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「地味だけど最強」は本当か?建築士ママが25回の模様替えで見つけたカラボ活用法

  • 2026.1.23

こんにちは!2歳と5歳の子供を育てる建築士ママのかぁやんです。「一体、これまで何個の棚を捨ててきただろう?」——そう思うことがあります。幼児のおもちゃが増えてきたな、小学生に上がるから新しい棚を買わないと、年齢が上がっても長く使える収納ないかな?ママたちは常に考えているのではないでしょうか。2021年に上の子が1歳の時に自宅を新築してから、約4年のあいだに25回ほどの模様替えをしてきました。家具を入れ替えたり、DIYで作ったり。そんな数々の家具が入れ替わるなかで、なぜか一度も手放さなかった棚があります。いつも部屋のどこかに居る、頼れるあの子。そう——カラーボックスです。

侮れない“あの定番”が、やっぱり最強だった

「安っぽい」「シートを貼らないとダサい」など、SNSでは少し厳しい声も聞こえるカラーボックス。けれど私は、25回の模様替えのうちおおよそ20回も生き延びてきたあの棚を尊敬しています。導入以来、捨てることを検討したことはまだありません。それどころか、このコラム執筆中に1つ買い足したほど。今回は流行が変わっても、家族構成が変わっても、"ちょうどいい収納"として居座り続ける理由について、お話します。

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魅力その1:インナーボックスが無限にある

カラーボックスの歴史は長い分、中に入れるボックスの種類が圧倒的に多い。サイズや素材がある程度統一されているので、メーカーをまたいで使える互換性も抜群です! ※ただし注意点も。ニトリ、カインズ、コーナンなどはシリーズによって引き出しの規格が異なる場合があります。購入時には必ず本体サイズと収納ボックスの適合性を確認してくださいね。

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透明ボックスなら中身が見えるので、子どもでも「どこに何をしまうか」がわかりやすい。ラベルシールを貼れば、自然と“自分で片付ける力”も身につきます。わが家の息子は今年年長になるのですが、小学校入学に向けて自分で支度ができる訓練をしていきたいなと考えています。

ラベルシールの作り方

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おうちプリンタがあれば、アプリのインストールをするだけで、とても簡単にできます。お家にない場合はコンビニのプリンタも活用してみてくださいね。(1)引き出しの中身の写真を撮る(2)canvaという無料デザインアプリでA4のサイズの白紙に写真を並べる (隙間を開けて8枚程度だと大きめでみやすいサイズになります)(3)プリントする(4)テープで引き出しに貼る簡単なのでやってみてくださいね!

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魅力その2:棚板が動く自由さ

そして何より、カラーボックスの可動棚の自由度は圧倒的。子どもの成長に合わせておもちゃのサイズはどんどん変わりますよね。シルバニアファミリーのおうち、人生ゲーム、図鑑、でっかい車⋯⋯。そんな「入らない問題」も。建築士である夫とも度々話すのですが、この「可変性」こそが、カラーボックスが長年愛される理由です。固定棚は美しいけれど融通が利かない。可動棚は暮らしの変化に柔に対応できる。まさに「成長する収納」なのです。棚板の穴ピッチは一般的に3cm程度なので、細かい調整も可能。※ただし同じメーカーでも棚板が動かせるタイプと固定のものとどちらも販売しているケースがあります。用途によって確認が必須です!

魅力その3:縦でも横でもいける万能さ

意外と知られていないのが、横向きにも使える強さ。わが家では、息子が細かいおもちゃを増やし始めた時期に思い切って倒してみたら、これが大正解。以来3年、ずっと横向きのまま活躍しています。

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天板部分をテーブルのように使い、ままごとをしたり、大型図鑑を立てて収納したり。安定感も増すので、重いものを載せるにもぴったりです。大型の図鑑は無印良品の「スチロール仕切りスタンド・大」を使うと倒れずに出し入れできて快適です。 仕切り幅が約83mmあるので、厚みのある図鑑もしっかり支えてくれます。しかも今では、横置き専用の引き出しまで登場。アイリスオーヤマさんのカラーボックス用プラスチック引出し CXH-27Pは、「それ欲しかった!」というママの声をそのまま形にしたような商品です。本体サイズが合わないと微調整が必要なので、同社のカラーボックスと組み合わせて使うのがベストです。

魅力その4:どこに置いても正解な“汎用性”

カラーボックスの魅力の真骨頂は、やはり置き場所を選ばないことでしょう。リビングではおもちゃ収納に、キッチンでは食品ストックに、寝室では本棚に。奥行き約29cm程度というのは、500mlのペットボトルや1Lの紙パック飲料を倒した時にもジャストサイズです。住宅の設計時にも、納戸やパントリーの収納棚の奥行きを30cm程度にすると入れるものを決めていなくても浅すぎる・深すぎるで困ることが少なくなります。

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天板を足せばデスクにもなり、カゴを並べれば“見せる収納”にも早変わり。アイリスオーヤマのカラーボックスは倒しておいた場合にも耐荷重80kgと明記されており、テレビボードなどにもなります。耐荷重の高い商品であればベンチ兼収納としても活躍しそうです。

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変化に強い家具こそが、本当の"最強"だった

一方で、専用ボックスしか合わないデザイン家具は、廃盤になると買い足せないという落とし穴も。その点カラーボックスは、どこでも買える・何にでも化ける・何年経っても使える。まさに“地味だけど最強”な存在です。結局、変化に強い家具がいちばん頼もしいと思いませんか?

"安っぽい"は過去の話。進化したカラーボックスの今

「でも見た目が気になる……」という声、よくわかります。かつての私もそうでした。でも、最近のカラーボックス事情を知っていますか? 本体そのものも、くすみカラーや木目調などのデザインが増え、どんな部屋にも合わせやすくなりました。わが家ではDIYで作った木の秘密基地に合わせ、木目調のカラーボックスを愛用中。ラタン調や布製のインテリアに溶け込むバスケット型ボックスもおすすめです。

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カラーボックスは、完成された収納ではなく、暮らしに合わせて変化できるベース

子どもの成長、家族のライフスタイル、部屋の模様替え——そのすべてに柔軟に寄り添ってくれる。昭和から令和まで、半世紀以上も姿を変えながら愛されてきたのは、ただ安いからではなく、"人の暮らしに寄り添う設計"がそこにあるからだと思うのです。建築士として数々の住宅を設計してきて気づいたこと——それは、 "映える"収納家具を追いかけるより、暮らしの変化に寄り添える収納を持つほうが、結局ラクで豊か。カラーボックスは「完成形」ではなく「余白のある道具」。その余白こそが、長く使える秘密でした。あなたの家にも、使い道に迷って眠っているカラーボックスがありませんか? それ、もう一度日の当たる場所に置いてみてください。きっと、「あ、やっぱりこれ最強かも」と思うはずです。

【Profile】かぁやん(@ka.sweet.home)

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収納や安全面など、子どもがいる家庭ならではの悩みをインテリアで解決する建築士ママならではのアイデアやDIYアイテムを発信しています。また、建築士ママとしての知識をフル活用して、発達が気になる長男のためにインテリアや子供用家具・遊具でできるサポートを日々模索中。自身の子育て経験を活かし、「子どもの手が届かない収納」もしくは「触れても安心・壊れてもOKな家具のDIY」のコツをお伝えします! インテリアブランド KA home deco オーナー。

Instagram:かぁやん(@ka.sweet.home)

Blog:のびのびすぎる子育てとDIY

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