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「みそ汁」を1日2杯食べると塩分取り過ぎ?摂取するメリット&おすすめ食材とは【管理栄養士に聞く】

  • 2026.2.12
みそ汁は1日2杯以上飲んじゃダメ?
みそ汁は1日2杯以上飲んじゃダメ?

日本の食卓に欠かせない料理の一つが「みそ汁」です。普段当たり前のように食べていると、具体的なメリットを意識することが少ないかもしれません。そもそも、みそ汁を食べると、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、みそ汁を1日2杯食べると塩分の過剰摂取につながってしまうのでしょうか。管理栄養士の松田加奈さんに聞きました。

朝にみそ汁を食べると内蔵の働きが良くなる

Q.そもそも、みそ汁を食べるとどのようなメリットがあるのでしょうか。また、朝、昼、晩の中で摂取するのにお勧めの時間帯はありますか。

松田さん「みそ汁を食べると、生活習慣病の予防につながります。みその原料である大豆に含まれる『レシチン』は、コレステロールの排出を促してコレステロール値を改善するほか、血糖値の上昇を抑える働きがあり、生活習慣病のリスク低減に役立ちます。また、レシチンには肝臓に蓄積された脂肪の分解を助ける作用もあるため、飲み過ぎた翌日にみそ汁を食べたくなるのは、理にかなっていますね。

みそ汁から摂取できる『大豆イソフラボン』について、最近の研究では『みそ汁を1日3杯以上食べる人は、胃がんや乳がんの発生率が下がる可能性がある』とされています。さらに、メラニンの生成を抑制する作用もあり、シミやそばかすを防ぐ美顔効果も期待できます。

大豆に含まれる『トリプトファン』は、精神安定やリラックス効果、良質な睡眠を促す作用があります。また、みそは発酵食品なので、腸内環境の改善に優れています。みそ汁の具材に野菜やキノコ類を加えることで、食物繊維などの栄養素が加わり、栄養バランスの向上にも役立ちます。

みそ汁を食べるのにお勧めの時間帯ですが、朝、昼、晩、食べていただけたらと思います。朝は温かいみそ汁を飲むことで、起床時に下がっていた体温を上昇させ、内臓の働きを良くします。白米などの炭水化物と一緒に取ると、みそに含まれる『アミノ酸』効果でエネルギーをチャージできますよ。昼も朝と同じです。夜の場合、就寝の2~3時間前に食べると体を温めてくれますし、睡眠の質の向上にも効果があります」

Q.みそ汁を1日2杯食べると、塩分の過剰摂取につながる可能性はありますか。

松田さん「自宅で作るみそ汁であれば、過剰な塩分摂取を心配する必要はほとんどないと思います。現在、自宅でみそ汁をそこまで濃く作る人は多くなく、1杯当たりの食塩相当量は1グラム前後と考えられます。塩分を気にし過ぎてみそ汁を食べるのを控えるよりも、体への効果に目を向けるとよいのではないでしょうか。実際に、1日2杯以上のみそ汁を食べることで、逆に血圧が低下した例や高血圧の予防につながった例も見られます。そのため、むしろ1日2杯程度を目安に、みそ汁を飲むのをお勧めします」

Q.栄養面を考えた場合、みそ汁にはどのような具材を入れるのがお勧めなのでしょうか。

松田さん「私のお勧めは、腸内環境をよくしてくれる、ワカメなどの海藻類やキノコ類です。しっかり食事を取りたい場合は豚汁にして、おかずの一品にしていただいてもよいですね。旬の野菜を入れるのも良いと思います。寒い時期にカボチャやニンジン、ゴボウを入れれば体が温まり、風邪予防にもなります」

* * *

自宅で作るみそ汁であれば、1日2杯食べても塩分過多を心配する必要はないとのことです。具材を調整しつつ、汁物として、あるいはおかずの一品として、みそ汁を味わってみてはいかがでしょうか。

オトナンサー編集部

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