1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 入学前「読み書き」より大切なこと。元教員が教える、入学後ぐんぐん伸びる子の共通点

入学前「読み書き」より大切なこと。元教員が教える、入学後ぐんぐん伸びる子の共通点

  • 2026.1.29

こんにちは。小学生を12年間教えていた元教員で、3歳の娘を知育でIQ130まで伸ばしたまーやです。ランドセルのCMが流れ始めると、年長さんを持つママたちの心には、喜びと一緒にある不安がよぎるのではないでしょうか。本屋さんの入学準備コーナーに並ぶドリルの山。SNSで見かける「読み書きバッチリ!」というキラキラした投稿。「うちの子、まだひらがなも怪しいけど大丈夫かな?」「入学までにドリルをやらないと、置いていかれちゃう?」そんな焦りから、嫌がる子どもに無理やり鉛筆を持たせてしまい、親子でバトルになってしまった……なんて経験はありませんか?今回は、小学生の子どもたちを見てきた経験から、入学前に「本当にやっておくべきこと」と「実はそこまで焦らなくていいこと」のバランスについてお話しします。

「知っている」のに成績が伸び悩む子の理由

教員時代、とても印象に残っている男の子がいました。入学式の時点で、彼はひらがなもカタカナも完璧。簡単な計算までできました。お母さんが熱心に入学準備をされた成果だと思います。しかし、いざ授業が始まると、彼は5分と座っていられませんでした。「あ、それ知ってる!」「簡単だからやらなくていいや」と、先生の話を聞かずに教科書の端に落書きをしてしまうのです。一方で、入学時には自分の名前を読み書きするのがやっと、という女の子がいました。でも、彼女には大切な力が育っていました。それは、先生が話し始めるとパッと顔を上げ、目を見て話を聞く力です。結果はどうなったと思いますか?「知ってるから」と話を聞かなかった男の子は、授業内容が少し複雑になってくる2学期頃から少しずつつまずき始めました。逆に、真っ白な状態でスポンジのように授業を吸収した女の子は、あっという間にクラスでもトップクラスの学力を身につけたのです。これは極端な例ではありません。学校現場ではよく見られる光景です。

「勉強」ではなく「学習の土台」を身につける

「じゃあ、何もさせなくていいの?」というと、それも違います。私が「このご家庭の準備は素晴らしいな」と感じたのは、勉強という形にとらわれずに大切な準備をしていたお母さんのエピソードです。そのご家庭では、入学の半年ほど前から夕飯前の15分間を机タイムと決めていたそうです。やることは、ひらがなドリルではありません。迷路でも、塗り絵でも、粘土でも、パズルでもOK。ただし、必ず「椅子に座って机でやる」のがルールです。ママは横で洗濯物を畳みながら、「今日はここが上手に塗れたね」と声をかけるだけ。子どもは遊んでいるつもりですが、体は一定時間、姿勢を正して座るというトレーニングをしています。背筋をすっと伸ばして座る姿勢は、腹筋も背筋も使います。普段、園で元気いっぱいに動く活動が多いほど、入学してからずっと座ってお話を聞くことは、まさに正反対の行為。「座っているのつまらない」「体を動かしたいな」と子どもが感じやすいのです。ですので机に向かう習慣を身につけることは、45分間の授業を乗り切るための最強の土台となります。

入学前にご家庭で身につけたい力とは

入学前にお子さんに育てたい力は、学力そのものよりも学習に向かう姿勢です。なぜなら、ひらがなや計算は、学校に入れば先生たちが責任を持って教えますし、子どもたちもすぐに覚えます。しかし、「座っていられない」「人の話を聞けない」という状態では、どんな授業も子どもの頭には入っていきません。・先生の話を目を見て聞けること・一定時間、椅子に座っていられること・「わかった!」「できた!」という楽しさを感じられる心この3つの姿勢はスタート時点で文字が書けなくても、必ず後から伸びる賢さの土台となります。入学前からひらがななどの学力を身につけさせてはいけない!ということではありません。お子さんが楽しんで吸収しているなら問題ないですし、知っていることで、入学後の勉強に安心してついていける面ももちろんあります。ただ注意してほしいのは、無理やりドリルをやらせて「勉強=嫌なもの、怒られるもの」というイメージが、入学前に刷り込まれてしまうこと。こうなってしまうと「勉強=楽しいもの」となるのに結構な労力がかかってしまいます。ですので、まずは学力以前に、家族や先生の話を最後まで聞けているか、机に向かう習慣ができているか、ぜひ今一度確認してみてくださいね。そして、お子さんが何か新しいことを知ったり、できたときは一緒に喜びを分かち合ってほしいと思っています。

それでもやっぱり心配な時は

とはいえ、4歳の娘を育てている同じ母として周りがやっていると焦る気持ちも、痛いほどわかります。「何もしない」のは親として不安ですよね。もし少しでも不安な気持ちがあるようでしたら、今日から1日1回、親子で並んで座る時間を作ってみてください。ドリルを解かなくてもいいんです。工作が好きなら工作を、パズルが好きならパズルを。「〇〇くんが座ってパズルをしている姿、お兄さんのようでかっこいいなぁ!」と、隣で褒めてあげてください。座って何かをしているだけでお母さんに褒めてもらえるという成功体験は、学びの土台作りにつながっていきます。「1年生になるのが楽しみだね!」と前向きな言葉がけとともに、お子さんの学びの土台作りを今日から少しずつ実践してみてくださいね。

 (1668838)

【Profile】まーや(@ma_ya.chiiku)

 (1668829)

教員時代の習性と研究気質から、妊娠中に育児書を1000冊以上読破。14年間の教員経験の中で、生きる上では学力だけではなく、人間性も重要だと感じ、特に幼児教育の重要性について考えるように。乳幼児期の脳の発達やIQおよびEQに着目し、2年間の育休中に自宅保育と知育を行い、3歳の娘のIQを130までに伸ばした。北海道の一軒家で夫、4歳の保育園児(娘)との3人暮らし。

Instagram:まーや(@ma_ya.chiiku)

元記事で読む
の記事をもっとみる