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「一段落」これ、なんと読む? 正しい読み方や例文、言い換えを紹介

  • 2025.12.22
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「一段落」これ、なんと読む?

「一段落」はなんと読むのでしょうか。突然ですが、正しい読み方のクイズです。

(1)ヒント

「一段落」とは、文章の一つの段落、または物事が一応かたづくことを表す言葉です。

もともとは、長い文章をまとめたものの区切りを指す「段落」からきています。このひとまとまりのことを「一段落」といい、転じて「物事の一区切り」という意味合いで使われるようになりました。

日常的には、仕事や作業に一区切りがついたタイミングでよく使われる言葉ですが…。

(2)答え

正解は…一段落(いちだんらくです。

「いちだんらく」という言葉は、なんとなく聞いたことある!という方もいるのでは? ただ、漢字までは知らなかったという方もいるかもしれませんね。

「ひとだんらく」と読む方も増えていますが、「いちだんらく」が正しい読み方とされています。

理由としては「一」と「段落」の二つの漢字がともに「音読み」で、読み方を揃えるのが伝統的なルールだからです。

しかし、「一通り(ひととおり)」「一区切り(ひとくぎり)」などのように「一」を「ひと」と読む言葉も多くあることから、現代では「ひとだんらく」と話し言葉で使うのも一般的になりつつあります。

「一段落」の読み方に応じた例文

「一段落」は「いちだんらく」と読みますが、どんな使い方があるのでしょうか。使用例を見ていきましょう。

(1)パーティの準備が「一段落」ついたので、午後からは穏やかなティータイムを過ごすつもりだ

この例文では、労力を使うパーティの準備の主要な部分を終え、一時的にリラックスできる余裕が生まれた様子が表現されています。「一段落」とあることで、計画性と時間のコントロールができている知的な印象が伝わってきます。

(2)今週の大きな山が「一段落」したから、ご褒美に新作スイーツを買うことにした

この例文は、仕事や生活における困難を乗り越え、自分へのねぎらいとして新作スイーツの購入を決めたというポジティブな様子を表しています。「一段落」を使うことで、大変な状況をいったん乗り越えて、自分を大切にする行動に移るというメリハリの良さが伝わってきます。

(3)急なトラブル対応も「一段落」して、ようやく心が落ち着いた

この例文は、予期せぬストレスや緊張をともなう問題が解決に向かい、一安心する様子が表現されています。「一段落」とあると、緊張状態から解放され、安堵に変わったのがわかりやすく伝わります。

Maskot / Getty Images

「一段落」の言い換え表現はある?

「一段落」と似たような意味の言葉を紹介します。関連付けて覚えれば、より知識が定着しやすいですよ。

(1)一区切り(ひとくぎり)

「一区切り」とは、物事や話がひとまず終わること、または区切りとなる部分を意味する言葉です。「一段落」が作業などの自然な流れの中での区切りを指すことが多いのに対し、「一区切り」は、「今日はここまで」というように、意識的にキリをつける、というニュアンスで使われることもあります。

(2)節目(ふしめ)

「節目」とは、物事の区切り目のことを表す言葉です。「一段落」が、日々の仕事やプロジェクトといった比較的小さな単位の区切りで使われるのに対し、「節目」は、卒業、就職、結婚といった、人生の大きなターニングポイントを示す、より重みのある言葉です。

最後に

「一段落」は「いちだんらく」と読み、文章の一つの段落、または物事が一応かたづくことを表す言葉です。例文や言い換え表現を知ることで、さらに語彙力が豊富になります。ぜひ覚えて、正しく読めるようになりましょう。

※この記事は2025年12月22日時点の情報です。

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