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【たろたんママyumiさん】夫婦仲の秘訣「夫の性格が180度変わりました」

  • 2025.12.23

「僕はタワマンに住む慶應生!」というキャッチコピーで話題沸騰中のYouTuber・たろたん。その母であり、YouTubeチャンネル「鎌倉スローライフ」でも人気を集めるのが、たろたんママことyumiさんです。

母として、妻として、そしてひとりの女性として。さまざまな経験や葛藤を重ねながらも、凪のようにおだやかな笑顔で周囲を包み込むyumiさん。今回のインタビューでは、夫婦としての在り方や日々の心の整え方を通して、その笑顔の理由に迫ります。

きっかけは「俺も銀の盾が欲しい」という夫の言葉

STORY編集部(以下同)ーーなぜ夫婦でYouTubeを始めたのですか

ユーチューバーの息子(たろたん)が登録者10万人を達成して、銀の盾をもらったのを見ていたら、夫も「俺も銀の盾が欲しい」と言い出したのがきっかけです(笑)。

私はもともとお話が得意なタイプではないので、「主人と一緒なら、私は相槌くらいでいいのかな」という気軽な気持ちで、「鎌倉スローライフ」という夫婦のYouTubeチャンネルを始めました。ありがたいことに、1年も経たないうちに登録者数が10万人を超えて、銀の盾をいただくことができました。

今でも自分ではユーチューバーという感覚は今でも全くなくて、「鎌倉に住んでいる主婦」という気持ちのまま。家の場所もオープンにしていますし、お散歩をしていているといろんな方からお声をかけていただくようになって、思いがけない反響に驚いています。

突然の会社売却、大豪邸からの移住

ーー鎌倉に移住したのはなぜですか?

夫が49歳のとき、突然「会社を売却して、鎌倉に引っ越そうと思う」と言われました。仙台に家を建ててまだ2〜3年で、このままこの家に住むものかなと思っていたので、さすがに「えっ」と驚きました。でも、子どもたちもすでに東京の大学に通っていましたし、夫が会社を売却して引退するなら、引っ越してもいいのかなと反対しませんでした。

それまでは鎌倉に行ったことがなかったのですが、夫に連れて行ってもらったら、「あ、鎌倉いいところだな」と素直に思って。移住を決意しました。昭和を感じる古民家カフェがあったり、自然も多くて私に合っている場所だと思います。

会社を売却することも、鎌倉に移住することも本当に突然でしたが、夫はこうと決めたら絶対にやるタイプなので、反対はしませんでした。私はこだわりが本当にないので、「ま、いいか」という感じででついていきました。

鎌倉に移住して何より良かったと感じているのは、 夫が伸び伸びしていること。 仙台にいた頃は経営者という立場もあり、いつも人目を気にして構えているところがありました。でも鎌倉では、夫のことを知っている人が誰もいない。 伸び伸びと暮らせるようになったことで、性格が180度変わりました。

以前の夫からは想像もできないくらい、今は誰とでもフレンドリーに話すようになって、表情も柔らかくなりました。住む場所が変わるだけで、人はこんなにも変わるものなんだとうことを実感しています。 結果的に、鎌倉への移住はすごく大きなメリットがあったと思います。

夫婦仲の秘訣は「過度に期待しないこと」

ーー仲良し夫婦の秘訣はなんですか?

最近、「ご夫婦、本当に仲がいいですね」と言っていただくことが増えました。出会って35年、結婚して30年になりますが、最初から仲のいい夫婦だったわけではありません。

子どもが小さい頃は、夫は仕事が忙しく、すれ違いの時期もありました。夫はオンとオフの切り替えが上手なタイプではないんです。家の中でも仕事モードでいるので、家の中の雰囲気はいつもピリピリしていました。経営者という立場上、常に張り詰めていて、気が抜けない、携帯電話が鳴ればすぐに出なくてはいけない。若くして上に立つ立場になり、舐められないように、弱みを見せないように、ずっと気を張って生きてきた人です。

