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彼女からおじさんに話しかけられたとメッセージが来て、嫉妬と思われない返し方を考えた

  • 2026.5.29
ハウコレ

僕は普段は冷静なほうで、彼女からも「大人っぽい」と言われるのがちょっとした自慢でもありました。けれど、その自慢がスマホの画面の上であっけなく崩れる出来事があったのです。

通知が光ったあの夜

残業を終えて会社のデスクで一息ついたとき、スマホの通知が光りました。開いてみると「今日電車で知らないおじさんに話しかけられたよ」という彼女からのメッセージだったのです。

頭の中で「知らないおじさん」という単語が妙に引っかかりました。電車で。いったい何を話したんだ。画面の入力欄に「ふーん」と打ちかけて、消しました。落ち着いた返事ではダメだ、もう少し情報がほしい。気づけば、彼女から送られたメッセージを何度も読み返している自分がいました。

気づけば連投していた質問

最初に打ったのは「何歳くらい?」でした。これは、まあ自然な質問だと自分でも思いました。けれど答えを待つ前に、「何話した?」「何駅から?」「隣に座ってきた?」と連投してしまったのです。

送ってから、これは完全に嫉妬している男の文面だ、と思いました。彼女のトーク画面に、自分の質問だけが4つ並んでいる。普段は短い返事しかしない自分が、こんなに前のめりになっている。彼女の前で、束縛する彼氏だと思われるのだけは避けたかった。それなのに、もう質問は止まらない。答えを聞かないと、勝手に作り上げた男の像が消えてくれないのです。

「おじいちゃんだよ」の一文

すぐに「もしかして嫉妬?」と返事が来ました。心の中では「嫉妬しています」と答えていましたが、打ち込んだのは「違う。防犯上の確認」という、自分でも信じられないくらい苦しい言い訳だったのです。防犯上の確認、と言っている割に、僕の質問は明らかに人物像に偏っていました。彼女もそれはわかっていたはずです。それでも彼女は「80歳くらいのおじいちゃんだよ。お孫さんのプレゼントの話してただけ」と返してくれました。

そのメッセージを読んだ瞬間、僕は反射的に「なら良い」と打ち返してしまいました。送信してから、自分でも情けないくらいの安堵だと気づきました。「大人っぽい彼氏」の仮面は、そのトーク画面の上で剥がれ落ちたのです。

そして...

翌朝、コーヒーを淹れていたら、彼女が後ろから「昨日の質問、面白かったよ」と笑いかけてきました。覚悟を決めて「昨日のあれ、ごめん。ちょっと心配だった」と素直に謝りました。

それでも一晩反芻していた本音が止まらず、つい「『知らないおじさん』だけで、勝手に若い男を想像してた」と付け加えてしまったのです。「大人っぽい彼氏」の演技を、彼女はとっくに見抜いていたのかもしれません。だったら、もう無理に取り繕うのはやめようと思いました。次に同じようなメッセージが来たときは、最初から「ちょっと心配だ」と打てる自分でいたいです。

(30代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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