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年末年始の玄関先を華やかに!クリスマスからお正月まで楽しめる人気植物[7選]【ガーデニング】

  • 2025.12.18

年末年始の玄関先を華やかに!クリスマスからお正月まで楽しめる人気植物[7選]【ガーデニング】

慌ただしい師走にあっても、年末年始を迎える庭や玄関先は華やかに装いたいものです。クリスマスからお正月へと、洋から和風への切り替えを楽しむのもよいですし、初春を寿ぐ気分を年末から一気に盛り上げる花飾りもおすすめです!

クリスマスは洋風、お正月は和風⁉

クリスマスはツリーやリースなど、洋風のデコレーションにはモミなどの針葉樹(コニファー)やクリスマスホーリーと呼ばれるヒイラギなどが活躍。お正月には同じ針葉樹でもマツに変わり、タケやマンリョウなどが利用されます。

クリスマスやお正月というシーズンイベントの花飾りは、こうしたアイコンになる植物をおさえておくと便利です。洋でも和でも、なぜかテーマカラーはグリーン&レッドと共通していますね。それと、おめでたい気分には金銀をイメージさせるシルバーリーフなども効果的です。

年末年始の街は、クリスマスを過ぎるとあっという間にお正月の飾りへと変わりますが、忙しい家庭では洋風から和風への切り替えに手間はかけられません。できれば和洋折衷か、1鉢の寄せ植えにアレンジを加えるくらいで、クリスマスからお正月まで楽しみましょう。

そこで、アイコンとなるコニファーやマツなどの常緑樹(切り枝もOK)、マンリョウなどの赤い実のなる植物、プラチーナやシロタエギクなどのシルバーリーフを用意。春まで楽しめる好みの草花を添えれば、正道とはいかなくても華やぐ気分を感じる寄せ植えができます。

年末年始の飾りに使いたい植物7選

年末年始の花飾りに使いやすい植物をご紹介します。

江戸時代から親しまれる縁起植物【マンリョウ】

実の観賞期:11~4月
樹高:約100㎝

枝先につく葉の下に真っ赤な実を吊り下げる低木です。園芸店では高さ20~30㎝に仕立てた鉢植えが出回ります。江戸の園芸文化の中で人気を集め、マンリョウのほかにもセンリョウやジュウリョウ(ヤブコウジ)という実ものが今も親しまれています。イルミネーションなどを添えれば、洋風の雰囲気にもできます。

家の内外を華やかに彩る【シクラメン】

開花期:10月中旬~4月
草丈:15~40㎝

かつては室内で楽しむ冬の鉢花としてお歳暮に重宝されましたが、近年は庭や玄関先で栽培できるミニタイプのガーデンシクラメンが主流です。雪に覆われても咲き続けるほど寒さに強く、晩秋から春遅くまで楽しめます。室内で栽培する鉢花タイプは、屋内の暖房のない日当たりで管理しましょう。

冬のバラを思わせる華やかなリーフ【ハボタン】

葉の観賞期:11~4月
草丈:15~30㎝

食用のケールから品種改良され、江戸時代から多彩な園芸品種が誕生。かつては株の直径30㎝ほどの大型品種が主流でしたが、近年は径10㎝ほどで茎のくねる「踊りハボタン」や、冬のバラと称される美しい葉色、シックな葉色などが人気です。冬も地植えで栽培できます。

1鉢で春の香りを届ける洋ラン【シンビジューム】

開花期:12~4月
草丈:30~60㎝

アジアやオセアニアに分布する原種から品種改良された洋ランなので、ランにしては寒さに強く、初心者にも育てやすいものです。線形の葉は常緑で、ふくよかな花を多数咲かせます。香りもあって、長く咲き続けるので、コスパがよく、植え替えれば翌年も開花します。

クリスマスホーリーの代わりにもぴったり【センリョウ】

実の観賞期:11~1月
樹高:70~100㎝

日本をはじめとするアジア各地に自生する低木で、関東以西の暖地なら庭植えで冬越しできます。切り枝でもよく出回りますが、地下茎で枝が年々ふえるので、1株あるとクリスマスにもお正月にも活躍。黄色の実をつけるキミノセンリョウもあり、日陰でも栽培できます。

あらたまった雰囲気を感じさせる【カンギク】

開花期:12~1月
草丈:30~60㎝

キクは多彩な品種を集めれば、ほぼ一年中花を咲かせられます。冬に咲くカンギク(寒菊)は原種のアブラギクから改良された園芸種。品種名として‘寒菊’があるので、冬咲きや寒咲きと呼ばれることも。花形や大きさなど種類豊富なので、飾りたい場所にあわせて品種や大きさを選びましょう。寒さに強く丈夫です。

初春を寿ぎ、春を招く【ウメ】

開花期:1~3月
樹高:3~10m

地植えにすると樹高10mにもなる高木ですが、盆栽仕立ての鉢物が多く流通。春一番に咲き出す花として愛されます。松竹梅のおめでたい木でもあり、マツや実ものと組み合わせた鉢物も出まわります。長く生きる木なので、鉢植えで毎年咲かせて寄せ植えしませんか。

寄せ植えにした植物の管理栽培

寄せ植えは苦手という方は、マンリョウの鉢植えにハボタンなどの鉢を一緒に並べる「寄せ鉢」でも雰囲気は出せます。やはり植物はそれぞれ性質が異なるので、鉢植えは単植の方が栽培管理がしやすく、枯らしてしまう失敗も減ります。

寄せ植えにしたものは観賞時期が過ぎたら解体して、低木や多年草は単植の鉢植えに植え替えましょう。それぞれ適した置き場所に置いて水やりを続けて養生することで、また次の年末年始に活躍してくれます。

年末年始の花飾りを自分なりのスタイルでできるようになると、寒い季節のガーデニングも幅が広がり、一層楽しめるでしょう。

※2023年12月13日に配信した記事を再編集しています。

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