朝ドラで“気付いた人に”刺さったワンシーン「鳥肌が立った」「すごい構成」知るほど沁みる“演出の妙”に称賛の声

髙石あかりがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第12週「カイダン、ネガイマス。」第57話が、12月16日に放送された。

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トキは怪談『鳥取の布団』をヘブンに語り始める

住職（伊武雅刀）が大雄寺に伝わる怪談『水あめを買う女』をヘブン（トミー・バストウ）とトキ（髙石あかり）、正木（日高由起刀）に語る。住職の怪談に感銘を受けたヘブンはすすり泣き、怪談に魅了されていた。

帰宅後、怪談に強い興味を示すヘブンに、トキは意を決して、「私、怪談、知っちょります！」と伝えると、ヘブンは前のめりになった。トキが『本邦諸国奇談集』を手に取ると、ヘブンは本を音読するのではなく、トキの考えや言葉で怪談を語ってほしいと頼む。

トキは障子を閉め、すだれを下ろし、ろうそくを立てた燭台を運んできて、火を点ける。ろうそくの炎を前に向き合った2人。「これは、島根の隣、鳥取に伝わるお話でございます」とトキは語り出した。

トキがヘブンとの心の敷居を超えていく演出が美しい

トキがヘブンに語った怪談『鳥取の布団』がSNSでトレンド入り。『鳥取の布団』は、かつて前夫の銀二郎（寛一郎）が話し、そこからトキが生前の傅（堤真一）へと伝えた、トキにとって思い出深い怪談。『水あめを買う女』に続いての、『鳥取の布団』という選択に、SNSでは「銀二郎さんのか…気付いて泣いた」「朝から鳥肌が立った」「すごい構成」「銀二郎さんどうしてるかな」といった視聴者の声が投稿されている。

また、トキが怪談について「話、できます！」と伝えたことで、ヘブンが「コッチ、コッチ！」と招くシーンに多くの反響が寄せられている。これまでヘブンが執筆している時は決して踏み入れることのなかった書斎に、敷居を跨いでいく様子が、影と光のコントラストによってはっきりと描かれていたからだ。「待ち望んでた」「ついに踏み込んだ」「美しかった」といった感想が寄せられている。

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連続テレビ小説『ばけばけ』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHK ONE（新NHKプラス）同時見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信