネスパートナーとの対話よりも、周囲の若い女性の関心を引くことを優先させていた」と関係者は指摘している。他にも、「あまり役に立たない、居候のよう」だとか、他のロイヤルメンバーは「皆を喜ばせる」ことが多かったのとは対照的に、アンドルーは「時々傷跡を残す」性格の持ち主だったとの高官らの証言も...。

英国の経済的利益を代表すべき貿易特使としての公務を、私的な社交の場として扱っていた疑いが改めて浮き彫りとなった。

なお、アンドルーの逮捕からわずか数日後の2月23日、与党・労働党の重鎮政治家であり、元駐米大使のピーター・マンデルソンがエプスタインへ機密情報を漏洩させたとする「公務上の不正行為」の疑いで逮捕された。ピーターは、アンドルーが貿易特使を務めていた際にその活動を支援する立場にあり、エプスタインを介した共通の知人として長年親交があった。

王室と政界の中枢を結んでいた不透明なネットワークに、ついに司法のメスが入ったと言える。

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