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「本当にナイスガイ」「世界最高のひとり」日本代表FW小川航基が語る、幼馴染の板倉滉と『嫉妬』していた冨安健洋

  • 2025.12.21

2026年ワールドカップで日本代表と対戦するオランダ。

そのオランダ1部リーグのエールディヴィジでは多くの日本人選手が活躍している。

20日には小川航基、佐野航大、塩貝健人が所属するNECと板倉滉が所属するアヤックスが対戦した。

ともに日本代表である小川と板倉は、1997年生まれの28歳。ともに神奈川県横浜市出身でもある。

そうしたなか、小川は、この試合前に『ESPN』のインタビューで、こんな話をしていた。

「(板倉とは)長年の知り合い。15歳から一緒にプレーしてきた親友のひとり。いまでも一緒に夕食に行くし、日本にいるときも一緒に食事をする。

代表チームでもいつもいい時間を過ごしているし、彼は本当にナイスガイ。

当然ながら、一緒に多くの時間を過ごすのは代表チーム。日本で時間があれば、一緒にカフェにも行くし、何時間でも話せる。

例えば、去年は(当時ドイツでプレーしていた)彼に会うためにデュッセルドルフまで車で行った。彼の家でおいしい夕食を食べた」

板倉とはとにかく仲がいいようだ。

その板倉が所属する名門アヤックスには、長期離脱からの復帰を目指す冨安健洋も加わり、オランダ1部でプレーする日本人は9人になった。小川はそのことについてはこう話している。

「冨安とは彼の移籍については話していない。まだね。彼は本当に素晴らしい選手。世界最高のひとりだ。彼がアーセナルで活躍していた事実がその実力を物語っている。トッププレイヤー。

残念なことに彼は怪我で何か月も離脱していた。彼が本来のレベルとコンディションを取り戻せば、素晴らしい選手になる。相手としたら非常に厄介になるね。

(板倉と冨安を含め)僕らはU-17、U-18、U-19、そしてU-20代表で一緒にプレーした。(2017年のU-20)ワールドカップ後に冨安はベルギーのクラブに移籍した。正直に言うと、当時はかなり羨ましく思っていた。

U-20ワールドカップの後、自分もヨーロッパに行きたかったけれど、十字靱帯を断裂してしまった。だから、彼がチャンスを得られたことが羨ましかった。

それから彼はイタリア、そしてアーセナルへと進んでいった。自分も同じことを考えていた。今はヨーロッパにいるし、彼と対戦する機会を得られるのは、僕にとって大きな意味がある」

「エールディヴィジに9人もの日本人選手がいるのは素晴らしいこと。日本人選手はオランダで活躍しているからこそ、オランダのクラブが日本人選手に多くの関心を寄せている。オランダのトップクラブであるアヤックスに冨安が移籍することは、日本人選手にとって大きな意味がある。

(NECのチームメイトである)健人と航大とはよくゲームをする。カードゲームだけじゃなく、あらゆるゲームをね。

いつも美味しい食事とノンアルコールドリンクから始まる。その後にカードゲーム、ボードゲーム、ニンテンドースイッチで遊ぶ。すべて日本のカードゲームなので、オランダの人達は知らないと思う。

すごく遅い時間になってしまうこともあって、『もうこんなに遅い時間なの?』ってこともあるけど、楽しい。素敵な夜さ。

(2026年ワールドカップの組み合わせ)抽選会はテレビでひとりで見た。同じように見ていた健人や航大とは、僕らにとってかなり面白い組み合わせになったとメッセージを送り合った。

オランダでプレーする日本人として、アヤックスやPSV、フェイエノールトにいるオランダ代表選手のことはわかる。

オランダとの対戦はとても楽しみだけど、まずは選手としてワールドカップのメンバーに入らなければいけない。そうなったら、オランダとの対戦は素晴らしいものになるだろうね」

1998年生まれの冨安は、2018年1月にアビスパ福岡からシント=トロイデンへ移籍し、その後、ボローニャを経て、アーセナルで活躍。

一方、小川は本格派ストライカーとして期待されていたが、2017年5月に左ひざ前十字靱帯断裂の重傷を負い、そこから復活を果たした。同世代の冨安が活躍する姿をうらやましく思っていたようだ。

画像: 板倉と冨安 (C)Getty Images
板倉と冨安

幼馴染といえる板倉や冨安とともに来年のワールドカップで日本が対戦するオランダの地で戦うことに感慨深い思いもあるようだ。

そして、NECの後輩たちとも夜中まで一緒にゲームで盛り上がるなど良好な関係性を築いているとのこと。

筆者:井上大輔(編集部)

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