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バラの基礎体力をつける【元肥】の与え方とは? 初心者のバラ育てQ&A【ガーデニング】

  • 2026.1.31

バラの基礎体力をつける【元肥】の与え方とは? 初心者のバラ育てQ&A【ガーデニング】

1年を通して何度か与える肥料の中でも、元肥はバラの順調な生育に欠かせない大切な肥料といえます。元肥には何をあげればいいの? 量はどれくらい?など、バラ育て初心者の方にも分かりやすいように解説します。

Q そもそも元肥とはなんですか?

A 1月のバラは休眠中で生長は止まっています。この休眠中にバラの基礎体力をつけるために与えるのが元肥です。

庭植えのバラには冬と夏に元肥を与えるのが一般的ですが、冬の元肥は春からのバラの力強い生長に欠かせない大切な肥料なのです。

他の植物に比べて、バラは「肥料食い」などと言われることもありますが、それだけバラの生育にとって施肥が重要である証でもあります。
寒い冬ですが元肥をしっかり与えて、バラ栽培の1年をスタートさせましょう。

元肥は土中で分解される時間を考えて1月中に与えるのが理想ですが、2月中旬までは適期です。
なお、寒冷地で土が凍っていたり、雪の下であったりする場合は3月になって土がゆるんでから与えるようにします。

Q 元肥に向いている肥料はどんなものですか?

A 園芸店の肥料売り場に行くといろいろな種類の肥料が並んでいて、何を使えばいいのか迷ってしまうことも多いでしょう。
肥料には大きく分けて、すぐに効果をあらわす速効性の化成肥料と、効き目がゆっくり持続する遅効性の有機質肥料があります。

元肥にはゆっくり効果をあらわす有機質肥料が向いています。
有機質とは油かす、骨粉、草木灰、もみがらくん炭、腐葉土、乾燥牛ふん(単に牛ふんと言うこともある)などの自然由来の肥料のことで、元肥にはこれらをブレンドして使います。

最近はバラ専用の肥料もあり、株数の少ない場合や手軽にすませたい場合はそれを使ってもよいのですが、有機質肥料は土壌改良にも役立つという大きなメリットがあります。

化学成分の肥料を使い続けると次第に土がやせていき、バラの生育が思わしくなくなってしまいます。
完全に有機質肥料にはせずにバラ専用の肥料を使う場合も、腐葉土や乾燥牛ふんをプラスしてやるとよいですね。

Q 元肥の種類と量はどうすればいいの?

A 成木のバラ1株につき、油かす、骨粉、草木灰各200~300gが基本(草木灰をくん炭に替える場合は1ℓ程度)です。

生育旺盛な株には多めに、弱っている株には少なめに与えます。
弱っている株に多量に与えると根が吸収できずに根腐れを起こすこともあるからです。

また、元肥を与える場合は必ず腐葉土(または乾燥牛ふん)をバケツ1杯ほど入れて土をふかふかにします。あらかじめ計量しておくと作業がスムーズです。

肥料の量についてですが、都市部の庭でバラを育てているような場合は、どうしても狭いスペースに密植しがちです。
狭いスペースの庭でバラの本数分の肥料を与えるのは、肥料過多にもなりかねません。

その場合、たとえば3株を並べて植えている場合は、2株分の分量を株間に与えるなどと調整してみてください。
冬の元肥が足りていない場合は、3月の生育ぶりを見て追肥で補うこともできるので、与え過ぎよりは少なめでもよいのです。

Q 元肥の具体的な与え方を教えてください

A 基本の与え方は、まず株の周囲30㎝ほどの所にドーナツ状にぐるりと、深さ10~20㎝の溝を掘ります。

ここに混ぜた油かす、骨粉、草木灰、腐葉土(または乾燥牛ふん)を入れ、掘り上げた土を戻して全体を混ぜながらなじませます。
さらに土の表面に腐葉土を薄く敷いておくと土の乾燥防止、雑草防止にも役立ちます。

バラの周りに他の植物を植えていてドーナツ型の穴が掘れない場合は、株の周囲3~4カ所に穴を開けて肥料を入れてください。

なお、花壇のバラに肥料を毎年与えるうちに土の高さが高くなってしまったような場合は、古い土や固くしまった土をスコップでとり除き、地表面を少し低くしてから行うとやりやすいでしょう。

※2025年1月28日に配信した記事を再編集しています。

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