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雪で飛行機が大幅な遅延…“トイレットペーパー”が救世主に!?絶体絶命のピンチを救ってくれた意外な理由【元CAが語る】

  • 2026.2.14
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元国際線CAの、かくまるめぐみです。

冬になるとニュースで目にするのが、雪による飛行機の欠航や遅延。空港が大混乱している様子を見て「寒い中、大変そう……」と胸を痛める方も多いのではないでしょうか。

かくいう私も、フライトしていた現役時代はもちろんプライベートでも、雪や天候不良によって機内で数時間「缶詰状態」になったり、空港ロビーで「軟禁状態」になったりした経験は一度や二度ではありません。

そこで今日は、雪の影響で空港に足止めになった際に起きた“絶体絶命のピンチ”を救ってくれた「意外なモノ」や、元国際線CAの視点から選んだ「冬の空の旅・必須アイテム」をご紹介します。

さらに、気になる「欠航・遅延時のCAスケジュールの裏事情」まで、たっぷりとお話ししますので、最後までご覧ください。

雪で飛行機が遅延!空港で絶体絶命のピンチを救った〇〇とは?

私がプライベートで飛行機を利用した際のことです。前日から降り続いた雪のせいで、搭乗予定の便だけでなく、多くの便が欠航や大幅な遅延に見舞われていました。

空港全体にイライラとした空気が渦巻き、私も身動きが取れず、ただただ状況がよくなることを祈るしかありません。

そんな軟禁状態の中、絶体絶命の大ピンチを救ってくれたのは……なんとバッグの中に忍ばせていた「トイレットペーパー」だったのです。

実はお恥ずかしい話、出発前にポケットティッシュのストックがないことに気づき、苦肉の策でトイレットペーパーを潰してバッグに詰め込んでいたのです。

しかし「なぜトイレットペーパーが救世主に?」と疑問に思われるかもしれませんね。実は、トイレの列に並び、やっと自分の番となって中に入ると、トイレットペーパーがなかったのです。

一瞬「どうしよう」と頭の中が真っ白になりましたが、バッグの中にトイレットペーパーを忍ばせておいたことを思い出し、ホッと胸を撫で下ろしました。このときほどトイレットペーパーが輝いて見えたことはありません!

大雪などでダイヤが乱れると空港内は人で溢れかえり、当然トイレも長蛇の列に。多くの人が利用するため、トイレットペーパーの消費スピードが跳ね上がり、清掃員の方の補充やトイレ内のストックが追いつかなくなってしまうことがあるのです。

「やっと自分の番が来た!」と駆け込んだ個室で、トイレットペーパーが空だった時の絶望感……。想像するだけで恐ろしいですよね。日本が誇る清潔な空港トイレであっても、不測の事態ではこうした「紙がない!」という大ピンチが起こりうるのです。

この経験以来、私は遠出する際には、小さくなったトイレットペーパーを潰して手荷物に紛れ込ませるのが習慣になりました。

雪の影響が予想される日のフライトには、ぜひみなさまもバッグに忍ばせてみてはいかがでしょうか?

【元CA推奨】もしもの時に役立つ手荷物リスト9選

トイレットペーパー以外にも、空の便が乱れそうなときに「これだけは機内持ち込み手荷物に入れておいて!」と声を大にしてお伝えしたいアイテムをご紹介します。

  1. 軽食: 空港内の売店はすぐに行列・売り切れになります。チョコやナッツなど、万が一機内で缶詰状態になったときにも食べられるものを。
  2. 常備薬: ストレスや疲れで体調を崩しがちです。特に時間通りに服用が必要な薬は必ず手荷物に。
  3. オムツ・粉ミルク(赤ちゃん連れの方): 空港売店でこれらを探すのは至難の業です。「多すぎるかな?」と思うくらいの予備を。
  4. 生理用品(女性の方): 予期せぬトラブルや環境の変化で予定が早まることも。混雑する空港で売店を探し回るのは精神的にも辛いモノです。
  5. 簡単な洗面用具:万が一、空港で一晩過ごすことになっても、歯ブラシやタオル、スキンケア用品があるだけで不快感が激減します。
  6. 携帯電話の充電器・充電ケーブル: 連絡手段の確保は命綱です。
  7. 暇つぶしツール: 携帯電話の充電節約のため本や雑誌、特にお子様にはオフラインでも視聴できる動画やおもちゃを持参しましょう。
  8. 防寒具: 空港で一晩過ごすことになった場合、冷え込みが予想されるため、カイロや大判のストールが役立ちます。
  9. レジャーシート: 混雑する空港のベンチはどこも満席状態です。レジャーシートがあれば、直接床に腰を下ろすことに抵抗があっても安心して座れます。特に、小さなお子様は座って遊ばせられるので便利です。

預け入れしてしまったスーツケースなどはすぐに手元に戻ってきませんので、必ず手荷物の中に入れてくださいね。

雪で欠航・遅延……その時、CAはどうしているの?

「飛行機が雪で欠航や遅延したとき、CAたちはどうしているの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実はCAたちも、お客様と同じように状況判断を迫られながらバタバタと戦っています。

もし、事前に欠航が決まれば「スタンバイ」と呼ばれる勤務体制に切り替えられるのが一般的です。これは休日ではなく「いつでも出社できるように、準備を整えて待機しておく」という、緊張感のある自宅や空港での待機勤務のこと。

例えば、欠航や遅延によって地方空港に足止めされてしまった客室乗務員の穴を埋めるため、急遽呼び出されてフライトすることもしばしばです。

また、欠航や大幅な遅延が発生すると、その後の乗務スケジュールが大幅に組み直されます。そうなると、休日だったはずの日が急遽フライトに変わってしまうため、ドミノ倒しのように私生活にも影響を受けてしまうのです。

乗務スケジュールの変更によって、楽しみにしていた友人との約束や予定を泣く泣くキャンセルしなければならない「がっかり」は、CAあるあるの一つといえるでしょう。

さらに、欠航・遅延の影響を受けて、日帰りの予定が急遽ステイ(宿泊)になることも珍しくありません。そのため、CAは日帰りのフライトであっても、必ずバッグの中にお泊りセットを忍ばせているのです。

冬の空を楽しむために

航空会社にとって、お客様を安全に目的地にお届けする「安全運航」が最重要であり、そのためには欠航や遅延という苦渋の決断になることをご理解いただけると幸いです。

積雪予報がある日に飛行機をご利用になる場合には、今回ご紹介した“持ち物の工夫”をぜひ参考になさってくださいね。また、欠航や遅延になる可能性が濃厚であれば、予定の変更や代替の移動手段を再検討する勇気も大切です。

冬の空の旅にはトラブルがつきものですが、事前に対策や準備をしっかりして、窓の外に広がる日本の美しい冬景色をお楽しみください。

皆さまの冬の旅が、安全で素敵なものになりますように。


ライター:かくまるめぐみ
大学卒業後、日系航空会社に客室乗務員として入社。国際線をメインに乗務し、世界中を飛び回る。結婚を機に退職し、イタリアへ移住。現在も家族とともにイタリアに在住し、Webライターとして活動。客室乗務員の経験から培った「細やかな心配り」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。