1. トップ
  2. “ショッキングな描写”から始まった第1話「期待しかない」「いつもと違う感じも良い」新鮮な構造の“ミステリードラマ”に反響続出

“ショッキングな描写”から始まった第1話「期待しかない」「いつもと違う感じも良い」新鮮な構造の“ミステリードラマ”に反響続出

  • 2026.1.23
undefined
(C)「元科捜研の主婦」製作委員会

松本まりかが主演を務めるドラマ9『元科捜研の主婦』(テレビ東京系・金曜よる9時~)の第1話が1月16日に放送された。

主人公はかつて“科捜研のエース”と呼ばれた吉岡詩織(松本まりか)。出産を機に主婦業に専念するようになったが、捜査一課の刑事となった夫・道彦(横山裕)から事件の相談をされたことで、真相解明に乗り出す。科学的推理を中心とした本格ミステリーでありながら、現代の夫婦や家族の在り方を描くホームドラマでもある。

第1話では家事アドバイザーの主婦が殺害される事件が発生。道彦が刑事となって初めて行う殺人事件の捜査、そして詩織が事件に関わっていく様子が描かれた。

※以下本文には放送内容が含まれます。

「元科捜研の主婦」という新しい切り口

被害者となったのは家事アドバイザーとして活躍する神田菜々美(星野真里)。第一発見者は夫の神田一成(袴田吉彦)だ。

ペットカメラに犯人の姿が映っていたことから、事件はトントン拍子に解決へと向かっていく。神田は犯人について菜々美の担当編集者・笹崎佑貴(大村わたる)ではないかと推測。笹崎は菜々美に好意を寄せていたというのだ。神田には完璧なアリバイもあったことから早々に疑いの目から逃れ、笹崎が容疑者として捜査は進むが、そんな中で笹崎が山中で遺体となって発見される。菜々美の手の中には笹崎の毛髪が残されていたこともあり、事件は被疑者死亡で捜査本部は解散となったが、道彦は違和感がぬぐい切れない。

道彦から相談をされた詩織は捜査資料からヒントを得て、再び科捜研へ。元同僚の北村さくら(島袋寛子)や科捜研所長の小沢晋作(遠藤憲一)の協力を得て真相の手がかりをつかむ。

夫婦がバディのように事件を解決

これまでドロドロとした愛憎劇への出演が印象的な松本まりかがミステリーというだけでも興味を引くが、今回はどことなくキュートさも感じさせる役どころだ。SNSでも「松本まりかがとってもステキ!」「期待しかないです」「いつもと違う感じも良い」「明るくて前向きなキャラがいい」という声が多数見られた。事件解決シーンでは、科学的推理ということもあって難しい用語が飛び交うのかと思いきやとても分かりやすい言葉で事件を紐解いていく。5歳の息子がいるという設定だからだろうか、子どもにも分かりやすいように話しているようにも見える。

そして新鮮なのが横山裕演じる夫・道彦との関係である。詩織が事件に関わっていくきっかけとなるのが、道彦が事件に対する違和感だ。頼りない夫をサポートする、というよりは、夫婦二人三脚で事件を解決しているという印象が強い。家族としての関係もそうだ。普段は主婦として家のことを切り盛りする詩織だが、自身が科捜研で捜査をするときは子どものことも家のことも道彦に任せているし、道彦も苦戦することなくそれをこなしていく。普段から家事、育児に携わっている証拠だろう。事件においても、家族においても互いがベストパートナーだということを描いているように見える。詩織と道彦が、事件を通じて今後どのような息が合った様子を見せてくれるのだろうか。

兄の死がどのように物語に関わるのか

undefined
(C)「元科捜研の主婦」製作委員会

1話は道彦の兄・修一(戸次重幸)が爆破事件で亡くなるというショッキングな描写からスタートした。しかし、それ以降は修一の死について触れられることはなかった。ドラマ自体は1話完結となっているが、物語が進むに従って修一の死の真相に迫る描写がありそうだ。

また、1話のラストでは科捜研の副所長・加藤浩紀(小手伸也)が何者かと意味深に電話でやりとりしているシーンがあった。彼は詩織の存在を警戒しているようだ。退職した詩織が科捜研に出入りするのを、ルール面でよしとはしていないだけではなく、何か企みを感じさせる。毎回起こる事件とは別軸で加藤の動きには注目だ。


テレビ東京系 ドラマ9『元科捜研の主婦』毎週金曜よる9時~

ライター:ふくだりょうこ(Fukuda Ryoko)
うさぎと暮らすライター。シナリオやインタビュー、コラム、エッセイなどを中心に執筆。小説とお酒と音楽とドラマがあればだいたいご機嫌。