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「健康な人には現れない」皮膚科医が警告。『爪の縦スジ』は病気のサインかも…体が悲鳴を上げている“6つの異変”とは?

  • 2026.1.22
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ネイルケアをしている時やふとした瞬間に、「あれ? 爪の形が変わったかも」と気になったことはありませんか?

実は爪は、体の内側の状態を映し出す“健康の鏡”です。体調の変化やホルモンバランスの乱れが、爪の形や状態のサインとなって現れることがあります。

今回は、健康な人には現れにくい「爪の変化」から読み解く体の不調と、その対策についてご紹介します。

爪の変形は「ホルモン」や「栄養」のアンバランスが原因?

健康な爪は、表面がなめらかで適度なツヤがあり、自然なカーブを描いています。

しかし、「平らになってきた」「スプーンのように反り返っている」「丸みが消えた」といった変化がある場合、体の中で何かが起きている可能性があります。

例えば、爪が反り返る「スプーンネイル」は、鉄分不足の代表的なサインです。特に女性は月経などの影響で鉄欠乏性貧血になりやすいため、注意が必要です。

また、爪が極端に薄くなったり、すぐに割れたりする場合は、亜鉛やビタミンB群の不足、あるいはホルモンバランスの乱れが疑われます。特に40代以降の更年期世代では、女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、爪の健康が損なわれるケースも少なくありません。

さらに、ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れも大敵です。血流が悪くなると指先まで栄養が届かず、爪の形や色に悪影響を及ぼします。

見逃さないで! 爪に現れる不調のセルフチェック

痛みがないため見過ごしがちですが、以下のような変化がある場合は、生活習慣や体調を見直すタイミングかもしれません。

【栄養・ホルモンバランスの乱れなどが疑われるもの】

  • 反り返る・平らになる:鉄分不足、貧血、甲状腺機能の低下など
  • 割れやすい・薄くなる:栄養不足、エストロゲンの減少、乾燥
  • 伸びが遅い・形がいびつ:血行不良、ストレス過多、睡眠不足
  • 縦線がくっきり出る:加齢、水分不足、ビタミン不足

【※医師への相談が推奨されるもの】

  • 太鼓のバチ状に丸く膨らむ:心臓や肺の機能低下(稀なケース)
  • 厚く肥大して変色する:爪白癬(水虫)、緑膿菌感染、靴による圧迫など

こうしたサインが出たら、まずは生活習慣の改善が第一です。

鉄分・ビタミン・タンパク質を意識した食事と、良質な睡眠を心がけましょう。また、爪先への物理的な負担を減らすことや、爪周りを清潔に保つことも、変形や感染症を防ぐために重要です。

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

血行を良くするために、手や指先のマッサージやストレッチを取り入れるのがおすすめです。

また、過度なジェルネイルや除光液の使用は乾燥や変形の原因になります。ネイルオイルやクリームでしっかり保湿し、爪の土台を整えてあげましょう。

爪の形は「体からのメッセージ」

爪の形の変化は、私たちが自覚する前に体の不調を教えてくれる大切なサインです。

単に見た目の問題として片付けるのではなく、「健康のバロメーター」として日常的にチェックすることで、自分の体と向き合う良いきっかけになります。

大きな不調が出る前に「いつもと違うかも?」と気づくことができれば、対策も早く打てます。指先のケアを通じて体の声に耳を傾け、心身のバランスを整えていきましょう。


監修者:医療法人社団日進会 院長、理事長
平岩 亮一(ひらいわ りょういち)

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1995年、埼玉医科大学医学部卒業。2017年、医療法人社団日進会開設、にっしん皮フ科・形成外科開業。今年で開業20周年。所属学会(日本形成外科学会他)。平成28年より【生体皮膜剤】【痒み防止剤】にて日本・アメリカフランスを含む13件の特許を取得し現在に至る。