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「家計を圧迫する原因に」お金のプロが警告。実は『老後破綻』を引き起こしている…手放すべき「3つのモノ」とは?

  • 2026.2.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

老後の資金計画を立てる際、多くの人が「収入をどう守るか」に目を向けますが、実は「モノの買いすぎ」という意外な落とし穴が家計をじわじわと圧迫していることをご存知でしょうか。

人生100年時代、若いうちの買い物習慣をそのまま老後に持ち込んでしまうと、気づかぬうちに「老後破綻」を招くリスクにもなりかねません。今回は、豊かな老後のために手放すべき「不要なモノ」とは何か、そして賢い消費がどのように未来の安心を守るのか、分かりやすく解説します。

老後の生活を脅かす“買いすぎ”の実情と問題点

老後破綻とは、年金や貯蓄だけでは生活費が賄えなくなる状態のこと。

多くの人は収入減を理由に心配しますが、実は「持っているモノの管理費や無駄な買い物」も大きな要因です。高齢になると物理的・精神的にも整理が難しくなります。不必要なモノが自宅に増え続けると、掃除やメンテナンスに時間もお金もかかります。さらに、モノに囲まれることで生活の質が下がったり、新しい趣味や活動に使う資金が減ってしまうことも。

また、買って満足する“所有欲”による衝動買いは、若い頃の習慣がそのまま老後まで続きがちです。例えば、高級家電やブランド品、趣味の道具などを揃えすぎてしまい、結局は使いきれない、もしくは古くなったモノばかりが溜まってしまう…。こうしたケースは意外と多く、高齢者の家計を圧迫する原因になっています。

不要なモノの判断基準と家計への影響を具体的に探る

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、老後に『不要なモノ』とはどのようなものでしょうか?まずは「利用頻度が低いもの」「機能が重複しているもの」「保管コスト・メンテナンス費がかかるもの」が挙げられます。たとえば、趣味で購入した道具のうち、ほとんど使わなくなったものや、使用しなくなった家電などです。

固定電話と携帯電話どちらも持っているようであれば、固定電話は解約しても支障がない場合が多いです。車も使用頻度が減っているようであれば、メンテナンスや維持費の観点で手放すことを視野に入れましょう。

さらに、「モノを持つことによる精神的な負担」にも注意が必要です。高齢になるとモノを管理することが負担となり、ストレスの原因にもなりかねません。ストレスが原因で医療費の増加につながることもあるため、健康面でもコストがかさむのが実態です。

老後の家計破綻を防ぐための公的な相談窓口や地域包括支援センターでも、「モノの整理と適切な買い物の指導」が生活再建のポイントとされています。計画的に不要なモノを減らし、必要なものだけを上手に活用する習慣が求められているのです。

賢い選択で、老後の豊かさと安心を手に入れよう

老後破綻を防ぐ鍵は、単に貯蓄を増やすことだけではありません。「本当に必要なモノ」を見極め、過剰な所有から解放されることが、家計の安定と心身の健康の両方をもたらしてくれます。

無駄なモノを減らすことは、これからの長い時間をより身軽に、そして豊かに楽しむための準備でもあります。今日からの買い物で「これは今の私を本当に幸せにしてくれるかな?」と一呼吸置いて考える。そんな小さな選択の積み重ねが、将来のあなたに大きな安心と自由をプレゼントしてくれるはずです。


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。