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「父親に甘えられなかった人」の共通点とは?大人になって出やすい特徴【男女別に解説】

  • 2026.2.25

子どもにとって、父親の存在は母親とはまた違った「心理的な役割」を持っています。

父親は、母親が担う「無条件の愛情と安心」の役割とは少し異なり、社会とのつながりや自立の感覚を教えてくれる象徴的な存在です。

たとえば、父親の関わりを通じて、子どもはルールや秩序、外の世界との関係性を学びます。父親がどのように感情を表現し、人と接し、自分自身を律しているか。その姿から「社会での自分のあり方」や「男性像」を学ぶのです。

とくに男の子にとっては“将来の自分像”として、女の子にとっては“異性との関係の土台”として、父親は無意識のうちに大きな影響を与えます。

父親の愛情が不足したまま育った大人について、臨床心理士・公認心理師で一般社団法人マミリア代表理事の鎌田怜那さん監修の記事をまとめています。

「父親からの愛情不足」で育った男性の特徴とは

男性の場合、「自己肯定感」と「男性としてのアイデンティティ」で影響が出やすい

男性の場合は「自分はどういう存在か」「どういう男でいたいか」という自己像の形成において、父親との関係が非常に深く関与しており、それが揺らぐとさまざまな面に不安定さが生まれやすいと考えられます。

とくに顕著なのが、「男らしさ」や「リーダーシップ」といった社会的に求められる男性像に対する強いプレッシャーです。

男性にとって父親は、自分が「どんな男になりたいか」を無意識に学ぶ“モデル”のような存在です。その父親から十分な愛情や関心、承認を得られなかった場合、「自分には価値がない」「男としてダメなんじゃないか」という深い自己否定感を抱きやすくなります。

その結果、社会的な場面で自信を持てず、必要以上に他人の評価に依存する、逆に虚勢を張って“強い男”を演じてしまうこともあります。

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また、感情をうまく表現できない、人に弱みを見せることが怖いと感じる男性も多くいます。それは、幼い頃に感情を受け止めてもらえなかった経験が根っこにあることも少なくありません。

結果として、パートナーシップや友人関係でも、どこか壁を作ってしまう、深い関係を築くのが苦手になる場合があります。

また、父性を引き継げていない感覚から、自分が家庭を築くこと、父親になることに対して不安を感じる人も少なくありません。「尊敬できる父親像」がなかったために、自分が父親になったときどう接すればいいのかわからず、戸惑いや不安を感じやすいという点もあるでしょう。

「父親からの愛情不足」で育った男性の特徴とは。大人になってどんな問題が起きやすい?

「父親からの愛情不足」で育った女性の特徴とは

女性の場合、「恋愛面」で影響が出やすい

父親という存在は、特に女の子にとって「初めて関わる異性」「安心して甘えられる男性モデル」としての役割を担っています。

父親からの無条件の愛情や承認を受け取れていないと、大人になってから男性との信頼関係の築き方や、愛されているという実感をうまく受け取れないケースも。

たとえば、相手に依存しすぎる、愛情を試すような行動をとってしまう、逆に男性を信用できず距離を取りすぎる、といったパターンが代表的です。

自己肯定感の低さも相まって、「愛される価値がないのでは」「見捨てられるかも」といった不安がつきまとい、恋愛が不安定になりやすいのです。

「父親からの愛情不足」で育った女性の特徴とは。“尊敬できないパパ”は恋愛面で影響も

父親が嫌いなまま大人になった人にはどんな「生きづらさ」が出やすいか

権威や目上の人に対する苦手意識

まず多く見られるのが、権威や目上の人との関係における困難です。

父親は多くの場合、子どもにとって最初に出会う「権威的な存在」です。その存在との関係がこじれていると、上司や先輩、年上の男性など、似た立場の人との関わりに苦手意識を持ちやすくなります。

自己肯定感が育たない

次に、自己肯定感や自信の問題があります。父親から認められなかった、否定された、無視されたという経験は、「自分には価値がない」という感覚につながりやすいのです。

さらに、恋愛や親密な関係における課題もよく見られます。父親との関係は、異性との関わり方や、パートナーシップのモデルに影響を与えます。父親を嫌いなまま育った人は、恋愛において特定のパターンを繰り返すことがあります。

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家庭をうまく築く方法が分からない

また、自分が親になったときに困難を感じるケースもあります。「父親のようにはなりたくない」という思いが強いあまり、子どもとの適切な距離感がわからなくなることがあるのです。

こうした生きづらさは、本人にとっては「なぜかわからないけど、いつもこうなる」という漠然とした感覚として経験されることが多いです。

父親が嫌いなまま育った人に多い特徴とは

監修者プロフィール

鎌田怜那(かまだ・れいな)

一般社団法人マミリア代表理事。臨床心理士、公認心理師。
【所属学会・協会】
・日本臨床心理士会
・日本公認心理師協会
・日本心理臨床学会
・日本アタッチメント育児協会
公式サイト https://mamilia.jp/

<Edit:MELOS編集部>

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