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春の訪れを告げる花9選!初心者でも育てやすい球根植物から花木まで【ガーデニング】

  • 2026.2.17

春の訪れを告げる花9選!初心者でも育てやすい球根植物から花木まで【ガーデニング】

まだ寒さ厳しい2月に花を咲かせ、春の訪れを教えてくれる花があります。足元に咲く球根や山野草の小さな花、枯れ木のように見える花木など、派手さはないけれど心温めてくれる花を身近に育てたいものです。

春を告げる花が気持ちをパッと明るくする

冬枯れた景色の中で北風に首をすくめて歩いているとき、ふと目をひく花があります。よそさまの生垣越しにのぞいたウメの花、門扉の前に飾られた鉢植えのクロッカス、歩道の花壇に群れ咲くスイセン。空気はまだ冷たくても、春の訪れが近いことを告げる花と出合うと思わず笑みがこぼれます。

無彩色だった世界に光が差して、気持ちがパッと明るくなるようです。そんな花たちを庭やベランダに招き入れ、毎年春一番に咲かせませんか。おすすめは寒さのなかでじっと耐え、ほんの少しの春の兆しをとらえて咲く球根の花や山野草、冬は落葉している花木です。

早くも園芸店に開花株が並んでいるのではないでしょうか。まだ蕾がいくつかある鉢植えや苗を求めて、そのまま楽しんだら花後に鉢に植え替え、ゆっくり効く肥料をお礼肥えとして施します。来年の春一番も知らせてもらえるように管理する栽培法は記事の最後にまとめます。

春を告げる球根植物、山野草、花木[9選]

球根植物

甘い香りで春を告げる【ニホンズイセン】

開花期:12~4月
草丈:20~50㎝

スイセンはヨーロッパや地中海沿岸などに30種ほどの原種が自生していますが、中国や日本に自生するスイセンを和名でニホンズイセンといいます。小ぶりの花を房咲きにつけて、甘い香りで春を告げます。房総半島などでは年末から咲き出し、東京でも1月下旬に開花。この時期に咲く花としてはすらっと伸びる花茎が、切り花にも喜ばれます。

愛らしい姿は春の妖精そのもの【スノードロップ(ガランサス)】

開花期:1~3月
草丈:5~15㎝

雪の積もる長野県北部からも1月に開花の知らせが届くほど、いち早く咲き出します。小さなものでは5㎝ほどの花茎に白い花を下向きに咲かせる愛らしい花。雪の下から咲き出す強さを秘めながら、晩春に多くの花が咲き出すころには茎葉も消えてしまうので、スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる植物のひとつです。

春の光を一心に集めるまばゆさ【クロッカス】

開花期:2~4月
草丈:5~10㎝

雪の中でも蕾を立ちあげますが、日ざしが差さないと蕾が開きません。春の光を集めてぱっちりと咲く姿が春の温もりを感じさせます。黄色のほかに白や紫色、紫色のストライプなどの園芸品種があります。花後に細い葉を伸ばし、光合成によって養分を球根に蓄えます。

山野草

日本原産種だから育てやすい【セツブンソウ】

開花期:2~4月
草丈:10~20㎝

節分のころに咲く花だからセツブンソウ。栃木県栃木市より西の太平洋側に自生しますが、近年は開発や盗掘で自生地は減っています。日本の暖地の気候に合っているので、山野草のなかでは育てやすく日陰でも開花。花弁に見えるのは萼片で、黄色の部分が花、青紫色が葯をつけた雄しべです。

いくつもの仲間、多彩な品種が楽しめる【雪割草】

開花期:2~5月
草丈:10~20㎝

和名でユキワリソウと名づけられた花は高山に咲くサクラソウの仲間ですが、北陸や東北地方の日本海側に自生するオオミスミソウの仲間が広く雪割草と呼ばれるややこしい花です。寒冷地に自生するので、暖地では夏越しが難しいのですが、魅力的で多彩な園芸種が愛好家を引きつけます。

おめでたい気分を盛り上げる【フクジュソウ】

開花期:2~3月
草丈:10~20㎝

元日草とも呼ばれ、福を招く花としてお正月にも開花促進させた鉢物がよく出回ります。実際はウメの咲くころに蕾が上がります。光を集めたような黄色の花がぱっちりと咲き、晩春には落葉するスプリング・エフェメラルです。芽がしっかりして根がたくさんある株を選ぶと、育てやすい。

花木

鉢で育てても風情が楽しめる【ウメ】

開花期:1~3月
樹高:5~10m

立派な食用の実をつける品種もありますが、花ウメと実ウメどちらでも花と実が楽しめます。花は白やピンクのほか鮮やかな赤色などの品種も。また、樹高10mになる高木ながら、盆栽でも親しまれるように鉢植えで育てられます。鉢植えは1~2年ごとに12~3月に植え替えを。

歳時記のニュースになる花【ロウバイ】

開花期:1~2月
樹高:3~4m

ろう細工のような黄色の花を咲かせる落葉低木。内側の花弁が茶褐色になりますが、萼片を含めた花弁すべてが黄色いソシンロウバイのほうが一般的です。毎年、春一番に咲いて歳時記で取り上げられます。水はけのよい日なた~半日陰で、寒風の避けられる場所で栽培。

裸木から降り注ぐ花のしずく【ヒュウガミズキ】

開花期:3~4月
樹高:2~3m

春一番というにはやや遅い開花期かもしれませんが、葉が出るより先に小枝を覆うように咲く花の魅力はマチュア世代にこそ届けたいものです。春の光で輝くというより灯すように、ランプみたいに吊り下がる花。近畿地方の日本海側に自生して、よく似たタイプのトサミズキもあります。

一般に寒さには強く、夏越しに注意したい

ここで紹介した花々は基本的に寒さに強いものです。ただ、球根植物や山野草などは夏に休眠するものも多く、近年の暑さには要注意。鉢植えの球根は掘り上げずにそのまま水を切って夏越し、秋に再び水やりするのがおすすめです。

山野草は夏に二重鉢や鉢ごと地面に埋める、日陰に移すなどして、用土が熱くなりすぎないようにするとよいでしょう。

花木は草花に比べて丈夫なものですが、夏に水切れさせないように。とくに小さな鉢は乾きやすいので朝晩、表土を触って乾いていたらたっぷりと水やりします。
夏の管理に気をつけて、来年の春一番も楽しみましょう。

※2025年2月12日に配信した記事を再編集しています。

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