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「実はバレてます」タダ飯目当ての“偽新郎新婦”。元プランナーが見抜く「ブライダルフェア荒らし」

  • 2025.12.16
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

みなさん、こんにちは。yukimaruです。
結婚式を挙げるために、まず様々な会場を下見する時に参加するのが『ブライダルフェア』。
試食、ドレス試着など様々ななフェアが用意されています。

しかし!その場には、結婚式を考えていない男女、ましてやカップルでもない男女が冷やかしで訪れることもあり…
そんな『ブライダルフェア荒らし』、実は式場スタッフにはバレているのです!

『ブライダルフェア荒らし』とはどんな人たち?荒らしに見られないか心配…それは大丈夫!

いわゆる『ブライダルフェア荒らし』と言われるのは、結婚式を挙げる気がないカップルが、特典のみを目的として冷やかしでブライダルフェアに参加することを言います。

と、言われると心配になるカップルもいますよね。

例えば、「将来は結婚する気があるけど、いますぐというわけではない」という人がフェアに参加してはいけないのか?

いえ、それは冷やかしの部類ではありません。

まだ結婚式を考えていない、付き合い立てのカップルが、男性を結婚する気にさせたい!結婚の雰囲気を味わってみたいということで、フェアに参加し、実際に結婚式を年内に挙げることになったカップルはたくさん見てきました!

ただし、式場によっては、結婚予定のない人たちはお断りするとこともあります。

多くの式場で共通する『特典のみを目的としたご参加』と認定されるカップルは以下のような人たちです。

  • 他式場で勤務しているスタッフがカップルに扮装して、偵察を行う
  • 豪華な食事を食べたいだけのカップル、または偽カップル
  • 多くの式場のフェアだけにずっと参加し続ける
  • ドレスを着用してみたいだけの人
  • フェア特典狙い

フェアには、それなりの費用や時間がかかっています。

式場としては、結婚式を挙げたい新郎新婦のために、その時間や費用を使いたいのです。

結婚する気がないことは見抜かれるのか?!バレるとどうなるのか?!

私も、実際、フェアを企画したくさんのカップルを案内してきました。

一期一会の出会いで、そこで出会ったお客様は、自分の式場で私がお手伝いして、幸せな結婚式を挙げてほしい!と心から思います。

だからこそ、特典のみを目的としたご参加がいると悲しい気持ちになってしまうのです。

一番悲しいのは、同業の偵察ですね。

同じ仕事をしているのに、そういうやり方で偵察するのは、非常に悔しく残念です。

ただ、正直、そのような参加者の方は早かれ遅かれバレます!

フェアの最初、最高の結婚式をお手伝いするために、お2人のことをヒアリングさせてもらうのですが、その時点で、カップルでない場合は、ほぼほぼ見抜けます。

態度や、2人のふるまい、返答の不自然さなどで、見抜けるため、その時点で『本気ではない』だと確信すると、はっきり目の前の偽カップルにお伝えして、そこからのフェアに参加できない旨を伝えることも。

他にも、ドレスだけを試着したいということで、何度もフェアに参加されるけれど、一向に新郎様を連れてこない、カップルには見えるけど、何度も試食フェアに参加しようとする人も、スタッフは見抜いています!

何度も懲りずに参加し続ける場合は、近隣の式場に伝えて、情報を共有し合うことさえありますよ!

そのような方へは一度の注意で、二度と来館されることはありません。

しかし、あまりに悪質な営業妨害になった案件で、訴訟問題に発展したこともあるのです。

それでも新郎新婦様の幸せな一日のためにスタッフは尽力します!

私が、上司という立場だったころは...

一生懸命目の前の新郎新婦になるであろうカップルが幸せになってほしいという思いをこめて、フェアの試食を作っている調理スタッフ、幸せな気持ちにして差し上げたいと思い、お似合いのドレスを考えるスタッフ、結婚式の良さを一生懸命に伝えるスタッフの想いが踏みにじられたようで、正直悔しいという思いになります。

でも、そこに振り回されて、本来の新郎新婦様を疑うことは、本末転倒なので、まずはフェアに来館してくれるお客様を疑わず、どんなお客様もお客様だと思ってお手伝いしていこうと伝えていました。

ブライダルフェアは、お二人にとって最高の結婚式を見つけるための素晴らしい第一歩です。式場スタッフは、真剣に検討されている皆様を心から歓迎しています。アンケートに正直な気持ちを記入し、スタッフとの対話を大切にすることで、きっと実りある時間を過ごせるはずです。

この記事が、皆様のフェア参加への不安を解消し、素敵な一日を過ごすための一助となれば幸いです。


ライター:yukimaru

大学卒業後、フリーターを経てウェディング上場大手の会社に入社。ウエディングプランナーを10年経験し、その後、支配人を5年、エリアマネージャーとして全国の店舗の管理する活動。現在は、Webライターとして活動。ウエディングプランナーから培った「人を想う気持ち」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。


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