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歴史に残る、忘れがたいセレブのビューティルック70年史

  • 2025.12.22
Getty Images

いつの時代も、セレブは私たちにさまざまなインスピレーションを与えてくれます。最新のヘアスタイルやメイクアップ、豪華なドレス姿……その印象的なルックの数々は、私たちの美に対する意識を形成し続けてきました。

特にビューティ史に残るようなアイコニックなモーメントは、一時的なトレンドにとどまらず、カルチャーそのものに影響を与えるほどのパワーを持ち、たった一枚の写真が時代を象徴する“タイムスタンプ”のような役割を果たすこともあります。

何十年たっても色褪せないゴージャスなヘアや、人々の記憶に残り続ける真っ赤なリップなど、セレブのルックは瞬く間に世界中へ拡散され、数十年後まで語り継がれるリファレンスとなっていくのです。

ここでは、US版『コスモポリタン』が厳選した、史上最高のビューティモーメントをご紹介します。ヘアスタイルやメイクアップのインスピレーションを探している人も、ただノスタルジックな気分に浸りたい人も、ぜひ楽しんでみて。

From COSMOPOLITAN US

Sunset Boulevard / Getty Images

マリリン・モンロー(1953)

マリリンのシグネチャーであるプラチナブロンドのボブヘアに真っ赤なリップ、頬のセクシーなホクロほど、ビューティ史に変革をもたらしたものはあったでしょうか。

半世紀以上が経った今なお、ハリウッドを代表するグラマラスなルックの代名詞であり続けています。

Hulton Archive / Getty Images

オードリー・ヘプバーン(1963)

今も昔も、多くのセレブリティがこぞって取り入れているマイクロバングス。このヘアスタイルの先駆者こそ、永遠のファッション&ビューティアイコンであるオードリーです。

REPORTERS ASSOCIES / Getty Images

ジェーン・バーキン(1970)

前髪をつくろうと思ったとき、真っ先に参考にしたいのがジェーンのこのヘアスタイル。計算されたバランスでありながらエフォートレスな雰囲気で、まさにフレンチシックの象徴といえるでしょう。

Michael Ochs Archives / Getty Images

シェール(1974)

流れるような美しい黒髪に、ライトパープルで合わせたアイシャドウとネイル、長いまつ毛に、蝶を模した大ぶりのヘッドピース。グラミー賞授賞式に登場したシェールの、どこを切り取っても幻想的なルックは、まるでマーメイドのよう!?

Michael Ochs Archives / Getty Images

ダイアナ・ロス(1975)

70年代のダイアナは、インパクト満点のボリュームヘアとドラマティックなまつ毛で、グラマラスなムードをまとっていました。

50年経った2025年のメットガラに登場した際も、圧巻のオーラで視線をひとり占めにしています。

Fotos International / Getty Images

ファラ・フォーセット(1977)

ファラのバウンシーなカールヘアは、当時多くの人にとってインスピレーション源となったことでしょう。

絶妙なボリュームとツヤが特徴のレトロな「ファラ・カット」は、その後Z世代の間でも一大トレンドとなりました。

Michael Ochs Archives / Getty Images

ツイッギー(1967)

60年代のビューティモーメントに欠かせないツイッギーは、ドーリーなまつ毛をアートの域にまで高めた存在。黒のマスカラを幾重にも塗り、つけまつ毛なども足して完璧な束感になるまで作り込むのが、彼女のスタイルです。

Ron Galella, Ltd. / Getty Images

ブルック・シールズ(1985)

細めの眉がトレンドの今でさえ、80年代のブルックのフサフサな太眉は、究極のインスピレーションとなりそう。

2022年には、自身のインスタグラムでこの美眉をつくり上げるための秘訣を紹介しています。

Ron Galella / Getty Images

グレース・ジョーンズ(1985)

グレースの彫刻のような頬骨にシャープなバズカット、そして大胆なアイシャドウは、アヴァンギャルドでアーティスティックなオーラを放っていました。

DENIZE alain / Getty Images

ティナ・ターナー(1985)

ティナのスタイルは、その圧倒的な存在感とパフォーマンスそのものといえそう。

世代を超え、ひと目で彼女とわかるビッグヘアは、トップスターだけが手にできる栄誉といえるでしょう。

Pool ARNAL/GARCIA / Getty Images

ナオミ・キャンベル(1991)

