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【スノーボード平野歩夢】「俺の挑戦で夢が持てたと思ってもらえるのが一番」2026年の奇跡の復活劇の原動力【後編】

  • 2026.2.22
『Two-Sideways 二刀流』 (平野歩夢 / KADOKAWA)
『Two-Sideways 二刀流』 (平野歩夢 / KADOKAWA)

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2021年、スケートボードで東京五輪に挑戦し、翌2022年、スノーボードで北京五輪の頂点へ。そして記憶に新しい2026年ミラノ・コルティナ五輪では、直前の大怪我を乗り越え奇跡的な復活劇。

平野歩夢選手は常に、常識や限界といった枠を超え、私たちに「人間の可能性」を見せつけ続けてきました。平野歩夢というアスリートはなせこれほどまでに強く、孤高であり続けられるのか。

そのルーツを知ることができるのが、二刀流での飽くなき闘争の日々を綴った著書『Two-Sideways 二刀流』(KADOKAWA)。3年間にわたる孤独な挑戦の軌跡を追った本書より、現在の平野選手を形作った「思考」と「覚悟」が宿る言葉たちを抜粋してご紹介します。

遊びで両方やっている人はたくさんいます。

俺の場合は、両方の競技でトップを狙っているからこその難しさだと思います。

俺がこれまでスノーボードに対してやってきたような姿勢で、スケートボードにも取り組まなければならない。

これって相当キツいと思うんですよ。

そこに至るまでの苦労も含めて、そういう体験って今までした人はいない。

二刀流というのは話題作りでもなんでもなくて、その挑戦の先に広がっている自分にしか見られない世界を見てみたいという好奇心から来た決断なんです。

スポーツだけじゃなくて何事も本気で打ち込んだときって、やり切る勇気が持てなかったり、やりたくない気持ちになってしまう瞬間が必ずあると思うんです。

本気であればあるほど、やっても無駄かもとか、どうせ俺なんて失敗するに違いないって気持ちは湧いてくる。

もしも、誰かがそんな気持ちや立場になったときに、俺の今回の挑戦がちょっとでも力になってくれたら嬉しい。

もう少し頑張ってみようとか、なにか夢が持てたとか、周りの人にそう思ってもらえるのが俺にとっては一番。

でもそのためには、まずは俺自身がいかに表現してみせるかがなにより大事。

その結果、子供たちに『平野歩夢を追い越したい』と思われる存在になれたら最高ですね。

俺も子供の頃にそう思えた存在がいて、それが大きな力になったからこそ、今の自分がいるので。

北京オリンピックで終わりとか、まったく考えていないです。

俺は『自分の人生において』という基準で、スノーボードもスケートボードも両方ずっともがきつづけたいし、走り続けられるところまで走りたい。

なんなら10年後も滑り続けて、若い子達の力になるような姿を見せられたらと思います。

将来振り返ったとき、ここはまだ始まったばかりだったと思えるように、これからも自分の世界で戦い続けていきたい。

【著者プロフィール】

●平野 歩夢:1998年11月29日生まれ。新潟県村上市出身の22歳。2014年ソチ五輪、2018年平昌オリンピックのスノーボード・ハーフパイプ競技において2大会連続銀メダル獲得したトップアスリート。2021年の東京オリンピックではスケートボード、2022年北京オリンピックではスノーボードで出場という前人未到の横乗り二刀流に挑戦。北京オリンピックの男子ハーフパイプ決勝では人類史上最高難度の大技を決め、金メダルを獲得している。

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