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バスで通路をふさぐ観光客…注意すると?→その後、運転手が放った“発言”に「大勢の命を預かってる人間か」<バスエピソード2選>

  • 2025.12.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

家族との関係は本来、安心や温かさを与えてくれるもの。しかし、境界線を越えた言動や、相手への思いやりに欠けた行動が積み重なると、家は一転して“ストレスの源”となることもあります。

今回は家族間のズレや暴言によって心が大きく揺さぶられた2つのエピソードをご紹介します。

1.英語で勇気を出して注意…運転手からのまさかの言葉に困惑

最初に紹介するのは、Aさん(仮名、50代男性)が通勤中のバスで体験した出来事です。

私は田舎に住む会社員で、通勤は専らバスです。ある日乗ったバスはインバウンドの客で賑わっており、やっと座ることができた程でした。

20分くらい揺られるうちに、運転席のすぐ後ろの席で通路を挟んで座っている客のスーツケースがはみ出していて、降車する客の邪魔になっていることに気づきました。

私もそろそろ降りる準備に掛かりましたが、他の乗客も迷惑だろうと思って、スマホで「すみません、お荷物が邪魔になって通れませんよ」という意味の英語を調べて、声に出して訴える練習を何度かしました。

降車ボタンを押した私はバスが停まるのを待ち、いざ彼女らのもとへ歩き進み「Excuse me?」まで言ったところで、彼女らは私が言わんとすることに気づいてスーツケースを足元に引き寄せて微笑みかけてきました。私も「Thank you. Have a nice day.」と言い残して運賃支払いへ向かいました。

そこで運転士に言われたひと言にあぜんとしました。

「あのー、どうもありがとうございました」

「え!? 車内の様子見えてて危険だって知ってて何も言わずにいたんですか!?」

「ええ... 外国の方はトラブルになりやすいから言えませんでした」

降りた後、「それでも大勢の命を預かってる人間か!」と、どこへともなく叫んでいました。

2.妊娠後期の体調不良も「ルールだから」で一蹴される

次に紹介するのは、Bさん(仮名、50代女性)が路線バスで経験した、忘れられない出来事です。

22年前、2人目の子を妊娠中、路線バス内でのエピソードです。

仕事が終わった後、上の子を連れて、最寄り駅近くに用事があったので、夕方、路線バスに乗りました。妊娠後期になり、自転車に乗るのが困難になってきた頃で、バスを利用したのです。

前方から乗り込むと、既にぎゅうぎゅう詰めで、奥へ行くのは怖かったので、上の子と運転手の横に立ちました。

普段なら5分程の道なのですが、その日はなかなか進みませんでした。次のバス停でも人は乗り込んできて、少し奥へ進みました。

10分過ぎ、20分過ぎ…だんだんお腹が張り出し、気分が悪くなり、目眩がして、冷や汗が出てきました。立っていられなくなり、ステップに座り込みました。

30分は経っていたと思います。どうしても辛くて、バスは動かないので運転手に、

「妊娠中なのですが、具合が悪くなったので、ここで降ろしてもらえませんか?」

とお願いすると「ここはバス停じゃないからダメ!」と、バス内に響き渡る声で、厳しく言われました。

誰か席を譲ってもらえないかと座席へ目を向けてみたのですが、皆、聞こえぬふり、知らぬふり。優先席は手の届く所にありました。

上の子の手を握りしめ、赤ちゃんが心配でお腹をさすりながら、必死に堪えて、次のバス停で降りました。私は、アスファルトの歩道に座り込み、しばらく動けませんでした。

乗客を守るためのバスの運航ルールがあることや、渋滞で苛立つのは分かります。仕事や勉強で疲れているのも分かります。

これが直接の原因ではないと思いますが、その後、切迫早産、絶対安静になってしまい、3週間早く出産しました。赤ん坊も私も元気でした。

公共交通で浮き彫りになる“思いやり不足”という現実

公共交通の場では、運転士も乗客も同じ空間を共有し、互いの安全と快適さを支え合う必要があります。

しかし、少しの勇気や配慮があれば避けられたはずのトラブルが、思いがけず深い不信感や怒りを残すことがあります。

日々の忙しさやストレスの中で、つい人への視線が弱くなる瞬間は誰にでもあります。それでも、目の前の一人を思いやる心の余裕を忘れたとき、弱い立場の人ほど苦しむことになります。今回の2つの体験談は、公共の場で求められる最低限のやさしさとは何かを改めて考えさせられます。


●本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。
アンケート実施日:2025年9月23日・2025年9月23日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:50代男性・会社員 50代女性・会社員

※本記事は自社で募集したエピソードの回答結果をもとにAIが本文を作成しておりますが、社内確認の後公開を行っています