ディオール1992春夏コレクションでのナオミのルックは、90年代のランウェイビューティの真骨頂です。艶やかなヘアとシャープな眉、そして輝く肌は、元祖スーパーモデルの威厳を感じさせます。

Ron Galella, Ltd. / Getty Images

シンディ・クロフォード(1992)

90年代を象徴するスタイルといえば、ボリューム感たっぷりの弾むようなカールヘア。30年以上の時を経て、彼女のクラシックなスーパーモデルヘアが再びトレンドを席巻しているのもうなずけます。

WWD / Getty Images

ジェニー・シミズ(1994)

アンジェリーナ・ジョリーの元恋人として知られるジェニーは、カリフォルニア出身の日系アメリカ人で、90年代初頭に“スーパーモデル”の定義を根底から覆した存在です。

艶やかなロングヘアが主流だった当時、ジェニーはアイコニックなショートヘアを武器に、自身のアイデンティティやジェンダーレスな美しさを堂々と表現しました。

自分らしさを貫く姿勢はファッション界を魅了し、数々のメゾンのランウェイやキャンペーンに起用されただけでなく、長きにわたり多くのインスピレーションを与え続けています。

Patrick Riviere / Getty Images

パメラ・アンダーソン(1994)

90年代はセックスシンボルとして人気を集めましたが、近年ではナチュラル派のすっぴんアイコンに“転身”としたことでも注目されているパメラ。

束感を残してラフにまとめたプラチナブロンドとスモーキーなアイメイク、極細眉は、今なおハロウィンでマネする人が続出するほど人々の記憶に残り続けています。

NBC / Getty Images

ジェニファー・アニストン(1995)

ベテラン俳優として活躍し続けるジェニファーがこれまで演じてきたなかで特に印象的だった、大人気ドラマ『フレンズ』シリーズの主人公・レイチェル。

レイヤーと立体感をたっぷり効かせたヘアスタイルは25年以上経った今でも、誰もが真似したくなるシックなカットとして色褪せることはないでしょう。

Frank Micelotta Archive / Getty Images

ハル・ベリー(2002)

2002年のアカデミー賞授賞式に登場したハル・ベリーのピクシーカットは、シックさと大胆さを兼ね備えた、ハリウッドのヘアメイク史に残る伝説的なスタイルのひとつです。

Jim Spellman / Getty Images

クリスティーナ・アギレラ(2002)

クリスティーナは楽曲『ダーティ』で、これまでのピュアなポップアイドル時代に終わりを告げました。

清楚なルックから一転、MTVビデオ・ミュージック・アワード(VMAs)で見せた黒のアイライナーでしっかりと囲んだ目元や、明るいカラーのエクステンション、そして無造作な細い三つ編みに熱狂したファンも少なくないはず。

Kevin Mazur / Getty Images

エイミー・ワインハウス(2007)

エイミーのルックに欠かせなかったのが、彼女のシグネチャーとも呼べるパワフルで大胆な極太のアイライン。今やあらゆるキャットアイメイクのお手本となっています。

Jason LaVeris / Getty Images

ビヨンセ(2009)

さまざまな衣装やパフォーマンスで鮮烈な印象を放ってきたビヨンセ。

2009年の『アイ・アム...ワールド・ツアー』では、グリッターが煌めくアイメイクとピンクのリップ、風になびくウェーブヘアで、世界を代表するポップスターの貫禄を見せつけました。

Steve Granitz / Getty Images

ルピタ・ニョンゴ(2014)

2014年のアカデミー賞授賞式でルピタが披露した、ツヤ感たっぷりのメイクと繊細なゴールドのカチューシャは、(助演女優賞の受賞とともに)彼女を現代のハリウッドを代表する俳優の座へと押し上げました。

Gilbert Carrasquillo / Getty Images

リアーナ(2014)

アメリカ・ファッション・デザイナー協議会が主催するCFDAアワード2014授賞式で「ファッションアイコン・アワード」を受賞したリアーナは、アダム セルマンのネイキッドドレスで会場の視線を釘づけに。煌びやかなドレスにマッチするスモーキーなアイメイクも大きな話題となりました。

Axelle/Bauer-Griffin / Getty Images

カイリー・ジェンナー(2014)

カーダシアン&ジェンナー家の末っ子、カイリーのブルーのグラデーションヘアは、2014年当時のティーンの間で大人気のルックとなりました。

スモーキーなアイメイクでグラマラスなスタイルを貫いていた姉たちとは一線を画す、カラフルヘアとマットなヌーディリップの組み合わせが、カイリーの個性を際立たせています。

