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「文章力は“経験”よりも”知識”が重要!」学校では教えてくれない、圧倒的な文章力を身につける方法

  • 2025.12.14

文章力は学校だけでは育たない?その理由とは

学校の授業では、国語の時間に作文や読解を扱います。しかし、授業だけで「文章力」を十分に伸ばすことは意外と難しいのが現実。それだけでなく、文章を書くことに苦手意識を持ってしまう子どもは少なくありません。

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その理由は大きく分けて三つあります。1. そもそも書く時間が足りない学校の授業では、漢字の練習や読解問題、文学作品の学習などカリキュラムが多岐にわたります。作文の時間は限られており、十分に書く練習を積むことができません。文章力は「書く量」と「考える量」に比例して伸びるものですが、授業だけではその量が不足しがちです。2. 個別のフィードバックが受けられない文章力向上には、書いた文章に対して丁寧な添削や指導が不可欠です。しかし、教師1人がクラス全員の作文を細かくチェックするのは現実的に困難です。そのため、子どもは自分の文章のどこがよくてどこが改善点かを理解しづらく、間違った書き方や癖が定着してしまうことがあります。3. 文章を書く“目的”が限定的学校の作文は「読書感想文」や「指定テーマ作文」が中心で、自由に発想したり、自分の考えを組み立てて表現する機会は意外と少ないもの。文章力は、テーマを自分で設定し、考えを整理し、相手に伝える経験を積むことで磨かれます。学校のカリキュラムだけでは、この「自由に考え、自由に表現する力」を十分に育てる機会が少ないのです。では、どうすれば文章力を伸ばすことができるのでしょうか?ここからは、学習参考書出版社を舞台に、参考書オタク男×サブカルミーハー女のお仕事コメディ漫画『ガクサン』に登場するエピソードをもとに、参考書で文章力を伸ばす方法を見ていきます。

作文が苦手な妹と、適当で良いと言う兄

参考書出版社に中途入社した茅野うるしは、偏屈な参考書オタク・福山と二人きりの部署「お客様ご相談係」に配属されます。ある日、うるしは昼休憩で立ち寄ったファストフード店で、偶然隣の席から聞こえてきた兄妹の会話に耳を留めます。妹は「勉強は好きなのに文章だけがどうしても苦手」で、作文対策の参考書を探している様子。一方の兄は、推薦入試を適当に書いた作文で突破した成功経験があるため、文章力を参考書で身につける必要性をまったく感じていません。「わざわざ作文の参考書を買うのはバカ」と妹の悩みを軽く扱い、取り合おうとしないのです。

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うるし自身も文章力に悩みを抱えていたため、この兄妹の様子が気になり、そっと兄妹を追いかけて書店へ向かいます。「作文の参考書なんてあるのかな?」という妹の戸惑いと、「だから、適当でいいって」と突き放す兄の温度差。ちょうどその時、同じく昼休憩で書店に来ていた福山が偶然現れます。圧倒的な知識量と分析力を誇る福山は、参考書の“歩くデータベース”のような存在。そして、そこから福山の“圧倒的に論理的で、しかし妙に熱量のある”参考書解説タイムが始まります。

参考書で文章力を伸ばす「3つのステップ」

(1)言葉を増やす普段使わない言葉は文章で使えません。文章で使える言葉を増やすには、普段からニュースやドキュメンタリーなどを通して日常的に多様な表現に触れることが大切です。

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(2)型を覚える作文と小論文の違いを理解し、文章の構造を把握することが重要です。作文は起承転結を基本に体験や感情を主観で書きます。小論文は問題提起から結論まで客観的に論理を展開します。型を覚えることで、テーマに左右されず安定した文章を書けるようになります。(3)演習を重ねる文章を書く練習を繰り返し、採点基準をきちんと読んで、それを意識することが大切です。書くだけで終わらせず、改善点を確認して次に活かすことで力が身につきます。

「経験不足だから書けない」は本当?

しかし、ここまで丁寧に説明しても、兄の表情にはまだどこか納得のいかない影が残っています。「テクニックを学んだところで人生の引き出しがない奴には無駄」彼はそうぼそりとつぶやき、まるで“経験のない人間”は“ある人間”に一生勝てないと言わんばかりの諦めムードを漂わせます。

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しかし、そんな兄の意見を、福山は即座に否定します。「参考書で豊富な知識を身につけて、勝ちに行け」特に小論文では、特別な経験がなくても、知識や技術を参考書で学ぶことで十分書けるようになると福山は説明します。つまり、文章力に必要なのは「自分が直接体験したこと」ではなく、知識や情報の引き出しの豊富さなのです。日常の何気ない出来事も、社会で起きている問題や周囲の状況を知っていれば、より深く考えをまとめ、読み手に伝わる文章に変えることができます。特別な体験が少なくても、文章の型や知識を参考書で学び、社会の情報に目を向けることで、しっかりと書ける力を身につけることが可能なのです。

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「英作文はどうなんだよ!」兄がこだわる“本当の理由”

福山の論理的な説明に圧され、一度は黙り込んだ兄。しかし、すぐに再び反論の炎が燃え上がります。「英作文はどうなんだよ! 英語は経験があるやつができるに決まってるだろ!」今度は話題を日本語から英語へとすり替え、“経験の量=文章力”とする主張を何とか守ろうとします。けれど、ここで福山はある違和感を鋭く察知します。――なぜ兄は、ここまで頑なに「経験がないと書けない」と言い張るのでしょうか?それには、高校進学後に彼が直面した“大きな壁”が関係していました。

具体的な学習ステップやオススメ参考書は?

では実際に、英作文を含む文章力はどう鍛えればいいのでしょうか?そして作中で紹介される参考書の詳細や使い方は?ぜひ漫画本編でじっくりお確かめください。

ガクサン『うるしと文章力の伸ばし方』

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