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サービスエリアで昼食中に騒ぐ夫「まずっ!あはは〜」子どものお世話で大変な私はイラッ!でも実は…?

  • 2025.12.24

3歳の長男と1歳半の次男を連れて、義父母と一緒に初めて車で旅行に行ったときの話です。途中、サービスエリアに寄ったのですが……。

ヘラヘラする夫に私はイライラ

夫は運転を担当、私は子どもたちのお世話を担当、義父母は2人で観光スポットや現地のグルメの話で盛り上がっていました。子どもたちは最初はテンションが高く、はしゃいでいたのですが、そのうち疲れてぐずり始めてしまったのです。片方がぐずるともう片方もぐずり、寝てくれる気配もありません。私は義父母にも気を使いますし、目的地に着く前からすでにクタクタでした。

そんな中、サービスエリアで食事をすることに。私は塩ラーメンを注文し、子どもたちの食事の面倒を見ながら、ラーメンを食べていました。

夫が「ひと口ちょうだい」と言ってきたのでラーメンを渡すと、ひと口食べた夫が「は!? まずっ!! なにこれ! 何の味もしないじゃん!」と言ったのです。私は子どものお世話で大変だったので、夫にイラッとしながら「そんなわけないでしょ」と返事をしましたが、夫は「おかしい! 変だ!」と面白そうにヘラヘラ騒いでいて……。

すると、夫を見かねた義母が「そんなに言うなら」と、小皿に取り分けたラーメンを食べて「あら! 変ね! 味がしないわ!」と言い始めたのです。2人が「味がしない」と言うので、改めて私もスープを飲んでみると、なんと本当に味がしなかったのです。

すでに食べてしまっていましたが、義母が店員さんに聞きにいってくれたところ、どうやらスープを入れ忘れてお湯のみで提供してしまったとのことで、新しいラーメンに交換してくれました。子どものお世話に集中していたとはいえ、味のしないラーメンを気づかず食べていた自分自身に驚きました。サービスエリアはお昼どきで混雑していたので、店員さんもきっと私と同じで忙しかったんだろうと思い、私は心の中で「お互い頑張りましょうね」と思わず応援してしまいました。

とはいえ、さすがにこれでは旅行がもたないと思ったので、その後は義父母に子どもたちの相手をしてもらいたいとお願いし、夫には運転してくれることへ感謝を伝えつつ、食事のときなどは協力してほしいと伝えました。すると、義母が「食事の味がわからないくらい大変だったのね。気づかなくてごめんね」と言ってくれて、子どもたちのお世話を手伝ってくれるように。夫も子どもたちが好きな音楽をかけてくれたり、歌を歌ってくれたり、その後の車中はとてもいい雰囲気になりました。

その後、義母と話すと、義母は私に気を使って、あまり口出しや手出しをしないようにしてくれていて、私は義父母に気を使って、ひとりで子どもたちのお世話をしなければと気負いすぎていたのだとわかったのです。これからはお互いに何でも言い合いましょうという話になり、義母との距離がグッと縮まりました。頼っていい、頼ったほうがいいと気づかせてくれた、味のないラーメンに感謝した出来事でした。

著者:はなはな/30代・女性・パート。2児の母。

イラスト:miyuka

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)

ベビーカレンダー編集部

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