Theo Wargo / Getty Images

レディー・ガガ(2019)

数々の度肝を抜くルックを披露し、カメラの前に立つたびに驚きとインスピレーションを与えてくれるレディー・ガガ。

2019年のメットガラでは、ドラマティックな衣装で4回もお色直しを行い、グラフィカルなアイラインと超ロングなゴールドのまつ毛、 ティアドロップ形のラインストーンで究極のドーリーメイクを披露しました。

Focus on Sport / Getty Images

ジェニファー・ロペス(2020)

ジェニファーとシャキーラの2大スターが共演し、ラテン系の女性歌手が初めてメインゲストを務めたことも大きなニュースとなった2020年スーパーボウルのハーフタイムショー。

エネルギッシュなパフォーマンス中、どのようにこのボリューミーなヘアスタイルを保ち続けたのかは、気になるところです。

Theo Wargo / Getty Images

エマ・チェンバレン(2021)

2021年のメットガラで多くの人の記憶に残ったこちらのルック。目元にさりげなく取り入れた鮮やかなグリーンのアイシャドウが、スタイル全体を格上げしています。

華やかになりすぎないため、ホリデーシーズンの夜のお出かけなどでトライしてみるのもおすすめです。

Dia Dipasupil / Getty Images

テイラー・スウィフト(2022)

テイラーのシグネチャールックといえば、真っ赤なリップ。

2022年のVMAsでは、ラインストーンをまぶたに並べ、キュッと跳ね上げた黒のアイラインを組み合わせて、鮮烈な印象を放っていました。前髪はしっかり分けて、華やかな目元を強調して。

Gotham / Getty Images

BLACKPINKリサ(2024)

ブロンドから黒髪まで、どんなヘアカラーもサマになるリサ。2024年のVMAsでは、ブルネットカラーのヘアに重ためバングスをつくり、K-POPアイドルらしいぷっくりとした涙袋メイクと、目の下から頬全体に広げたチークが、幻想的なベールの衣装とマッチしています。

Mike Coppola / Getty Images

チャペル・ローン(2024)

こちらも2024年のVMAsより。陶器のような肌に、ゴールドのラメをふんだんに使ったアイメイク、極細に整えられた眉と、陰影が際立つダークカラーのリップは、チャペルの大胆でちょっぴりダークな世界観を完璧に表現しています。

CBS Photo Archive / Getty Images

ドーチ(2024)

『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』に出演したシンガーのドーチは、2人のバックダンサーとともにまったく同じグッチの衣装に身を包み、それぞれのブレイズヘアをつなげたユニークな演出でパフォーマンスを披露しました。

このアイコニックなルックが彼女をさらに有名にしたことは、言うまでもありません。

John Shearer / Getty Images

テイラー・ラッセル(2024)

テイラーが2024年のメットガラで見せた、絶妙な長さにカットされたマイクロバングスと、くるりとカールした後れ毛も記憶に残るスタイリングのひとつ。

愛らしいベビーフェイスに、目頭と目尻に描かれた長めのキャットアイラインで、コントラストを効かせています。

Eric Charbonneau / Getty Images

ゼンデイヤ(2024)

映画『チャレンジャーズ』で元トップテニス選手のタシを演じたゼンデイヤは、同作のプロモーションツアーで数々の“テニスコア”ルックを展開。

LAプレミアでは、襟つきのジャックムスのウェアに、ピンクのリボンのヘッドピースとボリューミーな60年代風ヘアを合わせてキュートにまとめていました。

Mike Coppola / Getty Images

キム・カーダシアン(2024)

長い黒髪をウェットな質感に仕上げたこのウェーブヘアは、キムを代表するスタイリングのひとつ。大きな反響を呼び、キムだけでなく、このスタイリングを施したヘアスタイリストのクリス・アップルトンも一躍スターとなりました。

John Shearer / Getty Images

ジェナ・オルテガ(2025)

人気Netflixドラマ『ウェンズデー』シリーズの世界観を、衣装やヘアメイクに見事に落とし込んだルックを披露してきたジェナ。

2025年のエミー賞授賞式では、無数のビジューがちりばめられたジバンシィのドレスとともに、スモーキーなアイシャドウとダークチェリーのリップ、そして大胆にブリーチした眉で完成させたこのシックなグランジ風メイクアップも話題になりました。

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