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「ちょっとこっちこい!」2歳児が園で怒鳴った…。保護者「反省しました」保育士が凍りついた、“暴言の真相”

  • 2025.12.14
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

子どもは驚くほど大人の言葉や行動をよく見ています。

「まさかそんなことまで…?」と思わず笑ってしまうような“家庭の秘密”を、園でポロッと教えてくれることがよくあります。

こんにちは。保育士歴13年のめじです。

今日は、子どもの“無邪気すぎる一言”によって明らかになった、家庭の思わぬ一面をご紹介します。

どれも微笑ましく、子どもの純粋さが詰まったお話ばかりです。

鼻歌が暴いた!?保護者の意外すぎる趣味

2歳児クラスを担任していた時のこと。男の子が、保育室でご機嫌に鼻歌を歌っていました。

ところがそのメロディが、どう聞いても、あの有名ロックバンドの曲…

2歳児が歌うには意外な曲にクスッと笑いつつも、「家で流れてるのかな?」と思い降園時に保護者へ尋ねると、

一瞬驚いた顔をしてから照れ笑いしながら教えてくれました。

「歌ってたんですね!実は〇〇(有名ロックバンド)が昔から大好きで。

車でよく流していたんですが、まさか覚えているとは思いませんでした!」

普段は落ち着いた雰囲気の保護者だったので、意外なギャップにほっこり。

家庭で流れる音楽を、子どもは思った以上に吸収しているのだと感じた出来事でした。

秘密の海外旅行が、3秒でバレる

あるご家庭が、連休に家族で海外旅行へ行くことになっていました。

「噂になるのも嫌だし…」と周囲には特にはなしていなかったそうです。

しかし子どもに旅行の計画を伝えた翌日、秘密は一気に大公開!

登園してきたお子さんが、とびきりの笑顔でひと言。

「今度のお休み飛行機に乗って〇〇に行くんだよ!」

「そうなの!?良いねー!」と言いつつ後ろの保護者を見ると、目を丸くして驚いた表情。

その場にいた保育士全員が「あ、内緒だったんだ」と理解。

保護者も困ったような表情を浮かべながら

「全部バレちゃいましたね…」と苦笑いしていました。

楽しいことは秘密になんて出来ない!子どもの嬉しそうな表情が微笑ましかったです。

耳を疑った!2歳児からの「ちょっとこっちこい!」

2歳児になると語彙もどんどんと増え、おしゃべりが楽しくなってくる時期でもあります。

そんな可愛い2歳児クラスの担任をしていたある日、子どもたちの間から信じられない言葉が。

「〇〇くん!ちょっとこっちこい!」

驚いて子どもの方を見ると、何の悪気もなく無邪気に話す子どもの姿が。

「そんな言い方したらいけないよ。お友だちも悲しい気持ちになるよ」

と話をすると更に驚きの一言が、

「でもいっつもパパが言ってるから…」

驚きつつも、お家で聞いた言葉を真似していたのか、と納得。

お迎えの際に保護者に話をすると、

「大人の言葉、よく聞いているんですね。言葉遣い気をつけなくちゃ、と反省しました。」

と申し訳なさそうに話していました。

子どもの吸収力って本当にすごいですよね。

子どもは見ていないようでよく見ている。

そのことを改めて再確認した出来事でした。

子どもの“暴露”は、家庭の温かさの証でもある

こうした“暴露”エピソードは、保護者にとっては少し恥ずかしいものかもしれません。

でもどれも、子どもが家庭での時間を安心して楽しんでいる証。

子どもの姿を通して家庭の温かさが見える瞬間は、保育士にとって何より嬉しいものです。

そして同時に、「子どもは家庭と園をつなぐ存在なんだな」と気づかされます。

小さな言葉の中に、その家庭らしさや温度がぎゅっと詰まっているからです。

これからも、子どものひと言から生まれる小さなドラマを大切に受け止めながら、保護者と一緒に成長を見守っていきたいと思います。

そんな日々の積み重ねこそが、保育の魅力であり喜びでもあります。



ライター:めじ

幼稚園、保育園と保育経験を重ね、今年で13年目に突入しました。保育の仕事の中で感じた思いや子どもたちとのやりとり、育児と仕事の両立の事など経験をもとに言葉にしています。


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