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【都島】心にあかりが灯る自然派食堂「燈舎(ともしや)」。からだにやさしい食材でつくる“夜ごはん”が人気

  • 2025.12.10

<大阪発>リビングWeb地域特派員のいぶきです。今回は、都島区高倉町で“心にそっとあかりが灯る”ような食堂「燈舎(ともしや)」さんをご紹介します。

出典:リビング大阪Web

店主でホール担当の裕(ゆたか)さんと、料理担当の奥様・かおりさんのご夫婦が営まれているお店は、2016年2月にオープン。 来年2月には10周年を迎え、記念イベントも計画されているそうです。 お店に流れる静かな「温度」と10年間積み重ねた丁寧な営みをお届けします。

“音のBGM”が心地よい。年齢・立場を問わず過ごせる“お酒も飲める食堂”

燈舎の扉を開くと、最初に目に入るのは天井から下がる丸い大きめの電灯。

出典:リビング大阪Web

裕さんがこのあかりを見たとき「満月のようだ」と感じたことが、店名の由来になっています。 “満月のように、誰かの心にそっとあかりを灯せたら”…そんな思いが「燈舎(ともしや)」という名前に込められています。 また、“家”ではなく“舎”にしたのは「人が自然と集まる場所でありたい」という願いからだそうです。

店内は落ち着いた照明で、あえて音楽を流していないそうです。 耳に届くのは、柱時計の時を刻む音、料理が仕上がる音、お客様の会話。

出典:リビング大阪Web

この“音のBGM”がなんとも心地よく、まるでお家の延長にいるような、ほっとくつろげる空間です。

17時からオープンし、夜の食事やお酒を楽しむ方でゆったりと賑わいます。 入口入ってすぐにカウンター席が続き、奥には座敷もあります。

出典:リビング大阪Web

子連れの方、女性おひとり、年配の方まで、誰もが肩の力を抜いて過ごせる“お酒も飲める食堂”のような雰囲気が魅力です。

出典:リビング大阪Web

丁寧さが詰まった料理。旬の素材・無添加の調味料・こだわりの食材

料理を担当するのは奥様のかおりさん。

出典:リビング大阪Web

燈舎の料理は、仕込みにしっかり時間をかけつつ、作り置きはほとんどなし。 カウンターに並ぶ日替わりのおばんざい以外は、すべて “注文が入ってから” 丁寧に調理するスタイルです。 作り置きを温め直すのではなく、その場で作るからこそ、素材のよさが生きた風味や香りが楽しめます。

出典:リビング大阪Web

使われる食材も、体にやさしいものを厳選。 ・化学調味料無添加の調味料 ・農薬不使用または減農薬で育てる農家さんからの季節野菜 ・岐阜県の自然環境で飼育された豚 ・徳島県神山町の鶏 ・茨城県の常陸牛 ・市場で仕入れる新鮮な魚 どれも「安心して食べてほしい」という想いから選んだものばかりです。

そして今の季節は、だしがしみこんだおでんが特に人気。

出典:リビング大阪Web

さらに驚くのは、最初に出てくる“つきだし”がサービスであること。 今日のつきだしは「ししとうとじゃこの炒め物」ですが、季節の野菜をふんだんに使ったスープもあるそうです。

出典:リビング大阪Web

この日のオススメ料理もいただきました。

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出典:リビング大阪Web

豚ロースステーキたっぷりの野菜を添えて(900円)[/caption]

ひと口食べて思わず「甘い…!」と感じる豚ロース。 こだわりの豚だからこそ出せる“おいしさ”があります。 添えられた山盛りの野菜がまたよく合い、豚の旨みをさっぱり受け止めてくれるので、最後まで飽きずにぺろり。

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出典:リビング大阪Web

野菜たっぷりで魚が見えない白身魚のマリネ(600円)[/caption]

野菜の下からそっと顔をのぞかせる白身魚は、ふっくらと柔らかく、ほどよい酸味のマリネ液がじんわり染みています。 シャキシャキ野菜と、しっとりした白身魚のコントラストが絶妙で、食べ進めるほどに口の中が軽やかになる“からだが喜ぶ味”。

