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【ダイエットの新常識】緑茶の飲み方で脂肪燃焼!高カカオチョコも。医師が解説

  • 2025.12.12

【ダイエットの新常識】緑茶の飲み方で脂肪燃焼!高カカオチョコも。医師が解説

お茶の中でも緑茶はカテキンという体に良い優れた成分を含んでいる、という話は耳にしたことがありますよね。では、緑茶の飲み方によって、さらに効果が高まるというのは? 栗原クリニック院長の栗原毅先生に教えていただきましょう。後半は、高カカオチョコレートが脂肪を減らすという話です。

食前、食中に緑茶を飲むと脂肪が減る

「緑茶の渋み成分はカテキン(茶カテキン)と呼ばれるポリフェノールの一種。カテキンには脂肪を減らす働きがあるので、食事とともにとることをおすすめします」と、栗原先生。

カテキンの脂肪を減らす効果を明らかにした研究があります。
「この研究によると、内臓脂肪はもちろん、落ちにくい皮下脂肪も減ることがわかりました」というのは、やせたい人にとってはうれしい話ですね。

「さらにカテキンをとりながら運動すると、脂肪燃焼効果がさらに高まることも明らかにされました」

研究で行われた運動とは、「週3回、時速5kmの速さで30分間、屋内ウオーキングを行う器具で歩行してもらった」というもの。マチュア世代なら、このくらいの運動であればそれほど無理をしなくてもできるのではないでしょうか。

そして、カテキンの飲み方もポイントだそうです。

「カテキンは食物繊維と同じように、食前に飲むことで食後血糖値の上昇を抑える効果があります。ですから、食前に1杯飲むのはもちろん、最後の主食(糖質)をとる前にも1杯飲むとよいでしょう」

さらに、緑茶のいれ方もテクニックがあります。

「カテキンは高温で抽出されやすいので、熱いお湯で入れてください。苦味が強くなりますが、そのぶん、カテキンの脂肪燃焼効果も高くなります」

これからは、食前、食中に緑茶を飲んで、ダイエットに役立てたいですね。

また、「市販のペットボトル入りのお茶でもかまいません」というのも手軽でうれしいところ。最近は、高濃度カテキンをうたったお茶も販売されています。外でお弁当を食べるときなど、こうしたお茶を利用するとよいでしょう。

高カカオチョコレートは脂肪を燃やす

緑茶のカテキンはポリフェノールの一種ですが、次は、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールの話です。

「外食などで野菜があまりとれないときは、先にチョコレートを食べましょう」というのが、栗原先生のおすすめです。

ただし、チョコレートならなんでもいいというわけではありません。

「チョコレートはカカオの含有量が70%以上のものに限ります。高カカオチョコレートとかダークチョコレートと呼ばれる苦味のあるチョコレートです」

「カカオは食物繊維が豊富なので、先に食べておくと食後血糖値の上昇が防げます。また高カカオチョコレートには、カカオポリフェノールという脂肪燃焼効果を高める成分が豊富です。

海外の研究では、高カカオチョコレートを食べると食後血糖値が上がりにくくなることが明らかにされています。ということは、脂肪を減らす効果が期待できるということです」

「私も、内臓脂肪が多い人や脂肪肝の患者さんには高カカオチョコレートを食べることをすすめています」と、栗原先生。

「カカオポリフェノールは体にためておくことができないので、1片(5g)を朝昼夕の食前に、また午前と午後の間食として1片ずつ食べるとよいでしょう。 なお高カカオチョコレートには血圧を下げる効果もあるので、血圧が高めの人にもおすすめです」

最近では、カカオ含有量が何%と明記されたチョコレートが、持ち運びしやすい個包装になって販売されています。数字を確認してチョコレートを選んで、ダイエットに役立てたいですね。


※この記事は『2カ月でぽっこりお腹が改善!内臓脂肪の落とし方』栗原毅著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※この記事は2022年12月30日に配信した記事を再編集しています。

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