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冬は落葉樹の剪定適期。コンパクトで美しい樹形を目指そう!【ガーデニング】

  • 2026.2.3

冬は落葉樹の剪定適期。コンパクトで美しい樹形を目指そう!【ガーデニング】

アジサイやスモークツリーなどの花木、ローズマリーなど低木のハーブ、モミジなどの庭木の剪定はどうしていますか? 初心者に剪定なんてとても無理!などと諦めないで。切ってよい時期や切り方の基本を覚えて、数千円の道具を用意すれば、植木屋さんのようにハサミの音を響かせて、思い通りの樹形に仕立てられます。

木によって異なる「剪定適期」を知ろう

冬に落葉樹が葉を落とすと、剪定の時期だなと思いませんか?
確かに落葉樹は冬に葉を落として休眠するため、太い枝を切ってもダメージを受けにくく、剪定するのに向いています。ただ、モミジだけは休眠から早く起きるので、年明け前がベスト。

それに対してハーブのローズマリーや、ツバキやキンモクセイなどの常緑樹は寒さに弱いので、気温が上昇する春先や初夏(寒冷地以外は9月も)が適します。

また、アジサイやユキヤナギなどの落葉低木は花後すぐに次の花芽ができるため、花が終わったら早めに剪定しましょう。花が終わってしばらくしてからでは、伸びた枝にできた花芽を剪定で落としてしまい、翌年は花が咲かなくなってしまいます。

ただし、真っ白な花を咲かせるアジサイ’アナベル‘やカシワバアジサイなどは翌春に花芽をつけるので、冬までシードヘッド(花がら)を楽しんでから剪定してもOK!
このように剪定は木によって適期があります。図鑑やネットで適期を調べてから切れば間違いありません。

枝の途中で切らないで、つけ根で切ろう

適期をチェックしたら、つぎは実際の切り方です。
よく街路樹などが枝の途中でぶつ切りされているのを見かけますが、あれはやめたい!
枝は基本的に分枝する枝のつけ根から切り取ります。

このように不要な枝を〝つけ根から切る″ことをすかし剪定といいます。枝ごと間引いて本数を減らすので仕上がりが自然で、その後の成長も穏やかになる剪定の基本です。


〝枝の途中で切る″のは「切り戻し剪定」といい、枝先を切り落とすために木の風情を損ないます。また、枝を短くするつもりで切った箇所から何本も新しい枝が伸び出て、樹形が乱れるため、できるだけ避けましょう。ただし、街路樹のサルスベリなどは花の咲く枝をたくさん出させるため、切り戻し剪定をすることもあります。

どの枝を切ったらよいのか、法則を覚えよう!

剪定の必要に迫られている方は、「これ以上は大きくしたくない、コンパクトにしたい」と思って、枝の先端を切って(切り戻して)しまいがちです。すると、切った位置の下にある節から多くの枝が勢いよく伸び出すかもしれません。

できれば、一番高い枝(切りたい枝)から分枝している側枝のつけ根で、高いほうの枝を切って樹高を下げ(低くし)ましょう。剪定してもそこで木の成長が止まるわけではありません。その後に木がどう成長するか、考えて切る必要があります。

植物の成長ホルモンはてっぺんの枝、上向きの枝、太い枝に強く働くので、二番目に高い枝、下向きの枝や細い枝を残す剪定をすれば、木の成長が穏やかになります。この法則を覚えると、剪定で切るべき枝がわかるようになりますよ!

剪定は木をいじめるのではなく、整枝が目的

初心者が木を切ると、木を傷めるのではないかと心配かもしれません。けれども、切るべき時期に適した位置で切れば、木のダメージはほとんどありません。むしろ、不要な枝を切ることで枝の内側にもよく日が当たり、風通しもよくなって、木は健やかに育ちます。

不要な枝とは枯れ枝や、枝の伸びる方向とは逆向きに出る逆さ枝、ほかの枝と混み合ったり交差する枝、隣の枝と並行して伸びる枝、横枝から上向きに勢いよく伸びる枝など。これらを剪定することで、残した枝が伸びやかに成長できるわけです。

リーズナブルな道具でも大丈夫

切れないハサミやノコギリで剪定すると作業が進まず疲れますし、ケガをする危険もあります。剪定は毎年少しずつ行うことで樹形を美しく保てるので、これを機会に最低限の道具をそろえるのがおすすめです。高価なものも売っていますが、植木屋さんは一般的にどんな道具を使っているのか教えてもらいました。

すると、ハサミもノコギリもホームセンターでよく見かける「岡恒」や「ゴムボーイシリーズ」などの2000~3000円のもの。ハサミは小さな力でよく切れるバネ式で、女性にも使いやすいコンパクトサイズもあります。

太い枝などがつけ根で切りにくい場合は、手前でいったん枝を切り落としてつけ根で切り直しましょう。そうすると切り口がきれいで、切ったあとに傷みにくいものです。

また、太い枝を切った場合は切り口に雑菌などが入らないように、癒合剤を塗っておくと安心です。木工用のボンドでも代用できます。

剪定を怖がらずに挑戦して、コンパクトでもナチュラルな枝ぶり、たくさん花が咲く木に仕立てましょう。

※2024年1月31日に配信した記事を再編集しています。

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