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仕事は振らない、手柄は横取り、根も葉もない悪評を流す…気に入らない女性社員をあの手この手で邪魔するマウント女にイライラ!【書評】

  • 2026.2.12

【漫画】本編を読む

社内で一番かわいく、男性社員にモテて、上司に気に入られていることを自負。しかも自分の利益のためなら他人を陥れることをなんとも思わない性格の会社員・桑野真由香が主人公。『今日もワタシが一番カワイイ 残念マウント女子MAYU』(白金ゆい/KADOKAWA)は彼女の悪行を綴った作品だ。

ある日、桑野が所属する部署に雪平という産休明けの女性社員が復帰する。桑野はこの部署でまだ1年だが、雪平は産休前もここで働いていたために同僚や男性社員、上司たちとは既知の仲だ。そんな彼女が久しぶりに会った彼らと親しげにしている様子と、子育てで髪もろくにセットできていない地味な姿を見て、桑野は初対面から気に入らずに密かに敵視する。上司の指示で雪平は桑野の下につく形になったことをいいことに、桑野は雪平にわざと仕事を振らなかったり、大型案件を雪平が担当しそうになると自分の手柄にするため仕事を奪ったりするなど、雪平に対してきつく当たるのだが、雪平は明るく飄々としていて、かつ芯のある性格のために桑野に屈することはなかった。思い通りにいかない桑野は、そのマウント攻勢を次第にエスカレートさせていく――。

当然ながら桑野の言動は誰から見ても明確なハラスメントであり、実際にここまでの人間を長い間野放しにしておくことはないだろう。ただ、大なり小なり組織に害をなす行為や存在であることに気づいているにもかかわらず、周りがそれに異を唱えず、何の対策も講じないということは現実でもよくあるはずだ。全員が何の不満もなく働ける仕事場作りは不可能とは思うが、それでもできる限りベストに近づける努力は常にしていかなければ、その組織の未来はあまり明るくないはずだ。

桑野の身勝手ぶりにイラつく反面、マウントを取られているにもかかわらずそれよりも遥か上の次元にいる雪平に救われながら、よりよい組織とは? ということを考えさせられる作品だ。

文=西改

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