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【スナック植松】アラサー世代のあるある仕事悩みを解決!

  • 2025.12.13
教えてくれたのは……

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!

上司や制度を上手に利用しなくっちゃ

お悩み1:同僚がどんどん倒れて、仕事量が増加。肉体的にも精神的にも辛いです……。

憧れの仕事に就けたのですが、今の部署が過酷で同僚が3人倒れ、そのぶんの仕事が降りかかってきて、さらに過酷に。このままではもっと倒れそうだけど、辞めるのはもったいない。どう乗り越えればいいですか?
ペンネーム:ゆんさん(32歳・会社員)

植松さん

まず、辞めるのはもったいないです。


常連M

もともと目指していた仕事なんだもんね。新しいところに行ったからって、必ずしも今より状況がよくなるという保証もないしなぁ。


植松さん

今は転職エージェントも多く、新しい会社に行ったほうが目先のお給料が上がるなど魅力的なこともあると思うけど、慣れない環境で働くのは大変。同僚がいい人ばかりとも限らなかったりするからね。


常連M

でもこのままじゃ、ゆんさんが倒れちゃいそう。


植松さん

肉体的には、きちんと休みをとってほしいと思うけど、メンタル的には、すごくおめでたくポジティブに考えるのはどうかしら?


常連M

ポジティブに? どういうこと?


植松さん

しんどいとは思うけど、今、ゆんさんは“何人馬力で働いているの?”って感じの活躍っぷりでしょ。これって、見方を変えてみると、お給料をもらいながら、力試しができている状態。会社からすると、もはや、ゆんさんはなくてはならない存在でとっても大切な人。つまり、今の状況になったことで、あなたの輝きは増しているのよ。たくさんの案件を扱うからこそ、上司とのやりとりも自然と増えたでしょ? それによって人柄や仕事の内容、精度などがより伝わりやすくなり、まさに出世への近道。あとは、どう評価されるかが大切で、会社が、役職なのか報酬なのかわからないけど、何かしらの形で応えてくれたら、気持ちの帳尻が合うんじゃないかしら。きっと神はいるわ!


常連M

確かに、仕事があるから、輝けるわけだしね。


植松さん

そう、そう。それで評価されないと思ったら転職を考えるのもあり。あとは、今、仕事に忙殺されすぎて、そのことばかり考えていると思うけど、趣味や推し活はちゃんとできているのかしら?


常連M

そういった時間まで確保できないなら、かなりのブラックとはいえるよね。


植松さん

そうね、それぐらいの権利は主張してもいいと思うけど。とにかく今の状況は成長するきっかけと捉えて、利用してスキルを磨き、実力アップを図ってほしいわ。ただし、無理はしないでね!


【植松マスターの格言】現状をポジティブに変換。あなたの必要性を会社に知らしめる大チャンス!
植松晃士さん

お悩み2:中途入社の年上の後輩への指導がうまくいかない! どうすべき?

彼はやる気もあって全然悪い人ではないけど、とにかく要領が悪い。毎日終電&休日返上で働き、頑張ってはいるのですが、私が手伝ってようやく締め切りに間に合っている状態。他部署からのクレームも多発してます。
ペンネーム:はなさん(31歳・会社員)

植松さん

大前提として気をつけなくてはならないのは、指導が厳しいと判断されると、指導した側の評価が下がる時代。だから懸命に指導する必要なし。そしてもうひとつ、その年上後輩の彼は、あなたの親兄弟でもないし、ましてや彼氏やパートナーでもないということ。情をかける必要はまったくないので、ドライに向き合って。仕事ができなくても“知〜らない”ぐらいの気持ちでいいのよ。彼は今、暇なの。だからひとつひとつに時間がかけられるけど、仕事が多くなれば、いつまでもやってられないから段取りも考えられるようになって、次第にサクサク終えられるようになるはず。教えることだけ教えたら、指導係から引くっていうのも手だと思うけど。


常連M

でも、それって会社が決めることでは?


植松さん

上司への相談の仕方が大事よ。一通り教えたことを伝えたうえで、「彼のサポートで自分の仕事が追いつかなくて、土日も仕事をしなくてはいけなくなる」的にちょっと盛ってでもいいから訴えるの。ポイントは、その年上後輩に対する文句にならないようにすること。とにかく一番のポイントは、スタンスのとり方。あくまでも指導係は仕事を教えるのが役割で、いつまでも手伝ってあげるのは違う。手伝っているうちは、彼の要領の悪さが伝わらないから、会社がそれを気づくように仕向けなくちゃ。だって、巻き添えじゃん!


常連M

彼は、どうにもならなそうな気もするしなぁ……。


植松さん

だからこそ、次なる作戦を。彼の実状を把握しているわけでしょ? 締め切りのタイミングで有給を取りまくって、手伝えない環境をつくるのよ。そうすると、他の人がサポートする状況になり、次第に社内に彼の実力が知れ渡っていくでしょ? その先、彼に対してどうするかは会社が判断することよ!


常連M

でも、電話とかしてきそう。


植松さん

ついでにデジタルデトックスをして連絡を絶って! とにかく会社は養成所ではないし、彼の実力を知らせる必要あり。応援してるわ!


【植松マスターの格言】大切なのはドライな気持ち。有給作戦で彼の実態を社内に知らしめて!
悲劇ととるかチャンスと考えるかで変わるわよ

撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢﨑裕美

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