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【上野】ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢@東京都美術館12月21日(日)まで

  • 2025.11.3

上野の東京都美術館では、「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が2025年12月21日(日)まで開催されています。画家としての情熱だけでなく、支える家族の存在があったからこそ、作品が今に残っていることを知り、とても印象に残りました。

出典:リビング東京Web

ファン・ゴッホ家が守り続けた、特別なコレクションに出会う

フィンセント・ファン・ゴッホの作品が、なぜ今日まで私たちのもとに届いているのか――。その背景には、弟テオ、義妹ヨー、そして甥フィンセント・ウィレムによる熱意と尽力がありました。

出典:リビング東京Web

会場展示風景※特別に許可を得て撮影しています。

本展は、ファン・ゴッホ家が代々大切に守り伝えてきたファミリー・コレクションに光を当てる、日本初の試みです。画家の人生と作品に寄り添い続けた家族の物語を通して、これまでとは違った視点でファン・ゴッホ作品と出会える展覧会です。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

初期から晩年まで──画業の変遷をたどる30点超の代表作

展覧会会場は、《画家としての自画像》《種まく人》など、ファン・ゴッホの代表作30点以上が集結しています。

出典:リビング東京Web

フィンセント・ファン・ゴッホ 《画家としての自画像》1887年12月-1888年2月 油彩、カンヴァスファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

日本初公開|ファン・ゴッホが友人に宛てた手紙4通

会場では、ファン・ゴッホの滞在した土地ごとに変化する作風や色彩表現、筆致の変遷をじっくりと体感できます。ファン・ゴッホの自画像の色使いとフランスへ旅立つ前の作品の色使いも本展の見どころのひとつです。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

会場ではオランダ時代に友人に宛てた手紙4通も日本で初めて公開されています。絵とともに綴られた言葉から、芸術家として、そしてひとりの人間としてのファン・ゴッホ像が浮かび上がります。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

作品の中に“没入”する体験──イマーシブ・コーナーも登場

会場内には、幅14メートルを超える大空間に映像を投影するイマーシブ・コーナーも設置されています。

出典:リビング東京Web

※イマーシブ・コーナーは来場者による撮影可

高精細な映像で再現された名画の筆づかいや、3Dスキャンされた《ひまわり》の映像など、まるで絵画の中に入り込んだかのような体験が楽しめます。

出典:リビング東京Web

イマーシブ・コーナー

まさに、ファン・ゴッホが願った「100年後の人々にも見てほしい」という夢が、最先端の技術で叶えられる瞬間です。

出典:リビング東京Web

イマーシブ・コーナー

芸術を「受け継ぐ」ことの尊さを感じて

ファン・ゴッホの作品は、天才画家の努力だけではなく、それを信じ続け、守り続けた家族の存在があったからこそ、現代にまで届けられました。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

絵画を観ることは、色や形を楽しむだけでなく、そこに込められた想いや物語に触れることでもあります。

出典:リビング東京Web

ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム

本展は、そんな“受け継ぐ力”の尊さと、作品の奥にある深い人間ドラマを感じさせてくれる貴重な機会です。絵の向こうにある「もうひとつの物語」を、ぜひ会場で感じてみてください。

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