その頃は、本人なりに必死だったのだと思います。それだけ真剣に仕事に向き合っていたことも理解していたので、「家や子どものことは全部私がやるので、仕事に集中してください」というスタンスでいることにしました。「期待しない」と決めただけで、驚くほど気持ちがラクになったんです。これが、私たち夫婦にはちょうどいいバランスだったのだと思います。

実は夫と私は、育った環境も性格も、考え方も真逆。意見が合わないこともたくさんありましたが、それでも話し合いながら、お互いを理解しようとする努力は続けてきました。

悩んだときに私の母に相談すると、いつも「夫を信じなさい」と言われていて。なんの根拠もなんですけど(笑)、私もそう言われると「じゃあ、信じてみよう」と思えてしまうんですよね。でも夫を信じ続けたからこそこそ、今の幸せがあるのだと思います。

夕日が沈むのを眺める毎日「夫の性格が180度変わりました」

ーー人生の転機はいつですか?

やはり一番の転機は、夫が会社を売却し、鎌倉に移住した時です。会社を売ると聞いたときも反対はしませんでした。むしろ「ほっとした」という気持ちのほうが大きかったかもしれません。ずっとそばで夫を見てきたからこそ、「もうやり切った」と語る夫に、反対する理由はありませんでした。

引退してからの夫は、家族も驚くほど性格が180度変わりました。明るく自分から人に話しかけたり、冗談を言ったり…。以前の姿からは想像もつかないほどです。それだけ、これまで背負ってきた仕事のプレッシャーが大きかったのだと思います。

子ども達が大きくなって夫婦ふたりで過ごす時間が増えましたが、こうして一緒にいれるのも、夫が変わってくれたからこそ。もし以前のままの性格だったら無理でしたね(笑)。

鎌倉に引っ越してきてからは、毎日、夫婦で夕日が沈むのを一緒に眺める生活。忙しさに追われていた頃には考えられなかった、なんとも贅沢な時間だなと感じています。

形だけでも笑顔でいれば、自然と穏やかな気持ちに

ーーいつも笑顔ですが、本当に怒ることは事はないのですか?

もともと「怒る」という感情は、あまりないほうだと思います。こだわらない性格ということもありますし、夫に何か言われても、「そういう考え方もあるんだな」と受け止めるだけ。人それぞれ考え方は違いますし、相手の考えを無理に変えることはできませんから。

ただ、平常心を保って笑顔でいようと思うようになったのには、きっかけがあります。夫が仕事人間だった頃、家でもピリピリしていて、私や子どもたちにあたってしまうことがありました。そんなとき、「パパがピリピリしているなら、ママは笑顔でいよう」と思ったんです。家の中にいる誰かひとりでも穏やかでいれば、空気は少し変わる気がして。

今は、朝起きたらヨガをして、神棚に手を合わせ、植物にお水をあげて、お掃除をするのが私のルーティン。この一連の流れをこなすと、心が整う気がしています。嫌いなことは無理にしないようにしていますし、物事をできるだけプラスに考える思考の癖も、少しずつ身についてきました。

笑顔でいられない時もあると思いますが、そんなときこそ意識して口角を上げてみる。形だけでも笑顔をつくっていると、自然と気持ちも穏やかになってくるので、おすすめです。

 

 

たろたんママ・yumiさん

「僕はタワマンに住む慶應生!」という刺激的なキャッチコピーで話題を集める人気YouTuber・たろたんの母。家族の日常を切り取った動画の中で見せる、飾らない言葉と穏やかな笑顔、年齢を重ねたからこそ滲み出る品のある佇まいが「こんな女性になりたい」「見ているだけで癒される」と多くの女性から支持を集めている。仕事一筋だった夫とともに仙台の豪邸を手放し、鎌倉へ移住。現在は夫婦のYouTubeチャンネル「」を開設。登録者数10万人を超す人気チャンネルに。著書に『笑顔が幸せを運ぶ365日のていねいな暮らし方』(KADOKAWA)がある。

取材/山﨑智子

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