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「専業主婦はおしゃれ禁止なの?」不機嫌になる夫を問い詰めると →『情けないほど正直な本音』にあ然

  • 2025.12.30

皆さんは、どんな時におしゃれしたいと思いますか。予定の有無に関わらず気分でしたいと思う日だってありますよね。今回は筆者の友人A美が体験した、夫の固定概念が原因で小さなすれ違いが生まれた身だしなみに関するエピソードをお届けします。

画像: 「専業主婦はおしゃれ禁止なの?」不機嫌になる夫を問い詰めると →『情けないほど正直な本音』にあ然

結婚を機に専業主婦へ

A美は、かつて大手企業の受付として働いていました。身だしなみは仕事の一部であり、毎朝ヘアセットやメイクを丁寧に整えるのが当たり前。

そんな生活を送っていたA美でしたが、半年前の結婚を機に退職し、現在は専業主婦をしています。予定がない日はナチュラルメイクか、あるいはすっぴんで家事をすることが多いものの、気分が上がらない日には「今日はちゃんとおしゃれしよう」とメイクをして服を選び、気持ちを整えることもありました。

毎回尋ねてくる夫にモヤッ

そんな日には決まって「今日どこかいくの?」と夫が尋ねてくるのです。最初は「今日はおしゃれしたい気分なの」とA美は笑って答えていました。

しかし、毎回言われると「予定がないとおしゃれしちゃいけないの? 悪気がないのはわかっているけど……」と、A美の心はだんだんザワつき始めていました。

そんな思いでもやもやが溜まっていたある日、ついにA美は「専業主婦だったら、予定がない日はおしゃれしちゃダメってこと?」と夫に強い口調で返してしまいました。A美はこれまで心の中で思っていたことが我慢できなくなり『ついに口に出してしまった』と、後悔と爽快感の入り混じる複雑な感情になると同時に、沈んだ空気が流れました。

実は夫も妻のおしゃれにモヤッ

すると「いや、その、、不倫してるのかなって、不安になって」と夫から、意外すぎる言葉が。思いもよらぬ言葉にA美は理解が追いつかず、沈黙してしまいました。

よくよく聞いてみると、夫婦でよく見るドラマの中に不倫ものがあり「急におしゃれをし始める妻」が、いつのまにか現実と重なって見えてしまったのだとか。つまり夫としては、疑いたくて疑ったのではなく、ストーリーの影響で「自分の知らないA美」が遠くに行ってしまうような不安に振り回されてしまったのです。

お互いの価値観のズレを修復

現実と空想がごちゃまぜになっている夫にA美は「おしゃれすると、同じ掃除でも気分が違うし、家にいるだけでも前向きになれるの。誰かのためじゃなくて、私のためにしているんだよ」と静かに伝えると、夫はようやく腑に落ちたようにうなずきました。そしてぽつりと「そうか……そういうことか。俺、A美のこと何も分かってなかったな。決めつけてごめん。もっと女心、勉強するよ」と照れくさそうに言ったのです。

その日から夫の身だしなみに変化が。
これまで休日はTシャツに短パンでゲーム三昧だったのに、最近は髪を整え、服を選び、さらには「掃除しようか?」と自ら手伝ってくれるようになったのです。
「こっちも身なりを整えると気持ちが違うな」と笑う夫の姿に、A美は思わずクスッとしてしまったそう。

予定の有無や職業に関係なく、身だしなみは自分の気持ちを上げるためのものでもあります。ほんの小さな行き違いが、夫婦の価値観をアップデートするきっかけになったエピソードでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

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