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マーティン・スコセッシ、ロブ・ライナーを追悼「心が張り裂けそう」

  • 2026.1.5
Martin Scorsese and Rob Reiner at the 66th annual Directors Guild of America Awards

マーティン・スコセッシが悲劇的な死を遂げたロブ・ライナーを偲び、『The New York Times』に追悼文を寄稿した。「ロブ・ライナーは友人であり、ミシェルもそうでした。これからは過去形で語らなければならないことに、深い悲しみを覚える。しかし、ほかに選択肢はないのだ」

ライナー夫妻は、昨年の12月14日(現地時間)にロサンゼルスの自宅で遺体で発見され、後に息子のニックが両親殺害の容疑で逮捕された。ニューヨークで生まれ育ったスコセッシがライナーと知り合ったのは、1970年代初めにロサンゼルスに引っ越した直後だという。「ロブと私はある意味、東部からの移住者だった」と綴る。ニューヨークのショービジネスの重鎮であるカール・ライナーとエステル・ライナーを両親に持つライナーはブロンクスで生まれた後、幼い頃に家族とともに移住しており、彼のユーモアに懐かしさを感じたそうだ。

「すぐにロブと過ごすのが好きになった。我々には自然な親近感があった。彼は面白く、ときに辛辣なユーモアを繰り出したが、場を支配するようなタイプでは決してなかった。何にも縛られない自由な感覚を持ち、人生の瞬間を心から楽しみ、そして素晴らしい笑い声をあげる人だった。リンカーン・センターで彼を称える式典が行われた際には、マイケル・マッキーンがパロディで厳粛な追悼スピーチをしたところ、ロブはオチ聞く前に会場中に大きな笑い越えを響かせた」

THE WOLF OF WALL STREET - Jon Favreau, Leonardo DiCaprio, Rob Reiner, 2013.

また、自身の監督作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)で、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公の父親役を依頼したときのエピソードを振り返る。「彼はコメディの達人であり、彼の即興演技は最高だ。レオやほかのキャストたちと素晴らしい仕事を見せ、また役どころの人間的な苦境を理解していた。息子を愛するあのキャラクターは、息子の成功を喜びながら、いつかは破滅する運命にあることを知っていたのだ」「撮影中、彼の繊細で率直な演技に心を打たれ、編集中にも再び感動し、そして完成した映画を観て、また感極まった。今、このシーンやほかのシーンでロブが見せた演技の優しさを思うだけで、心が張り裂けそうになる」

そして、こう締めくくっている。「ロブとミシェルに起きたことは忌まわしく、現実世界における底知れない闇です。これを受け入れる唯一の方法は、時の流れのみ。だから、彼らが愛した人や友人たち(2人には大勢の友人がいた)と同じように、今も彼らが元気に生きているという想像に身を任せることを許してほしい。私はディナーやパーティーでロブの隣に座り、彼の笑い声や至福の表情に触れ、彼の話に笑い、彼が生まれ持ったユーモアセンスを味わい、彼を友人に持った幸運を改めて感じるのだ」

Text: Tae Terai

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