1. トップ
  2. 「40度を超える熱が4日間続いて本当につらかった」大人の水痘感染報告も…藤沢市で流行注意報レベルに

「40度を超える熱が4日間続いて本当につらかった」大人の水痘感染報告も…藤沢市で流行注意報レベルに

  • 2026.1.21
undefined
出典元:photoAC (画像はイメージです)

2026年1月14日、神奈川県藤沢市が「水痘(みずぼうそう)流行注意報」を発令しました。

水ぼうそうと聞くと「子どもがかかる病気」というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、SNS上では「大人になってからかかって大変だった」「感染力が強すぎる」といった声や、実際に苦しんだ体験談が数多く投稿されています。

水ぼうそうとは、いったいどんな病気なのでしょうか?この注意報発令を受けて、改めて水ぼうそうのリスクと対策について確認しておきましょう。

じわじわ広がる水ぼうそう、藤沢市では注意報レベルに

今回、藤沢市が注意報を発令したのは、市内の定められた医療機関(定点)から報告された患者数が、一定の基準を超えたためです。

具体的には、1月5日から11日の1週間で、1つの定点医療機関あたり平均1.44人の患者が報告されました。この数値が1.00人を超えると「注意報」、2.00人を超えると「警報」が出される仕組みになっています。

ちなみに、12月第2週(12月8日~14日)の藤沢市では、1つの定点医療機関あたり0.11人と、全国平均と比べても低めの水準でした。12月中旬から増え始め、年末年始を経て急上昇し、注意報発令レベルにまで達したのです。

実際、藤沢市が前回注意報を出したのは2025年6月。つまり、半年ほど前にも流行の波があったということ。季節を問わず、繰り返し注意が必要な感染症だといえます。

水ぼうそうってどんな病気?

「水ぼうそう」と聞くと、「子どもの頃にかかる病気」というイメージを持つ方も多いかもしれません。確かに、患者の9割以上は9歳以下の子どもだといわれています。しかし、実は大人がかかることもあり、その場合は症状が重くなりやすいのです。

水ぼうそうの主な症状は?

水ぼうそうは、ウイルスによって起こる病気です。感染してから症状が出るまでの期間は10日~21日ほど。最初は熱が出たり体がだるくなったりして、その後、かゆい発疹が全身に広がっていきます。

発疹は頭やお腹から手足へと広がり、最初は赤いポツポツから始まって、水ぶくれになり、最後はかさぶたに変わっていくのが特徴です。しかも、発疹は数日かけて次から次へと出てくるため、赤いポツポツ、水ぶくれ、かさぶたが、同じタイミングで体のあちこちに出ている状態になります。

熱は38度くらいまで上がることが多く、発疹のかゆみとあわせてかなりつらい症状です。

子どもだけじゃない!大人がかかると重症化の危険も

水ぼうそうは主に子どもの病気ではありますが、まれに大人がかかることもあります。そして、大人が発症した場合、肺や脳に影響が出るような重い病気につながりやすいといわれています。

もちろん、子どもの場合でも脳や神経に影響が出ることがあります。決して甘く見てはいけない病気なのです。

水ぼうそうは一度かかると、体の中にずっと免疫が残ると考えられています。また、ワクチンを接種することで重症化を防ぐことができます。大人の方は、この機会に「水ぼうそうにかかったことがあるか」「子どもの頃、予防接種を受けているか」を確認してみることをおすすめします。

SNSでは「水ぼうそうを甘く見ないほうがいい」の声が続出

藤沢市の注意報発令を受けて、SNS上では水ぼうそうに関する体験談が数多く投稿されています。特に目立つのが「20代後半でかかったが、40度を超える熱が4日間続いて本当につらかった」「夫が大人になってからかかったが、全身に大きな水ぶくれができて、高熱も出て本当に大変だった」といった声です。

また、「水ぼうそうにかかった子と同じバスに乗り合わせただけでかかった」「水ぼうそうにかかった子と一緒にエレベーターに数分乗っただけでかかった」などのコメントも多数見られました。

水ぼうそうを経験した人たちの多くが「感染力の強さ」と「大人がかかったときの重さ」を強調しています。

水ぼうそうの対策はあるの?体調がおかしいと感じたら

水ぼうそうは空気感染するため、手洗いやうがいだけでは完全に防ぐことはできません。では、どうすれば予防できるのでしょうか?

予防にはワクチン接種が最も有効

最も効果的な予防策は、ワクチンを接種することです。水ぼうそうのワクチンは、2014年10月から定期接種の対象になりました。対象年齢は1歳から3歳になるまでで、合計2回打つことで発症を防ぐ効果が見込めます。

1回打つだけでも、重い症状になることをほぼ確実に防げるとされています。2回打てば、軽い症状が出ることも含めて、発症自体を防げる可能性がかなり高くなります。

家族や周りに水ぼうそうの人がいたら

もし家族や身近な人が水ぼうそうになってしまったら、その人と接触してから72時間以内にワクチンを接種することで、自分が発症するのを防いだり、症状を軽くしたりできる可能性があります。

また、家の中では水ぶくれに触ったあとはきちんと手を洗うこと、タオルを一緒に使わないことも大切です。ただ、家族の中でうつる確率は9割とかなり高いので、予防するのはなかなか難しいのが実情です。

体調がおかしいと感じたら

発疹が出たり熱が出たりして、「もしかして水ぼうそうかも?」と思ったら、まず病院に電話をしましょう。

水ぼうそうの可能性があることを伝えて、どのように受診すればいいか相談してください。感染力がとても強いので、連絡せずに直接病院へ行くのは避けた方が安全です。

「水ぼうそうは子どもの病気」と油断せず、適切な対策を

今回は、藤沢市で注意報が発令された水ぼうそうについてご紹介しました。

水ぼうそうは「子どもの病気」というイメージが強いかもしれませんが、大人がかかると重症化しやすく、感染力も非常に強い病気です。最も有効な予防策はワクチン接種。まだ接種していない方や、自分が子どもの頃に水ぼうそうにかかったか分からない方は、この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

発疹や発熱など気になる症状が出たら、まずは病院に電話で相談することも忘れずに。正しい知識を持って、流行を乗り切りたいですね。


参考:
水痘(みずぼうそう)の流行注意報を発令します(藤沢市)
水痘(みずぼうそう)の流行注意報を発令します(PDF詳細版)(藤沢市)
水痘(厚生労働省)


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】