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『お金が逃げる人』はやっている…家の中についつい“溜め込んでしまうもの”3選

  • 2025.11.28
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「また無駄遣いしたかも」「いつの間にか貯金が減っている…」そんな悩みを抱えている人、大勢いますよね。実は、お金の出入りは財布や貯金だけでなく、家の中の“物の溜め込み”とも大きくつながっていることがあるんです。ついつい溜め込んでしまうものが、知らず知らずのうちにお金の流れを悪くし、結果としてお金が逃げてしまうケースがあると言われています。

今回は、お金が逃げていく人がよくやりがちな、家の中につい溜め込んでしまう“3つのもの”をピックアップ。なかなか片づけられない、不思議な物の存在と、その背景に隠れたお金の話を探っていきます。

第3位:古くなった書類や雑誌・カタログの山

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

書類や雑誌、書類や保険の契約書、過去の請求書やレシートなど「いつか使うかも」と思って保存していませんか?

紙の山は、物理的なスペースをとって片付けづらく、収納スペースを圧迫します。この状態が放置されていると、必要な書類が見つかりにくくなる場合も。結果的に、期限切れのサービスや保険に無駄なコストを払い続けてしまうリスクがあります。

第2位:もらったけど使わない“粗品や景品のストック”

仕事のイベントや近所の催し物、スーパーのキャンペーンなどで、ついつい無料でもらってしまう粗品や景品もよくある“溜め込みもの”。タオルやカレンダー、グラス、飲み物のセットなど、いわゆる“もらったもの”が、気付けばクローゼットや押し入れに溜まりっぱなしというケースは珍しくありません。

こうした物は一見お金を使っていないように見えますが、実際にはお金が逃げる原因になりがちです。まず置き場所を確保しようと収納グッズを買うことがあり、これが出費のもとになることも。

こうした“もらいものストック”による家計の非効率化が、節約の妨げになる可能性があります。

第1位:使わないけど捨てられない“壊れた家電や電子機器”

使わなくなった家電や電子機器を、つい手元に置き続けてしまうことはありませんか?古くなったり故障したりした携帯電話やパソコン、掃除機や給湯器のリモコンなどは、使うことがないのに捨てずに、保管してしまいがちです。

意外かもしれませんが、これらの“不要な家電”はお金の面で損失につながる可能性があります。使っていない家電をそのまま置いておくと、電気は使わなくても保管スペースを無駄に消費して、必要な物を買いにくくなることも。古い家電の放置は、将来的な処分コストや、維持管理の負担につながることもあります。

不要家電の適切な処理が進まない背景には、処分にかかる手間や費用、そして「まだ使えそう」という心理的な“モノへの愛着”が指摘されています。これが結果的に場所の無駄遣いとなり、新しい物を購入する判断や、家計の管理にも影響を及ぼすことがあるのです。

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出典:マネーシップス 石坂貴史

お金の流れを変える第一歩は“溜め込み癖”の見直しから

今回紹介した“使わない家電や電子機器”、“もらったけど使わない粗品”、“古くなった書類や雑誌”は、いずれも生活の中で無意識に溜まりやすいものです。そして、これらを溜め込むことが、家のスペースや管理の効率だけでなく、無駄な支出やお金の使い道を増やす要因にもなると考えられます。

もちろん、物を大切にすること自体は良いことですが、必要以上にため込むことで生じる、マイナスの影響にも目を向けることが重要です。まずはあなたの家に「今、溜め込んでいるものは何か?」をじっくり観察してみませんか?意外な発見が、家計管理を楽にするヒントとなるかもしれません。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。累計1,100件以上のご相談、金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。「金融・経済、不動産、保険、相続、税制、教育」の6つのFP分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。


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