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2年前の【大河ドラマ】“群を抜いて”豪華…!「とんでもない顔ぶれ」2025年大活躍の“キャストたち”が集結した一作

  • 2025.12.27

横浜流星が主演を務めた、2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』が最終回を迎え、2026年1月4日からは仲野太賀主演の『豊臣兄弟!』の放送がスタートする。現在は、2027年の松坂桃李主演『逆賊の幕臣』まで発表されている大河ドラマ。歴史を描く本シリーズは、毎作品欠かさず楽しみに観ている視聴者も少なくないだろう。

豪華キャストが集うことでも知られる大河だが、2023年の松本潤主演『どうする家康』は群を抜いていたと思う。SNSにも「キャスト豪華すぎ」「毎週2時間観たいくらい」「キャスト1人も無駄になっていない」「とんでもない顔ぶれ」といったコメントが見られた。

そして、『どうする家康』の豪華キャストには、2025年に、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)に登場したり、話題の映画・ドラマで主演や準主演を務めたりなど、今年大活躍した俳優たちが多数いる。どんな顔ぶれだったのか振り返ってみよう。

“2025年の顔”も出演していた『どうする家康』

松本が徳川家康を演じ、古沢良太が脚本を担当した大河ドラマ『どうする家康』。本作で、織田信長の妹・お市と、豊臣秀吉の側室・茶々を1人2役で演じ、強烈な印象を残した北川景子。北川は、ドラマ『あなたを奪ったその日から』と、映画『ナイトフラワー』に主演し、朝ドラ『ばけばけ』にも出演。彼女は“2025年の顔”の1人と呼べるほど、今年の活躍は目を見張るものだったと言えるのではないだろうか。

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北川景子 (C)SANKEI

『ばけばけ』で、北川が演じる雨清水タエの息子・三之丞を演じている板垣李光人は、『どうする家康』では家康の家臣で、“徳川四天王”の1人である井伊直政に扮した。板垣は、2025年はドラマ『秘密〜THE TOP SECRET〜』で中島裕翔とW主演を務めたほか、『しあわせな結婚』でも主要キャラクターの1人を演じた。映画も『ババンババンバンバンパイア』と『ミーツ・ザ・ワールド』に出演し、アニメ映画『ペリリュー ―楽園のゲルニカー』では主人公の声を担当。2026年公開予定の『口に関するアンケート』に主演することも発表されており、やはり“時の人”と言えるだろう。

2025年に3本の映画に主演した山田裕貴も徳川四天王役

“徳川四天王”は井伊直政のほかに、酒井忠次、本多忠勝、榊原康政がいるが、演じたのは順番に大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮で、3人とも2025年に活躍した俳優たちだ。大森は、『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』に相葉雅紀・松下奈緒とトリプル主演、『あなたを奪ったその日から』では準主演を務めた。

杉野は、映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』に重要なキャラクター役で登場したほか、ドラマ『しあわせな結婚』にも出演。さらに、NHK BS8Kにて放送された特集ドラマ『永遠についての証明』に主演した。

山田は、『木の上の軍隊』では堤真一とW主演、『ベートーヴェン捏造』と『爆弾』では単独主演。2025年、3本の映画に主演したことで注目を集め、北川と並んで“2025年の顔”の1人と呼べそうだ。

阿部寛も日曜劇場や映画の主演に

『どうする家康』で織田信長を演じた岡田准一は、話題の配信ドラマ『イクサガミ』に主演。豊臣秀吉を演じたムロツヨシは、『新解釈・幕末伝』に佐藤二朗とW主演。武田信玄を演じた阿部寛は、TBS日曜劇場『キャスター』や、映画『ショウタイムセブン』、『キャンドルスティック』、『俺ではない炎上』などに主演。彼らの2025年の主演作を振り返るだけで、ため息が出るような豪華な顔ぶれの大河だと改めて実感する。

武田信玄の息子・武田四郎勝頼役の眞栄田郷敦は、朝ドラ『あんぱん』で手塚治虫にあたる役柄を好演したほか、映画『ババンババンバンバンパイア』や『港のひかり』でも活躍。

同じく、『あんぱん』に出演して話題を呼んだ松嶋菜々子は、徳川家康の母・於大を演じた。強烈な母親役が面白かったが、有村架純が扮した家康の正室・瀬名も非常に重要なパートを担い、ドラマを盛り上げた。有村は、2025年は『花まんま』、『雪風 YUKIKAZE』、『ブラック・ショーマン』と、3本の映画で活躍。

徳川家康の側室たちがお茶の間を席巻

家康の側室を演じたキャストたちも、2025年の活躍が目覚ましかった。於愛役の広瀬アリスは、ドラマ『なんで私が神説教』に主演し、映画『新解釈・幕末伝』にも出演。お葉役の北香那は、朝ドラ『ばけばけ』に出演。

阿茶役の松本若菜は、ドラマ『Dr.アシュラ』に主演し、映画『室町無頼』や、TBS日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』では主要キャラクターの1人に扮した。

『ザ・ロイヤルファミリー』と言えば、佐藤浩市も出演したが、『どうする家康』では真田昌幸を演じていた。佐藤は、NHK土曜ドラマ『地震のあとで「続・かえるくん、東京を救う」』と、新撮シーンを追加した再編集映画『アフター・ザ・クエイク』で主演の1人を演じたほか、『てっぺんの向こうにあなたがいる』などの映画にも出演。

冒頭に書いた2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、秀吉の弟である豊臣秀長が主人公だが、『どうする家康』では佐藤隆太が秀長を演じた。佐藤は、ドラマ『新東京水上警察』で主演を務め、『まどか26歳、研修医やってます!』やNHKスペシャル終戦80年ドラマ『シミュレーション〜昭和16年夏の敗戦〜』にも出演した。

『べらぼう』の井上祐貴も出演

2025年の大河『べらぼう』の松平定信役で、視聴者の心を鷲づかみにした井上祐貴も、『どうする家康』のキャストの1人だったことを記しておきたい。井上は、松山ケンイチが演じた本多正信の息子・本多正純役。『べらぼう』の定信と同じく、真っ直ぐな生きざまと目力が印象的だった。

そして、もちろん松山ケンイチも、ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』や、映画『新解釈・幕末伝』などに出演し、2025年に活躍した俳優の1人だ。

2023年の大河ドラマ『どうする家康』に出演した豪華キャストたちが、2年後の2025年に、これほど大勢が活躍することになるとは驚きだ。本作は現在、配信でも視聴できるので、ぜひチェックしてみてほしい。


ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP