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「旦那に捨てられたんだって」と陰で噂するご近所→3ヶ月後、玄関先で私が放った一言

  • 2026.3.9
ハウコレ

引っ越してきて3年。穏やかだったご近所付き合いが、夫が家を出た日を境に一変しました。

玄関先で見送ったスーツケース

あの朝、夫は大きなスーツケースを持って家を出ました。「出て行って」と伝えたのは私の方。理由は夫が一番よくわかっているはずです。けれどご近所の目には、荷物をまとめて出ていく夫と、それを見送る私の姿しか映らなかったのでしょう。翌日から、ゴミ出しのときの挨拶がどことなくよそよそしくなった気がしました。

スーパーで聞こえたひそひそ声

数日後、スーパーの惣菜コーナーで声が聞こえました。「あの奥さん、旦那さんに捨てられたらしいよ」「子どもまだ小さいのに大変ねぇ」「浮気かもね」。振り向くと、同じマンションの奥さんたち。目が合った瞬間、気まずそうに視線をそらされました。惨めだったのではありません。事実と違うことを、訂正する気力すら湧かない自分が、ただ悔しかったのです。

「何かあったら言ってね」の裏側

隣の部屋の奥さんが「大変だったわね。何かあったらいつでも言ってね」と声をかけてくれました。少しだけ救われた気持ちになったのも束の間。数日後、エレベーター前でその人の声が聞こえてきたのです。「やっぱり若いうちの結婚ってダメよね。うちの旦那にも感謝しなきゃ」。あの日の優しい笑顔を思い出して、胸の奥がすうっと冷たくなりました。

そして…

夫が出ていって3ヶ月後の休日。玄関のチャイムが鳴りました。ドアの向こうに立っていたのは、夫でした。「やり直したい」と頭を下げる彼に、私は迷いのない声で答えました。

「届いてるよね、あの書類。サインしておいて」。夫は何も言えずに立ち尽くしていました。その様子を、通りかかったご近所の何人かが見ていたようです。翌日から、あれほど聞こえていたひそひそ声がぴたりと止みました。すれ違うときに目をそらすのは、向こうの方になっていました。「捨てられた」のではなく「捨てた」のが私の方だったと、ようやく伝わったのかもしれません。私は何も変わっていません。ただ、自分で決めた。それだけのことです。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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