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芽出し苗を使えば簡単!長く楽しめる【ヒヤシンス寄せ植え】の作り方

  • 2026.2.23

芽出し苗を使えば簡単!長く楽しめる【ヒヤシンス寄せ植え】の作り方

春の訪れを告げる、ヒヤシンスの甘く豊かな香り。芽出し苗を使って、その鮮やかな彩りを庭や室内で楽しみませんか? 芽吹きから開花、組み合わる花と織りなす風情が楽しめる寄せ植えを、渋谷さんに教えていただきました。

監修・寄せ植え制作
渋谷裕子さん

ハンギングバスケットマスター。東京・新宿のグリーンギャラリーガーデンズ新宿京王店にて、寄せ植え、ハンギングバスケットを制作。日比谷公園ガーデニングショーにて4年連続受賞。ワークショップも開催。
Instagram @gggardens.sk

温度と日当たりの調整で花本来の香りが際立つ

ヒヤシンスの魅力はなんといっても香りです。そして、長く楽しめること。小さな芽から始まり、花が咲いて、しぼんで……。花は茎元から徐々に上まで咲き、咲ききった下部分からしぼんで、茶色っぽくなります。気になる方はそれを摘めばいいですし、ありのままのナチュラルに姿を変えていく様子を楽しむ方も多くいます。

そして、栽培で大切なのは温度と日当たり。温度が高すぎても、すぐに茎が伸びてしまい短い期間しか楽しめませんし、日が当たらなくても、茎が伸びすぎてしまいます。室内であれば、明るい部屋のカーテン越しや窓際がベストです。屋外の場合は、軒下に。軒下であまり日が当たらないときは、屋外で均等に日が当たるところに置くと、より形がきれいに開花します。

球根の中でもとても育てやすいのも特徴ですので、温度に気をつければ、はじめての方でも長く香りのよいヒヤシンスが楽しめると思います。

芽を出した球根をそっと植えた季節の目覚めを感じさせる寄せ植え

A:ヒヤシンス(3球入り芽出し苗)
B:オキザリス
C:ワスレナグサ
D:ムスカリ(5球入り芽出し苗・ブルー)
E:ブラキカム
F:ヒナソウ
G:フチンシア ‘アイスキューブ’
H:ヘリクリサム ‘ライムミニ’
I:グレコマ ‘バリエガータ レッドステム’(株分け)
J:ワイヤープランツ ‘ゴールデンガール’(株分け)

鉢のサイズ/36cm×30㎝、高さ20.5cm

Close-up!

ヘリクリサム ‘ライムミニ’ は、ライム色の小さな葉がかわいらしい、横に這うように広がるカラーリーフ。春らしいやわらかな色で、差し色に!

渋谷さん流!経過を楽しむヒヤシンスの寄せ植え

ヒヤシンスは満開のものを使うときは、高さと全体的なボリュームに注意しましょう。芽出し苗の場合は、開花前の植物を合わせると統一感が出て、よりナチュラルでおしゃれな雰囲気に!

用意するもの

ヒヤシンス(3球入り芽出し苗)、オキザリス、ワスレナグサ、ムスカリ(5球入り芽出し苗・ブルー)、ブラキカム、ヒナソウ、フチンシア ‘アイスキューブ’ 、ヘリクリサム ‘ライムミニ’、グレコマ ‘バリエガータ レッドステム’(株分け)、ワイヤープランツ ‘ゴールデンガール’(株分け)

(右から時計まわりに)鉢(36cm×30cm、高さ20.5cm)、土壌改良材(顆粒状)、緩効性肥料(粒状)、鉢底石、根かき棒(割り箸でも可)、鉢底ネット、園芸用手袋、培養土、土入れ

寄せ植えの作り方


園芸用手袋をつけ(あれば)、緩効性肥料を規定量、培養土に混ぜる。


①に、土壌改良材も同じように、規定量混ぜる。根の張りがよくなり、元気な根を作る。


鉢に鉢底ネットを敷いて、底が隠れるくらい鉢底石を入れる。


鉢底石が隠れるくらいに②の土を入れる。


ヒヤシンスをポットから出す。根鉢をくずすとストレスがかかってしまうので、根部分はそのままにする。


肩部分の土を手で少しほぐす。


鉢の真ん中の位置に植えつける。もう1ポットのヒヤシンスも左後ろに植えつける。


ヒヤシンスの球根の下に土を入れ、底上げする。


オキザリスをポットから出し、根かき棒で根をやさしくほぐす。ヒヤシンスの右後ろに植えつける。


ワスレナグサは混み合っている下葉などを取り除く。根をほぐし、隙間に入るよう根鉢を変形させ、ヒヤシンスの後ろに植えつける。


ムスカリは球根のまわりの土を全部落とす。根部分は、根かき棒でやさしくほぐしていく。ヒヤシンスの間に植えつける。


隙間に土を足し、棒で押し込み高さを整える。ブラキカムは根をくずし根鉢を変形させ、ムスカリの右隣に植えつける。


ヒナソウも根をくずし整え、ヒヤシンスの左隣に植えつける。フチンシアは古葉を取り除き、手前中央に植えつける。


ヘリクリサムは手で根鉢を変形させ、フチンシアの左後ろに植えつける。手でやさしく土を押して、植えつけスペースをあけるとよい。


グレコマはポットから出し、根かき棒で根元の下から根を縦に割り、手で半分に裂く。ワイヤープランツもグレコマ同様に株分けして、植えつける。


ウオータースペース2cmを残して、隙間に土を足していく。根かき棒で土を押して、根と土をしっかり密着させる。


鉢の真ん中は土が入りづらいので、手で確認しながら、しっかり土を足す。


ヒヤシンスやまわりの花の向きを調整する。最後に、水をたっぷり与えて完成。

撮影/柴田和宣(主婦の友社)
撮影協力/グリーンギャラリーガーデンズ

※この記事は『園芸ガイド』2026年冬号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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