朝ドラの冒頭で“久々の演出”に注目集まる「重要な回」「レアだよね」視聴者をざわつかせた“転機のサイン”

髙石あかりがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第12週「カイダン、ネガイマス。」第58話が、12月17日に放送された。

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トキとヘブンが怪談を通じて距離が縮まる

トキ（髙石あかり）はヘブン（トミー・バストウ）に『鳥取の布団』を語り始める。貧しく幼い兄弟の霊が布団に取り憑く悲しい怪談だ。語り終えたトキはフッと火を吹き消した。ヘブンは半分も分からないが、面白いという。「モウイッペン、ネガイマス！」と求められるまま、トキは何度も『鳥取の布団』を語り、ヘブンの瞳は潤んでいた。トキとヘブンの間に、2人だけに通じ合う感情が芽生え始めていた。

提灯を手にスキップで帰路に就くトキ。翌朝、起床するや否や上機嫌で掛け布団を抱きしめるトキを怪しく思った司之介（岡部たかし）たち家族に、トキは昨夜のヘブンとのことを明かす。高揚した気持ちのままトキがヘブンの家に向かうと、ヘブンもトキを待ち構えていた。見つめ合う2人。どこかぎこちないのが初々しく、微笑ましい。

髙石あかりの語りに絶賛の声

“朝ドラ受け”で知られる『あさイチ』では、怪談を通じてグッと距離が縮まったトキとヘブンについてキャスター陣がコメント。博多華丸が「鳥取の布団」から「福岡のうどん」とボケに走ると、博多大吉から振られた鈴木奈穂子アナウンサーが「横浜のシーツ」とコメントし、ハライチのノリボケ漫才状態となっていた。

SNSでは「鳥取の布団」「アバンなし」「おトキちゃん」「福岡のうどん」といった関連ワードが多数トレンド入り。第1話の冒頭以来、トキとして初めて怪談を披露した髙石あかりの演技に絶賛の声が寄せられており、「引き込まれた」「落ち着く声」「怖さよりも悲しみが伝わる」といった投稿がされている。語りの演技について、髙石本人も「ヘブンさんに宛てた語り」だと明かした。

２回目以降の鳥取の布団は、ヘブンさんに伝わるように、ゆっくり、はっきり、抑揚をつけたり、ジェスチャーで見せたりして、、何度も何度も。ヘブンさんに宛てた語りです 引用元：髙石あかり @takaishi__akari（2025.12.17 X投稿より）

また、久しぶりにアバンがなく、冒頭からOPに入る構成となったことで、視聴者の間では「久しぶりのOP始まりだ」「アバンなしは大正解」「満を持した演出」「重要な回ということか」「レアだよね」という、通常回とは違う“特別感”や、この先の展開への期待の声があがった。

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連続テレビ小説『ばけばけ』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHK ONE（新NHKプラス）同時見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信