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『毎月カツカツになる人』に共通する…給料日の“やってはいけない行動”とは?

  • 2025.11.27
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

給料日なのに、気づけばお金がほとんど残っていない…。そんな状況に心当たりはありませんか?実は毎月お財布が苦しくなる人には、共通する“やってはいけない行動”があります。今回の記事では、毎月お財布が苦しい人が無意識にやってしまう『給料日のNG行動』を掘り下げていきます。毎月の生活を少しでも楽にするヒントとして、参考にしてみてください。

給料日だからこそ避けたい!陥りがちな3つの失敗行動

給料日を迎えたとき、つい財布の紐がゆるんでしまうのは自然なことです。しかし特に注意したい“やってはいけない行動”が3つあります。

まず多いのが、給料が入った瞬間に高額な買い物や外食をして予算オーバーしてしまうケース。例えば、急に高級レストランに行ったり、前から欲しかったブランド品を購入したり。これらは気持ちの高ぶりで起こりやすく、確実に月の生活費を圧迫します。

次に、給料日にローンの返済を想定以上に行うことも危険な行動です。給料が入ったからと、予定よりも多めにローンを返済しても、計画性がなければ月末には手元のお金が苦しくなります。

最後に、給料日でも貯金を全くしないこと。積立がゼロだと、急な出費が発生したときに生活費が不足しやすく、翌月もカツカツになってしまいます。

これらのNG行動を防ぐためには、そもそも「毎月のお金の流れ」を把握しておくことが重要です。

お金が足りない問題に立ち向かうには?賢い給料日の過ごし方を紹介

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

毎月カツカツになる状態を少しでも改善するために意識したいのは、家計簿アプリなどを活用し、毎月の収支を漏れなく把握することです。

毎月の給料で生活が厳しい人の多くは、「何にいくらお金を使っているのか」を把握できていません。家計管理のスタートは収支の把握から始まります。支払いをキャッシュレス決済にし、家計簿アプリと連携させれば、自動的に家計簿を作成することもできます。

毎月の収支が把握できれば、給料日に予算を立てるようにします。予算の設定ができましたら、日々の支出を記録し、それぞれの支出が予算内で収まるよう生活していきます。ここで大切なことはå、完璧主義になりすぎないことです。たとえば、食費の予算を5万円と設定したのに、5万2千円になってしまう月もあります。すべての項目で予算内に収めようとすると、ストレスがたまり継続が難しくなります。月によって金額が変動する項目もありますので、各項目、予算内での支出を目指しながらも、最終的にはトータルで黒字家計が作れていれば良いという姿勢で問題ありません。

毎月の収支が黒字になれば、お財布がカツカツになる状態から抜け出せます。生活に余裕が出れば、貯金をすることができるようになり、急な出費にも対応できるようになります。毎月カツカツの状態を抜け出すため、まずは収支の把握から始めてみてください。

給料日から賢くスタート!負担を減らす習慣のヒント

毎月の生活が楽になるためには、給料日を感情的に迎えるのではなく、「計画的に使えたらいいな」と気軽に考えることが大切かもしれません。お金の流れを把握することで、無駄な支出を減らしやすくなります。

給料が入った日でも急な贅沢を控え、支出予定の整理と優先順位の見直しを行えれば、翌月の家計が少しずつ楽になるでしょう。必要に応じてファイナンシャルプランナーに相談したり、家計簿アプリを利用したりするのもひとつの手段です。まずは収支を確認し、次の給料日からは余裕を持った計画を立てましょう。


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。