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「健康への影響が懸念される」美容師が警告。市販の『白髪染め』に潜むワナ…選ぶときに「避けるべき成分」とは?

  • 2026.1.20
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「白髪が気になりだして、定期的に染めている」 そんな方にとって、白髪染めは若々しさを保つための欠かせない習慣です。
しかし、その選び方や頻度によっては、頭皮や体に思わぬ負担をかけている可能性があります。
中には重篤な「アレルギー」や、長期間の使用による「頭皮トラブル」が指摘される成分が含まれていることも…。今回は、トラブルを回避しながら安心して続けられる「安全な白髪ケア」について解説します。

一般的な白髪染め、何が「危険」なの?

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

多くの白髪染め(酸化染毛剤)には、色持ちを良くするための化学成分が含まれています。一般的な白髪染めには「酸化染毛剤」と呼ばれるタイプが多く使われており、なかでもよく使われるのが「パラフェニレンジアミン(PPD)」という成分です。

しっかり染まり、色持ちも良いため重宝されていますが、実は皮膚への刺激が強く、アレルギー反応を引き起こすこともある物質として知られています。

とくに繰り返し使うことで、かぶれやかゆみといった症状が現れることもあり、「最初は大丈夫だったのに、ある日突然かぶれるようになった」という人も珍しくありません。こうした背景から、白髪染めに詳しい美容師の間では「白髪染めは危険」という言葉が出てくるようになったわけです。

頭皮に良くないのが、主に過酸化水素、アルカリ剤、ジアミンの3点。

その中でも、頭皮に悪い、毛根に悪いのが、過酸化水素とアルカリ剤。アレルギーを起こすのがジアミンです。アレルギーに関して言うなれば、ジアミンを含まないカラー剤であれば大丈夫です。

また、染毛剤に含まれる一部の成分には、長期間にわたって使い続けることで健康への影響が懸念されるものもあります。

もちろん、すぐに病気になるというわけではありませんが、白髪染めを習慣化している人ほど、選ぶ製品や使い方には注意したいところです。

安全に染めるための「優しい選択肢」

では、リスクを避けて白髪を隠すにはどうすればよいのでしょうか。

基本は「肌に優しい製品」を選ぶことです。

1. ヘアマニキュア・カラートリートメント これらは髪の内部に薬剤を浸透させるのではなく、表面をコーティングする仕組みです。地肌への刺激が少なく、ジアミンも含まれていないため、比較的安全性が高いと言えます。一度で真っ黒にはなりませんが、使うたびに自然に馴染んでいきます。

2. 天然由来の成分(ヘナ・インディゴ) 植物由来の染料は、頭皮に優しいだけでなく、髪にツヤやハリを与えるトリートメント効果も期待できます。ただし、「天然」と謳っていても化学成分が混ざっている製品もあるため、成分表示をしっかり確認することが大切です。

また、できるだけ染める頻度を少なくする、あるいは染める範囲を限定するなどの工夫も効果的。

たとえば、顔まわりの生え際だけをカラートリートメントでカバーするという方法もあります。全体を毎回染めるよりも頭皮の負担が減り、長く続けやすいケアになります。

「染める頻度」と「範囲」を見直そう

製品選びだけでなく、使い方の工夫も重要です。

毎回全体を染めるのではなく、「気になった時だけ顔周りの生え際をカラートリートメントでカバーする」など、染める頻度や範囲を減らすのも効果的です。

白髪染めは長く付き合っていくものだからこそ、今の仕上がりだけでなく、10年後の頭皮の健康も考えたいもの。「なんとなく」で選ぶのをやめ、自分に合った安全なケア方法へシフトしていきましょう。


監修者:三村浩章(合同会社サステア CEO、ヘアメイククール 代表、滋賀県美容組合副理事長、シャンプーソムリエ)

シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。
今までに向き合ったお客様の数延べ12万人以上。
高校卒業後、神戸のサロンに勤務。その後滋賀県彦根市にCOURを出店。
ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。
またシャンプーオタクが作った「サステア」をECサイトにて販売中