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もはや、上野の“招き猫”「パンダ」返還まで残すところわずか…。別れを前に「完全抽選制」で観覧できない人も続出

  • 2026.1.8

レンタル料は「年間1億円」でも“安すぎる”黒字ビジネス

レイレイ(雌)/上野動物園公式サイトより引用
レイレイ(雌)/上野動物園公式サイトより引用

上野動物園のシンボルであるジャイアントパンダたちの中国返還。「かわいい」「寂しい」という感情的な別れの裏で、もう一つの深刻な“悲鳴”が上がっています。それは、彼らが支えてきた莫大な「パンダ経済圏」の喪失です。日本中を包む悲しみの声と、専門家も危惧する「経済的なパンダロス」の実態に迫ります。

1月末で返還を予定している双子のパンダ「シャオシャオ(雄)」「レイレイ(雌)」。SNS上には、「観覧券を一度も取れていないので動画のアップは助かります」「中国に帰っても元気でいてね」といった別れを惜しむ声と共に、今後の「上野離れ」を示唆するファンの声があふれています。パンダファンたちの消費行動は、いわゆる「推し活」そのものです。経済効果の研究で知られる関西大学の名誉教授・宮本勝浩さん(80)は、日本からパンダがいなくなることによって失われる経済効果は、1年間で少なくとも約195億円と試算し、同大を通じて発表しました。

この「パンダ特需」の恩恵を最も受けていたのが、地元・上野の商店街や百貨店です。パンダの誕生日や公開イベントがあるたびに街は活気づき、松坂屋上野店やアメ横では「パンダ感謝セール」が打たれ、飛ぶように商品が売れました。パンダはお客さんを呼んでくれる「招き猫」以上の存在といっても過言ではないでしょう。

一方で、パンダを日本に呼ぶためには「保護繁殖研究費」として、ペアで年間約1億円(※契約による)とも言われるレンタル料が中国側に支払われています。「高すぎる」という批判の声も一部にはありますが、年間数百億円の経済効果を生み出す彼らのコストパフォーマンスは、ビジネス視点で見れば「破格の安さ」と言わざるを得ません。たった数頭で、街一つを養うほどのお金を動かす。彼らは愛らしい動物であると同時に、極めて優秀な「経済大使」だったのです。

「お金には代えられない思い出をもらった」――ファンの多くはそう口にします。しかし、その「思い出」を作り出す過程で動いていた巨額のマネーが、上野の街を潤していたこともまた事実。愛くるしい白黒の家族が去ったあと、上野には「心の穴」と「経済の穴」、その2つがぽっかりと空くことになりそうです。

【注意】現在は「Web予約(先着順)」の期間中

別れの時が迫る中、観覧ルールは複雑化しており注意が必要です。現在は、昨年末から続く「Web申し込み・先着制」の期間(1月12日まで)に該当します。そのため、ふらっと行っても見ることはできません。

まず、直近の1月12日(月・祝)までは、「Web申し込みによる先着順」の期間です。観覧には事前のWeb予約が必須となります。その後、休み明けの1月14日(水)から最終観覧日の1月25日(日)までは、「Web申し込みによる完全抽選制」となります。最後の期間は、事前にWebで申し込み、抽選に当選した方のみが入場可能です。

なお、現在はすでに検疫期間に入っているため「室内展示のみ」となっており、係員の誘導に従って1分程度で移動しながら観覧する形式となっています。

(LASISA編集部)

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