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【上野】東京国立博物館 特集「博物館に初もうで 午―神と人をつなぐ祈りのかたち―」

  • 2026.1.16

新年恒例、博物館に初もうでで新しい年のスタートを!

東京国立博物館 本館 特別1室で新年恒例の特集「博物館に初もうで 午―神と人をつなぐ祈りのかたち―」[2026年1月1日(木・祝)~1月25日(日)]を見て来ました。

2026年、令和8年は午年(うまどし)。 本館 特別1室では、今年の干支「午」をテーマに第1章「人と馬との出会い」、第2章「武士と馬」、第3章「馬と神事」の3つで構成された特集展示で、人間と馬の深い絆と長い歴史が感じられる作品を見ることが出来ました。

古くから人と馬とのつながりを表す埴輪や、神馬図、駒競などの神事を描いた絵巻や豪華な装飾の馬具なども展示され、躍動的で生き生きとした馬の姿に新しい年のスタートが切れそうです。

 

出典:リビング東京Web

東京国立博物館

神聖な馬、権威の象徴としての馬、神仏へ人の祈りを繋ぐ馬

人の気持ちを感じ取る馬は、戦や農耕、運搬、交通の手段としてその機動力を生かして、長い歴史を人間と生活を共にして来ました。 古代、日本に馬が渡って来て以来、優れたよい馬を持つことは王や武人の栄誉であり権威の象徴とされてきました。

また、戦勝祈願など祈りを込めて奉納される神馬は、神仏への最上級の供物として神聖な存在でした。今も神社などで奉納する絵馬はその名残だそうです。

《馬形埴輪(うまがたはにわ)》

人物埴輪や動物埴輪は形象埴輪(けいしょうはにわ)と呼ばれ、6世紀の古墳時代に流行したそうです。

展示されていた《馬形埴輪》(左)は、鈴や杏葉(ぎょうよう)、轡(くつわ)などの豪華な馬具で飾り立てられた「飾り馬」だそうです。 猿や水鳥、鹿などの動物埴輪は、素朴で身近な動物という印象ですが、豪華な飾りを付けた馬形埴輪は、直線的な長い脚や全体的に無駄のないすっきりしたフォルムに、馬が王の権威の象徴であった様子が伝わってきます。

 

出典:リビング東京Web

左、馬形埴輪 1個 群馬県大泉町出土 古墳時代・6世紀、装飾付脚付壺 1個 兵庫県たつの市 山王山古墳出土 古墳時代・6世紀 本館 特別1室 どちらも東京国立博物館蔵

重要文化財《伝名和長年像(でんなわながとしぞう)》に馬

16世紀、安土桃山時代に描かれた長谷川等伯(はせがわとうはく)筆の武将の肖像画(左)です。お気に入りの馬でしょうか。自らの肖像画に馬を描いている珍しい一幅です。 右は、蒔絵や螺鈿の装飾が美しい《鶴亀蒔絵鞍鐙(つるかめまきえくらあぶみ)》、《松巴螺鈿鞍(まつともえらでんくら)》です。

 

出典:リビング東京Web

左から、重要文化財 伝名和長年像 1幅 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀、鶴亀蒔絵鞍鐙 1具 江戸時代・19世紀 侍従職引継、松巴螺鈿鞍 1背 室町時代・15世紀 本館 特別1室 すべて東京国立博物館蔵

《駒競行幸絵巻(模本)(こまくらべぎょうこうえまき(もほん))》(下巻)

競馬・駒競(くらべうま・こまくらべ)は、平安時代、五穀豊穣と天下泰平を祈念して行われた宮中行事で、上級貴族の私邸でも行われたそうです。

『栄花物語(えいがものがたり)』巻二十三「駒競の行幸」に記された関白藤原頼道(ふじわらのよりみち)の屋敷で行われた駒競の様子を描いた《駒競行幸絵巻(模本)》(下巻)。 江戸時代後期に褪色が進み切り離され分蔵されていたものを、木挽町狩野家(こびきちょうかのうけ)第九代当主・狩野〈晴川院〉養信(かのう(せいせんいん)おさのぶ)により本来の並び順の復元を試みた模写だそうです。現代の文化財の修復や復元を思わせます。

 

