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独身の人に見られる「9つの共通点」とは

  • 2026.3.3
Credit: canva

独身生活には、一人で自由気ままに暮らせる反面、孤独感を抱きやすい傾向があります。

自ら好きで独身を貫いている人はいいですが、パートナーが欲しいのに独身が続いている人は、特に孤独感が増大しやすくなります。

では実際のところ、長期間パートナーを持たない人々には、どのような心理的特徴が見られるのでしょうか。

スイスの研究チームが、イギリスとドイツの若者約1万7000人を10年以上追跡した大規模研究を分析。

対象となったのは、16〜17歳までの時点で一度も交際経験がなかった若者たちです。

彼らが29歳になるまで追跡し、人生満足度や孤独感、抑うつ傾向などを継続的に測定しました。(※ 若年層に限定していることに注意が必要)

その結果、「一度もパートナーを持ったことがない人」には、いくつかの共通した傾向があることが分かったのです。

目次

  • 独身を長引かせやすい要因
  • 長期独身が心に与える影響

独身を長引かせやすい要因

まず明らかになったのは、独身状態が続く背景にある特徴です。

第一に、性別です。女性のほうが、29歳までに初めてのパートナーを得る確率が男性より高いことが示されました。

第二に、教育水準です。

高学歴の人ほど独身期間が長くなる傾向があり、とくに女性でその傾向が顕著でした。キャリア形成や進学が恋愛のタイミングに影響している可能性があります。

第三に、親との同居です。

実家で暮らしている人は、そうでない人に比べてパートナーを得にくい傾向がありました。

第四に、孤独感や抑うつ傾向の強さです。

孤独や気分の落ち込みが強い人ほど、独身状態を終える可能性が低いことが示されました。心理状態そのものが、対人関係の形成に影響している可能性があります。

一方で、人生に満足している独身者は、パートナーを見つけやすいという結果も得られました。

満足感の高さが前向きな対人行動につながるのかもしれません。

長期独身が心に与える影響

さらに注目すべきは、独身期間の長さと心理的ウェルビーイングの関係です。

一度も交際経験がないまま独身期間が長くなるほど、人生満足度は徐々に低下していきました。

同時に、孤独感は強まっていきます。

この影響は非常に大きく、「一度もパートナーを持ったことがない」という事実が、参加者の孤独感の約53%を説明していました。

特に心理的ウェルビーイングの低下が顕著だったのは20代後半です。

周囲が次々と交際や結婚を経験する時期と重なることが影響している可能性があります。

しかし希望もあります。

生涯初めての交際関係に入った人は、人生満足度が大きく向上し、孤独感も減少しました。

ただし、抑うつ傾向については明確な改善は見られませんでした。恋愛は万能薬ではないという現実も示されています。

独身は単純な「自由」でも「不幸」でもない

今回の研究が示したのは、「一度もパートナーを持たない状態」が平均的には心理的ウェルビーイングの低下と関連するという事実です。

特に20代後半まで続く場合、その影響は強くなります。

ただし、独身であることの意味は一様ではありません。不幸な関係から解放された独身と、生涯一度も交際経験がない独身では心理的パターンが異なります。

独身は単純に自由とも不幸とも言い切れない複雑な状態です。

また、忘れてはならないのは、この調査が16〜29歳の若年層に限定された縦断研究であるという点です。

30代以降の独身者や、自らの意思で独身を選択している人々にまで、そのまま当てはめることはできません。

独身という生き方は一枚岩ではなく、その背景や意味は人それぞれです。独身でいることが、心の健康につながっている人はたくさんいます。

だからこそ重要なのは、「独身は不幸」「恋愛は必須」と短絡的に結論づけることではなく、どの年代で、どのような状況にあるのかを丁寧に見ていくことです。

今回の研究は、若年層における一つの傾向を示したにすぎません。

独身というテーマの本質を理解するためには、より幅広い年代や多様な選択を含めた今後の研究が求められています。

参考文献

9 Key Insights From Research About Staying Single
https://www.psychologytoday.com/us/blog/the-asymmetric-brain/202602/9-key-insights-from-research-about-staying-single

元論文

Life satisfaction, loneliness, and depressivity in consistently single young adults in Germany and the United Kingdom.
https://doi.org/10.1037/pspp0000595

ライター

千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。

編集者

ナゾロジー 編集部

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