1. トップ
  2. グルメ
  3. 【ラトビア美食旅】実食レポあり!ラトビアで訪れたい絶品&お洒落レストラン3選

【ラトビア美食旅】実食レポあり!ラトビアで訪れたい絶品&お洒落レストラン3選

  • 2025.12.11

ラトビア料理の美食を体感できるお洒落なレストランを厳選して3軒ご紹介します。ミシュラン獲得のサステナブルレストランから、アートが融合した大人の隠れ家まで、実際に足を運んで確かめた感動の実食レポートとともにお届けします。

「ラトビア」ってどんな国?

ラトビアはバルト三国の中央にあり、エストニアとリトアニアに挟まれています。ヨーロッパのほとんどの首都へ3時間以内でアクセスできるという、ビジネスや観光に理想的なロケーションを誇ります。豊かな自然と活発な芸術文化も魅力の一つです。さらにラトビアは世界で最も起業しやすい国の一つとして知られ、スタートアップシーンが熱い注目を集めています。

1.【Pavāru māja】 ミシュラングリーンスター獲得!サステナブルな料理を堪能

レストラン「Pavāru māja」は、首都リガから北東へ約70kmに位置する、自然豊かなリーガトネという静かな村にあります。木々や丘に囲まれた場所にあるので、深呼吸するだけで空気がおいしくてびっくり!(笑)

この建物は1901年に産院として建てられたもので、リーガトネの人々にとって長年大切にされてきたそうです。レストランとして改修されながらも、その価値を維持しながら歴史を語り継いでいます。

持続可能な取り組みが評価され、2024年、2025年どちらもミシュランの「グリーンスター」を獲得しています。旬の食材を大切にしながら地元の生産者や供給業者との連携を深める姿勢、そして食品廃棄物の削減に積極的に努めるその取り組みは、現代の飲食業界において必要不可欠な模範的な姿勢だと感じました。

お店の歴史についてお話ししてくれたオーナー兼シェフのエーリクス・ドレイバンツ(Ēriks Dreibants)さんは、笑顔が素敵で、優しさにあふれていました。

店内には、可愛らしいラベルのラトビア産のフルーツワインやシードルが並んでいます。

レストランオリジナル商品も販売されていました。例えばこちらは、さまざまな風味のお塩です。白樺シロップの塩や、燻製風味の塩など、珍しいフレーバーもたくさん。レストランの味を自宅でも楽しめるのは嬉しいですね。お土産やギフトにもぴったりです。

モダンな照明が特徴的な、お洒落な空間で食事を楽しみました。

特に心に残った3品を紹介

オーガニックの大麦とライ麦を使ったチャイブ入りの自家製パン。食欲をそそるチャイブの風味とふわふわの食感がたまりません!

メインディッシュとして提供されたこちらは、有機栽培の鴨肉。燻製したビーツやヘンプで風味付けされており、ジューシーで食べごたえ満点な逸品でした。脂身もさっぱりとした甘みで、余すことなくおいしくいただきました。

キクイモとドングリを使った、土の香ばしさが味わい深いデザートです。サステナビリティへの意識が反映されており、このひと皿でキクイモのすべてのパーツが使用されているそうで、驚きです!

Pavāru māja 📍Pilsoņu iela 2, Līgatne, Līgatnes pilsēta, Cēsu novads, LV-4110

2.【Garage】 アートな空間でワインと創作料理を楽しむ

まるで大人の隠れ家のような雰囲気のこちらのお店は、ワインを心ゆくまで堪能できるのが最大の魅力です。ヨーロッパをはじめとする世界各地の優れたワイナリーから厳選されたワインが揃います。

ロウソクの灯火が隠れ家感と幻想的な雰囲気を演出しています。

乾杯の一杯は、ロゼのスパークリングをいただきました。爽やかな口あたりとフルーティーな香りに癒やされました。

特に心に残った3品を紹介

タパスの一つ「ゴールデンタルト」は、提供されてびっくり仰天!なんとニシンが刺さっているではありませんか!優しい味わいのタルト生地と、香ばしいニシンの風味が絶妙にマッチして、とてもおいしかったです。

メインディッシュの「チョウザメのフィレ」です。ポテトコンフィとローストしたパクチョイ(チンゲン菜)も添えられています。チョウザメをいただいたのは初めてでしたが、燻製サワークリーム・ディルオイルソースと絡めていただくと、チョウザメのまろやかな旨味が口いっぱいに広がり、弾力のある食感もクセになりました。

カボチャのクリーム、塩キャラメル、ローストしたヘーゼルナッツを混ぜていただくデザートです。サジーのジェルの甘酸っぱさがアクセントになり、最後まで飽きることなくおいしくいただきました。

Garage 📍Elizabetes iela 83/85, Centra rajons, Rīga, LV-1050

3.【3 pavāru restorāns】 味覚の冒険!? エンターテイメントなミシュラン掲載店

リガ旧市街の、兵舎だった建物にある「3 pavāru restorāns」は、卓越した食材を使った芸術のような料理が評価され、ミシュランにも掲載されている人気と実力を兼ね備えた名店です。

スタイリッシュでありながらも温かみのある空間で、肩肘張らずに楽しめる雰囲気。

席に着き、ドリンクが提供されると、驚きのパフォーマンスが始まりました。テーブルの上に敷かれていた紙に、なんとシェフたちが思い思いにソースで描き始めたのです。

完成した作品がこちらです。色とりどりで芸術的。そしてすごく味がある……いや、いろんな意味で味があるんです!(笑)

実はこのアート、パンに付けて楽しむソースだったのです!緑がバジル、黒がバルサミコ酢、赤がベリー、黄色がサジーのソースです。この芸術を壊してしまうのがもったいないと感じつつも、自家製パンにつけていただきました。混ぜるソースの組み合わせによってさまざまな化学反応を引き起こし、新しい発見の連続でした。

味覚だけでなく視覚からも楽しませる、シェフの遊び心と創造性が光る素晴らしい演出でした!

特に心に残った3品を紹介

ビーツの甘さとヤギのチーズの塩気、サジーの酸味がアクセントになった、キャラメル風味のビーツの前菜です。ワインが止まらなくなります!

鴨肉を主役にしたメインディッシュです。ルタバガ(スウェーデン原産のカブに似た根菜)の付け合わせも香ばしくてとても美味しかったです。甘酸っぱいさっぱりとしたクランベリーのソースとジューシーな鴨肉の相性が抜群でした。

パースニップ(西洋人参)を使ったユニークなケーキです。サジーの酸味とハチミツの甘さがほどよく調和していて、その中にごろごろと入った洋ナシの食感と甘さもたまりません。さらに、ドライアイスから立ち上る白い煙の楽しい演出が加わり、目でも舌でも楽しめる特別な一皿でした。

3 pavāru restorāns   📍Jacob’s Barracks, Torņa iela 4, Centra rajons, Rīga, LV-1050

取材・文=InRed編集部

※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

元記事で読む
の記事をもっとみる