スイーツもすべて手づくりで、季節ごとに内容が変わるためファンが多いのも納得。 今日のスイーツはリンゴのタルトでした。

出典:リビング大阪Web

キレイな見た目とやさしい味わいはひと息つきたいときにぴったりです。

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出典:リビング大阪Web

紅玉リンゴのタルトホイップクリーム添え(500円)[/caption]

お酒は店主・裕さんが選ぶこだわりのラインナップ。人気の“マキコレワイン”も楽しめる

お酒のラインナップはホール担当の裕さんが、料理との相性や“体へのやさしさ”を大切にセレクト。 その中でも、燈舎で人気なのが 「マキコレワイン」。 ワインインポーターの金井麻紀子さんが厳選する自然派ワインで、農薬や化学肥料をできるだけ使わず、自然農法で育てたブドウを、必要最低限の酸化防止剤以外の添加物を一切加えず丁寧に醸造したものです。 果実味が豊かで後味が軽く、体への負担が少ない“健康的なワイン”として知られています。 燈舎のやさしい味わいの料理と合わせると、より一層その魅力が引き立ちます。

出典:リビング大阪Web

私は普段ワインをあまり飲まないのですが、こちらは「まるでブドウそのもの」のような自然なおいしさを感じられました。

テイクアウトも大人気。お家で“燈舎の味”を楽しめる

店内での食事のほか、お弁当・おかず・スイーツのお持ち帰りも可能です。 忙しい日でも「燈舎の味を家で食べられる」ことが、働く方を中心に支持されています。 テイクアウトは電話で予約した方が確実です。 お仕事帰りにふらっと立ち寄ったり、家族へのおみやげにしたりと、地域の方の日常に溶け込んでいます。 この日のおにぎりは、塩、こんぶ、かつお、大根の葉の4種類ありました。 私はお店で食べるだけでなく、家族用にもおにぎりをテイクアウトしました。

出典:リビング大阪Web

2階は広いイベントスペースに。“集まる場”として地域に開かれたお店

燈舎の2階にもスペースがあり、イベントや貸し切り利用が可能です。

出典:リビング大阪Web

音楽イベントはもちろん、展示イベントや小規模なパーティーなど、地域の人が集う場として活用されています。 また、燈舎のイメージソングがInstagramのプロフィールURLから聴けるなど、店主の裕さんがミュージシャンとして大切にしてきた“音”の世界も、この店にやさしく息づいています。

出典:リビング大阪Web

日常に“あかり”を灯す場所。10周年を迎える、地域に愛される食堂

「ゆっくり過ごしてほしい」 そう語る裕さんの言葉通り、燈舎はどんな日にも寄り添ってくれる場所です。 仕事帰りにほっとしたい夜。 家族でゆっくり食べたい日。 一人で静かに味わいたい時間。 どんな時でも、心が落ち着くあかりがここにはあります。

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出典:リビング大阪Web

入口で出迎えてくれる燈舎イメージキャラクター「つちびと」[/caption]

店内で過ごす時間は、まるで心にそっとあかりが灯るような、あたたかいひととき。 季節の食材と手づくりの味を大切にする「燈舎」には、今日もゆったりとした夜が流れています。

12月14日(日)にはイベント限定メニューが登場し、来年の10周年に向けた特別企画も決定とのこと。 最新のお知らせ、営業日・営業時間の変更は公式Instagramで発信されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。 やさしいごはんと心地よい空間が恋しくなったら、ぜひ足を運んでみてください。

燈舎(ともしや) 住所:大阪市都島区高倉町1-1-17 (大阪メトロ谷町線都島駅5番出口から徒歩約7分、大阪シティバス高倉町一丁目バス停から徒歩約1分) 電話番号:06-6926-2323 営業時間:17:00〜23:00(L.O.22:30) 定休日:不定休(営業日はInstagramで告知) テイクアウト可(お弁当・おかず・スイーツ) https://www.instagram.com/tomoshiya_miyakojima/

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