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上野の双子パンダ、来年1月中国へ返還 国内のパンダ飼育ゼロに「寂しい」VS「高額レンタル料から解放」賛否の声

  • 2025.12.15
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国内で飼育されるパンダはゼロに?

上野動物園の双子のジャイアントパンダ、雄のシャオシャオと雌のレイレイ。2021年6月に誕生した上野の人気者ですが、来年1月下旬に中国へ返還されることが分かりました。

2頭は繁殖研究目的で貸与された親から生まれたため所有権は中国にあり、返還期限が来年2月に迫っていた。

— 産経ニュース (@Sankei_news) December 14, 2025

2頭は『繁殖研究目的で貸与された親から生まれた』ため、所有権は中国にあります。

そして返還期限が、来年2月に迫っていました。

今年6月には和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」の4頭が中国に返還されており、国内での飼育は上野の双子だけでした。

これで、国内で飼育されるパンダはゼロになる見通しです。

SNS上の反応――「寂しい」VS「もう必要ない」賛否両論

emogram編集部では、SNS上の反応を分析しました。

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コメントは大きく分けて、返還を肯定的に捉える声、パンダを愛する人からの寂しさの声、そして政治的・経済的な観点からの意見という3つの傾向が見られました。

返還を肯定的に捉える声が多く、もう必要ないという意見や、中国に依存しない方が良いという声が目立ちました。特に目立ったのが、パンダのレンタル料が年間約10億円と高額すぎるという指摘です。

一方で、パンダを愛する人たちからは寂しさを表す声も寄せられています。

どれだけ多くの日本国民がパンダを愛し、パンダに癒やされてきたかという声や、上野での可愛い姿をしっかり目に焼き付けたいという反応も見られました。

パンダ自体に罪はなく、人間の事情で振り回されるのがかわいそうという意見という声もありました。

政治的・経済的な観点からの意見も多く、パンダが政治利用されていることへの批判が目立ちました。また半世紀前、初めてパンダが来た頃は貸出しではなく贈与だったという指摘や、今では年間10億円規模のレンタル料で貸し出されるようになったことへの疑問の声もありました。

このほか、パンダの代わりにレッサーパンダやタヌキ、ラッコの方が貴重という意見や、台湾の動物園でパンダを見れば良いという提案も見られました。

ライターコメント

このニュース、予想以上に賛否が分かれました。年間10億円という高額なレンタル料への批判は多く、経済的な負担を考えると返還は妥当という意見も理解できます。一方で、パンダに癒やされてきた人たちにとっては、寂しいニュースであることも確かです。国内でパンダが見られなくなることは一つの時代の終わりかもしれませんが、それが必ずしもネガティブなことではなく、新しい選択の始まりとも言えるのではないかと、個人的には思います。

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