出典:リビング東京Web

駒競行幸絵巻(模本) 下巻 1巻 狩野〈晴川院〉養信模 江戸時代・文政11年(1828)、原本:鎌倉時代・14世紀 本館 特別1室 東京国立博物館蔵

吉祥文様(きっしょうもんよう)で雅やかに寿ぐ新春

本館12室、13室では、吉祥文様が施されたやきものや、蒔絵などの作品を見ることが出来ました。 華やかでおめでたい意匠に新春の訪れを感じることが出来ました。

重要文化財《御所車蒔絵硯箱(ごしょぐるままきえすずりばこ)》

みごとな蒔絵技術で描かれた蓋の表裏には、流水に御所車(ごしょぐるま)や、長寿の象徴とされる菊が咲き誇る風景が殿舎と共に描かれています。 王朝文化への憧れを感じさせる御所車の意匠は『源氏物語』などの王朝文学の世界観を彷彿とさせる新春に相応しい雅やかさです。

 

出典:リビング東京Web

重要文化財 御所車蒔絵硯箱 1合 江戸時代・17世紀 本館12室 東京国立博物館蔵

特集「博物館に初もうで 午―神と人をつなぐ祈りのかたち―」を見に行こう!

本館では他にも「KAKIEMON ―伊万里焼柿右衛門の世界―」(本館 14室 2025年11月11日(火)~2026年2月8日(日))が開催中です。

またTNM & TOPPAN ミュージアムシアター(東洋館 地下1階)ではVR作品『洛中洛外図屛風 舟木本』(2026年1月1日(木・祝)~3月29日(日))が上演中です。3月29日(日)をもってTNM & TOPPAN ミュージアムシアターは運営終了となりますのでこちらもお見逃しなく。 ※最新の情報はホームページでご確認ください。

新春特別展示、千住博(せんじゅひろし)《ウォーターフォール・陽光》

1月12日(月・祝)まで本館大階段に同館アンバサダーで日本画家・千住博(せんじゅひろし)の新作《ウォーターフォール・陽光》(2024—2025年 紙本彩色 同氏寄贈 東京国立博物館蔵)が特別展示されていました(現在は展示は終了)。 お正月に相応しい紅白の滝の水しぶきが、今までにない鮮烈な空気の流れとエネルギーを生み出しているかのように感じられました。

東京国立博物館 本館 特別1室で開催中の特集「博物館に初もうで 午―神と人をつなぐ祈りのかたち―」は1月25日(日)までです。 是非お出かけください。

 

出典:リビング東京Web

手前、馬 1軀 後藤貞行作 明治26年(1893) 本館 特別1室 東京国立博物館蔵

ミュージアムグッズ

ミュージアムグッズは、名品アクリルスタンド全10種のうち金魚づくし・玉や玉や(550円)、マスキングテープ 見返り美人図(323円)、ひとくち羊羹 3本入(656円)、日本の美術 歌川国芳 猫シリーズ ふせん(550円)を購入。

名品アクリルスタンド全10種(右)は、絵柄が見えないように袋に入っています。どの絵柄が当たるかお楽しみです。 ひとくち羊羹 3本入(中央)は、お茶うけに丁度良い甘さです。

※価格は全て税込みです。文中に記載のないものは全て東京国立博物館蔵です。

 

出典:リビング東京Web

ミュージアムグッズ

〇東京国立博物館 URL:https://www.tnm.jp/ 住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 アクセス:JR上野駅公園口・鶯谷駅南口から徒歩10分、東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分 お問合せ:050-5541-8600 (ハローダイヤル) 開館時間:9時30分~17時00分(東博コレクション展(平常展))※毎週金・土曜日は20時00分まで(入館は閉館の30分前まで) 休館日:月曜日(祝・休日の場合は開館し、翌平日に休館)※本館7~10室は2026年4月7日(火)まで閉室 観覧料(東博コレクション展(平常展)):一般 1,000 円/大学生 500 円 ※有料イベント等は別途料金が必要です。 ※黒田記念館は無料です。 ※東博コレクション展(平常展)は、事前予約不要です。 ※高校生以下、および満18歳未満と満70 歳以上の方は東博コレクション展(平常展)は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。 ※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。 ※開館日・開館時間・展示作品・展示期間等、今後の諸事情により変更する場合があります。最新情報は、東京国立博物館ウェブサイト等でご確認ください。

〇特集「博物館に初もうで 午―神と人をつなぐ祈りのかたち―」 会期:2026年1月1日(木・祝)~1月25日(日) 会場:東京国立博物館 本館 特別1室 観覧料:東博コレクション展(平常展)の料金で観覧できます。 ※館内は個人利用に限り撮影可能な作品があります。(フラッシュ、三脚、動画、自撮棒、長時間の占有は禁止です。撮影には会場の注意事項をご確認の上周りのお客様へのご配慮をお願いします。) ※撮影禁止の作品がありますのでご注意ください。 ※画像の無断転載・転用は禁止です。

〇ミュージアムショップ 営業時間:博物館の開館時間に準ずる TEL:03-3822-0088

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