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『お値下げ可能でしょうか』はNGだった…。フリマアプリの達人が教える、“値下げ交渉”がスムーズに進む「3つのポイント」

  • 2025.12.31
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

フリマアプリでの値下げ交渉、みなさんはどのように対応していますか?

具体的な金額の提示がなく「お値下げ可能でしょうか?」とだけ聞かれると、出品者は対応に困ってしまうことがあります。なぜ、値下げ交渉が「面倒だな」と思われてしまうのか。値下げを上手に交渉するにはどうすればよいのか。

この記事では、フリマアプリ歴8年の、徳田このみさんの見解をもとに、スムーズで気持ちのいい取引を実現するポイントをわかりやすく解説します。

具体的な金額提示がない値下げ依頼が面倒な理由とは?

---フリマアプリで値下げ交渉をする際に「悪い評価」につながってしまうNGワードには何がありますか?

徳田 このみさん:

「悪い評価をつけるほどではありませんが、正直なところ「対応が少し面倒だな」と感じてしまう依頼がいくつかあります。主に以下の3つのNGケースです。

1. 具体的な金額のない値下げ交渉

「お値下げ可能でしょうか?」「いくらまでなら下がりますか?」といった質問です。値下げを希望されるのであれば、「この価格なら購入したい」という具体的な金額をご提示いただけないと、出品者としても回答に困ってしまいます。
「とにかく安く買いたい」「相手に値下げをさせたい」という意図が見え透いてしまうと、「この方とはお取引したくないな」と感じてしまうこともあります。また、明確な条件がないと交渉が長引きやすいため、スムーズなやりとりのためにも希望額の明示をすることをおすすめします。

2. 低価格商品に対する、数十円単位の値下げ依頼

すでに数百円レベルの安価で設定している商品に対し、さらに数十円単位(例:450円を400円になど)の値下げを求められるケースです。出品者としては「数十円を節約するために交渉の手間をかけるより、そのまま購入してほしい」というのが本音でしょう。

3. 価格設定の背景を考慮しない大幅な値下げ依頼

例えば、5万円のブランドコートに対して「3万円にしてほしい」と依頼されるようなケースです。 出品価格は、購入時の価格や商品の状態、送料・手数料、そして利益などを総合的に考えて決めています。それらを無視した無理な要求をされると、「円滑なお取引が難しそうな方だな」と警戒してしまいます。」

価格設定の背景を理解しない大幅な値下げ依頼はなぜ不快なのか?

---値下げ交渉時に「常識の範囲内」や「他の人は応じてくれた」といった曖昧な表現や比較を用いることが、出品者に不快感を与え低評価につながるリスクはありますか?

徳田 このみさん:

「出品価格には、必ず「理由」があります。購入時の価格、商品の状態や使用回数、さらに送料や手数料を差し引いた利益、他の方の相場などを総合的に考慮して設定しています。「値下げ交渉が来ることを見越して高めに設定する」人もいれば、「最初から限界価格で出し、値下げには応じない」という人もおり、その戦略は様々です。

● 「自分の希望額」だけを押し付けるのはNG

フリマアプリでは値下げ交渉が一般的になっていますが、出品者の設定意図を無視した大幅な値下げ要求や、買い手側の都合(希望額)しか考えていないような要求は、相手に不快感を与えてしまいます。

● 「常識」は人それぞれ。押し付けずに「擦り合わせ」を

「常識」は人によって異なります。自分の常識を押し付けたり、他人と比べたりするものではありません。 購入者は「買ってあげる」と思っているかもしれませんが、同時に「売ってもらう」立場でもあります。一方的にならず、相手ごとの常識やルールに歩み寄り、擦り合わせようとする姿勢が、スムーズな取引への近道です。

● 「他との比較」は、取引拒否につながることも…

出品者にはその人なりの考えがあるため、「他の人はもっと安かった」「他の人はこの条件で応じてくれた」といった交渉例を出して相手を否定するのは逆効果です。 「面倒なやりとりになりそうだな」「トラブルになりそうだな」と判断されると、金額の条件が合う・合わない以前に、「この人とは取引したくない」と避けられてしまう可能性が高くなります。」

読者が心がけるべき、気持ちのいい値下げ交渉のポイントとは?

---フリマアプリで値下げ交渉をする際、相手に不快感を与えず、かつ交渉を成功させるために、初心者が明日から実践できる「最も効果的な一言」を教えていただけますでしょうか。

徳田 このみさん:

「「最も効果的な一言」は出品者によって異なりますが、以下の3点を意識するだけで、双方が気持ちよく取引できる確率はぐっと上がります。

1. 希望金額を「明確」に伝える

出品者も購入者も、できるだけ少ないやりとりで取引を完了させたいと思っています。「いくらまで下がりますか?」といった曖昧な質問は、お互いの希望を探り合う「イタチごっこ」になりがちです。 希望額を最初に提示していただければ、出品者も「その金額なら可能・不可能」と即座に判断でき、最小限のやりとりでスムーズに話が進みます。

2. 「値下げして当然」と思わない、丁寧な言葉遣い

フリマアプリでは値下げ交渉が活発ですが、決して「当たり前」ではありません。中には値下げ前提ではない価格設定をしている出品者もいます。 「いくらまで下げられますか」「〇〇円なら買います」といった、上から目線や値下げを強要するような言い回しは避けましょう。あくまで「無理をお願いして値下げを依頼する」という誠意ある姿勢で接することで、出品者側も「この人になら譲ってあげたい」という気持ちになりやすいものです。

3. 出品価格を大幅に下回る要求は避ける

例えば、10,000円で出品されている商品に「5,000円で売ってください」と言われたら、出品者はどう思うでしょうか。「その価格で良いなら、最初からそう設定している」と思うはずです。 出品価格からあまりにかけ離れた値下げ要求は、希望が通らないどころか、「常識がない人」「トラブルになりそうな人」という不信感を与えてしまいます。相手の提示価格を尊重した上での交渉を心がけましょう。」

明確な希望金額と誠実な言葉遣いで、気持ちよく取引を

値下げ交渉はフリマアプリでよくあるやりとりですが、出品者の価格設定にはそれぞれ理由があります。

具体的な希望金額をはっきり伝えず、曖昧な聞き方や常識を押し付けるような態度は、出品者に「面倒だな」と思われ、結果的に取引がうまくいかないことが多いのです。

逆に、希望額を明示し、丁寧で誠実な言葉遣いを心がけることで、やりとりは簡潔になり、双方が気持ちよく取引できる可能性が高まります。明日からは、相手の立場を考えた交渉を心がけてみましょう。


監修者:徳田 このみ
フリーライター。フリマアプリ歴8年、これまでの全取引で「良」の評価を獲得。メルカリやラクマなどを利用し、自身の不用品のみの出品で累計350点以上を販売。効果的なサムネイル作成や価格設定、トラブル対策などに精通している。