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知られざる“20,30代の貯金事情” 貯金ナシが「約3人に1人」驚きのデータも…お金が増えない“意外な理由”も判明

  • 2026.2.27
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「実家に住んでいれば、家賃がかからない分お金は自然と貯まる」

そんなイメージを持っている人は多いかもしれません。確かに、一人暮らしに比べれば固定費は抑えやすく、貯金できる環境は整っています。

しかし実際には、実家暮らしでも思うように貯金が増えない20代・30代女性は少なくありません。問題は住んでいる場所ではなく、お金との向き合い方です。今回は、同世代の女性の平均貯金額と、お金が貯まらない原因を解説します。

同世代はいくら貯めてる?20代・30代女性の平均貯金額

まず気になるのは「みんなはいくら貯めているのか?」でしょう。

金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)」によると、20代・30代の金融資産は次の通りです。

  平均 中央値 貯蓄ゼロの割合
20代 255万円 37万円 33.2%
30代 501万円 100万円 32.2%

上記より、平均と中央値に大きな差があることに加え、約3人に1人は「貯金なし」の状態です(実家暮らし・一人暮らしを含む)。

このことから、貯めている人とそうでない人の差が広がっていることがわかります。

なぜ実家暮らしでもお金が貯まらないのか

実家暮らしでも貯金が増えない理由は、派手な浪費ではありません。以下のような日常の管理不足が原因です

  • 固定費を正確に把握していない
  • 生活費を“なんとなく”で使っている
  • 将来の目標金額を決めていない など

実家では生活基盤が整っているため、すぐに困る場面が少なく、お金の管理を後回しにしやすくなります。家賃がかからなくても、美容代や交際費、サブスクリプション、推し活、旅行などの支出は積み重なります。

気づかないうちに支出が増える点が、安心できる環境の落とし穴です。

将来を考えると貯金ゼロは大丈夫?

将来を見据えると、結婚や出産などのライフイベントにかかる費用も気になります。

日本FP協会によると、結婚費用は約327万円、出産費用は約48万円です。

すべて自己負担になるわけではありませんが、まとまった資金が必要になる場面は避けられません。準備の有無によって、安心感は大きく変わります。

実家にお金を入れるべき?金銭感覚を整える考え方

実家暮らしをしている方の多くは「実家にお金を入れるべきか」気になっていることでしょう。前提として、実家へ生活費を入れる義務はありません。

ただ、毎月一定額を負担している人ほど、日々の生活にどれくらいお金がかかっているかを実感しやすくなります。

光熱費や食費を意識する経験は、一人暮らしや結婚後の生活にも自然につながります。実家へ入れるお金は、家族への支払いではなく、自分のお金の感覚を整える機会ともいえるでしょう。

実家暮らしはむしろ”貯金を始めやすい環境”

家賃負担が少ない実家暮らしは、貯金の習慣を作りやすいタイミングです。毎月少額でも自動積立を設定すれば、お金の残り方は自然に変わっていきます。

サブスクリプションや日常の支出を見直すだけでも、積立に回せる余裕が生まれる場合があります。我慢を増やすより、お金の流れを整える意識が大切です。

実家で過ごす期間は、将来へ向けた土台を作りやすい時間でもあります。無理のない範囲から整え始めるだけでも、安心につながるでしょう。


参考:
家計の金融行動に関する世論調査2025 単身世帯(金融経済教育推進機構)
主なライフイベントにかかる費用の目安(日本FP協会)

ライター:円城美由紀

ファイナンシャルプランナー(AFP)・金融ライター
元メガバンク行員。女性の資産形成をテーマに、資産運用や保険を中心に350記事以上を執筆。難しいお金の話を、暮らしに引き寄せてわかりやすく伝えている。